今日は昨日リリースされた Elive 3.8.4 betaを試したいと思います EliveはDebianベースの超軽量ディストリビューションで、Enlightenmentデスクトップ環境です Enlightenmentデスクトップは無駄に多機能なので、使い勝手が複雑な印象です アーキテクチャは32bit・64bit用意されています
そして今日もVAIO TypePで起動します
Elive 3.8.4 beta hybrid i386
ダウンロード
VAIO TypeP VGN-90HS
CPU | Intel® Atom Processor Z540 |
RAM | DDR2( SDRAM)2GB |
STORAGE | SSD64GB |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください
起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます 画面の一番上を選択[enter]キーを押し起動させます
起動途中に言語やキーボードレイアウトを聞かれます 使用する言語で選べば、その言語にて起動します
起動しました 起動直後の挙動は、Enlightenmentデスクトップ環境もあり滅茶苦茶軽いです しかも画面のコンポジット処理がONなっているにも関わらずこの軽さ
メニューランチャーは、デスクトップ上での左クリックにて表示されます
因みにデスクトップ上での右クリックは、設定関連の項目が揃っています
そんなEnlightenmentの設定です デスクトップの設定もここにあります
テーマ関連の設定のEnlightentary Configです
定番のアプリ管理ツールのSynapticパッケージマネージャーです GUI操作にてアプリをインストールできるツールです
ファイルマネージャーは軽量高機能なThunarです
ウィンドウの右上の3つのボタンですが、左は最小化 中は最大化 右は閉じる です 左の最小化ボタンを押すと
こんな感じでデスクトップ上で最小化します マルチデスクトップだから最小化はあまりしないかもしれませんが…
そしてデスクトップ左上にあるCDのアイコン クリックすると
ミュージックプレイヤーのAudaciousが起動します 試しにメディアファイルを再生 なんと!音飛びしません 去年から今年にかけてVAIO typePで多くのLinuxを起動しましたが、音飛びしなかったのは初めてです!気になるので設定を開いてみます
出力プラグインはALSAを選択しています
それにしても音飛びしないディストリに出会ったのは何年ぶりだろう 凄く久しぶりの気がします 確か最近ではLinux Bean14.04で音飛びしなかった気がします
そして左下部にある大きめの物体ですが、これはデスクトップページャーです Linuxはマルチデスクトップで、使いたいデスクトップをクリックで選択できます 小さめの解像度の狭い画面で作業する場合、マルチデスクトップはとても便利ですよ
デスクトップ下部中央にはDockランチャーのCairo-Dockがあります 左の家の様なアイコンはクリックすると、デバイスとフォルダのショートカットが ポップアップ表示されます
ウェブブラウザはChromiumです 起動は遅いですが、全く使えないレベルでは無いです 気になる方は軽量ブラウザを導入した方が良いですね
壁紙の設定です Enlightenmentの設定→背景で行けます
オフィスアプリは少なめです 必要に応じてインストールする事になります
表計算アプリのGnueric スプレッドシートです VAIOTypePでも軽快に動作します
あとがき
Elive 3.8.4はVAIO TypePで想像以上に軽量に使えて驚きました しかもデスクトップ上でコンポジット処理ONで透過効果がバリバリに効いた中、このパフォーマンスは脱帽です Enlightenmentデスクトップ環境の恩恵も有りますが、Eliveは色々な意味で上手くビルドされているディストリビューションだと思います
Elive 3.8.4 betaはWindows7の乗り換え先としてはbeta版なので、出来れば安定版を待った方が良いですね
Eliveは軽量ですが必ずしも軽量=快適ではありません UIはWindowsとはかなり異なる為、Windowsに慣れた人は使い始めはかなり苦戦すると思います 軽量ではありますが使い勝手の点で、Windowsユーザーにはお勧めしにくいディスリビューションです
しかしあの軽さは素晴らしいです これだけは声を大にして言いたいですね
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