前回に引き続きマルチブートです 今回はWindows7とLubuntu18.04がインストールされているパソコンCF-R6を使ってSolus 4.0をインストールします
SolusはDistroWatchでも上位のベスト10に入っている人気のLinuxのディストリビューションです CF-R6はWindows Vista世代のパソコンで、Core2DuoのCPUを積んでいるパソコンでレッツノートのウリにしているファンレスでもあり、Rシリーズのファンレス最後のパソコンでもあります
この辺の話は話せば長くなりますが、CF-R6の最大の弱点のCPUの熱問題 これは物理的な問題ですがLinuxの軽量という面が解決してくれる場合があります CPUに負担が少ないディストリを選ぶことによりR6を快適に使う Lubuntu18.04はそれを叶えてくれました 今回使うSolusも軽量でデスクトップもMATEを選んだので期待したいと思います
Solus 4.0

Type | Linux |
Based on | Independent |
Package Management | Flatpak, eopkg (pisi fork), Snap |
Architecture | x86_64 |
Desktop | Budgie, GNOME, MATE |
CF-R6AW1BJR

CPU | Intel(R) Core 2 Duo U7500 |
RAM | DDR2 SDRAM 1.5GB |
STORAGE | SATA 500GB |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



SolusをUSBメモリで起動~インストール
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
電源ONで自動的に起動します この画面が現れたら四角で囲ったアイコンをダブルクリック インストーラーが起動します ※インストーラーは英語にて起動しますが比較的に難しくないです

言語を選びます Japneseを選択し[Next]をクリック

位置情報を使って進めるのでチェックしてくださいと有りますが、そこまで難易度の高くないので自分はノーチェックにしました ここは任意です

キーボードレイアウトですがJapaneseを選んで[Next]クリック

Timezoneを入力します 地図上で日本を選ぶと Asia/Tyokoになります [Next]をクリック

インストールするパーティションの選択です 自分はパソコンはWindows7とLubuntu18.04も残して別のパーティションにインストールするので一番下を選択します パーティションを予め切ってある場合は一番下を選択した方が確実かもしれませんね

インストールするパーティションの選択です sda7に入れたいので選択 オプションでファイルシステムext4へフォーマットを選び[Next]をクリック

ブートローダーとホストネームの編集です ブートローダーはsdaなので問題なければ[Next]をクリック hostnameはサーバーとして使う場合のドメイン名です サーバーとして使う予定が無ければ適当な名前でも構わないです

ユーザー情報の入力です 入力後に[+ADD now]をクリック

ユーザー情報が追加された事を表します マルチユーザで使うのなら+でユーザを追加します 終了したら[Next]をクリック

入力した情報に間違いがないか最終確認です 確認できたら[Install]をクリック そして[OK]をクリックするとインストールが始まります

インストールが始まりました 通常で15分前後で終了しますが、インストールするパソコンのスペックで時間は前後します

インストールが終了しました この画面は右上の×をクリックしてパソコンをシャットダウンさせUSBメモリを抜きましょう それから再起動させた方が確実に起動出来るかと思います

起動
再起動しました マルチブートの場合ブート画面が起動します Windows7とLubuntuとインストールしたSolusが表示される筈ですがLubuntuが表示されません これではLubuntuが起動出来ないのでSolusを起動してブートローダーを編集します

Desktop
Solusを起動しましたブートローダーのGRUBを編集するGrub Customizerを使えば初心者でも簡単に編集できます

ソフトウェアセンター
ソフトウェアセンターを起動しました これを使えば簡単にソフトをインストールできます 検索で「grub」で表示されます

Grub Customizerでブートローダーを編集する
Grub Customizerを起動させました 起動時にインストールされているOSを検索するので少し時間がかかります ここでUbuntu18.04が表示されたので起動出来ます LubuntuはUbuntuのディストリなので検索結果はUbuntuと表示されます 編集で名前は変えれますのでLubuntuに編集します そしてここではOSの並び順も変更できますので、Windows7を一番上に持ってきます そして保存します それからブートローダーへの保存も行います これで終了です

再起動します 編集が無事に反映されました LubuntuもWindows7も問題なく起動出来ました

Google Chrome
ブラウザを起動します ブラウザはGoogle Chromeです 起動は比較的素早くブラウジングも悪くないです しかしCPUに負担は掛けたくないのでYoutubeとかは絶対に観ません

外観の設定
ブラックのテーマは少々見にくいので変えてあげます ついでも壁紙も変更

GParted
このパソコンはHDDが7200rpmの500GBに換装してあります しかも熱問題云々であまり使わないのでHDDが余りまくっています Windows7のサポートが終了するタイミングで色々とOSだけを入れまくるパソコンにしようかと構想中です

Audacious
Audaciousをインストールし起動します この辺は再生してもCPUの稼働率は比較的に上昇しないので音楽再生パソコンという名で使っていけなくもないですね

コントロールセンター
各種設定ツールのコントロールセンターです システム類の設定の変更が出来ます

MATE Tweak
MATE Tweakを起動 表示関係の設定を変更できます CPUに負担はかけたくないのでアニメーションオフは必須ですね

システムモニター
CPU・メモリ・ネットワークのモニタリングツールのシステムモニターです
CPU稼働率はそれなりですね こういったパソコンは起動するOSとアプリ次第ですね

あとがき
Linux好きな人には自分みたいにWindowsとのマルチブートで楽しんでいる人も少なくない筈です CF-R6の様な問題を持ったパソコンは使って楽しむより、色々なOSを入れて楽しむという観点で遊べます SolusはMATEのデスクトップ環境を使った所為もあって比較的に軽量に動作してくれます
Solusは今のところ良い感じで動作し、CPUにも負担が少なそうなのでこのまま使ってみます 意外とLubuntuより軽量に使えたりして そうなってくれると嬉しい誤算なのですが

実はこのパソコンにはもう一つ問題がありWiFiが壊れて使えないんですよ なのでWindows7は入れたままにしておくつもりです
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