今日はkali Linux 2020.2 rpi3 nexmonを使ってみたいと思います
Kali LinuxはSwitzerland(スイス)発のDebianベースの侵入テストディストリビューションです
ターゲット環境の内外でネットワークにアクセス不可な隔離された環境下で侵入テストを行いビルド セキュリティやフォレンジックツールのコレクションを備えたLinuxです
Kali Linuxは頻度の高いセキュリティアップデートやARMアーキテクチャをサポート
Kali Linuxは4GNOME, KDE Plasma, Xfceデスクトップ環境を提供
そんなKali Linuxにラズパイエディションが有るなら 使ってみたいですよね
kali Linux 2020.2 rpi3 nexmon 64bit

Type | Linux |
Based on | Debian (Testing) |
Architecture | armhf |
Desktop | Xfce |
ダウンロード
Raspberry Pi 4 Model B 4GB

CPU | Cortex-A72 Armv8 Quad Core 1.5GHz |
RAM | 4GB LPDDR4 |
GPU | Broadcom VideoCore VI 3D graphics core |
イメージファイルをmicroSDカードに書込む
- Kali Linuxのダウンロードのページより、イメージファイルをダウンロードしてきます
- ダウンロードしたファイルは 圧縮ファイルなので、解凍ツールで展開します
- Rufus (ルーファス)等のライティングツールを使って、イメージファイルをmicroSDカードに書込みます

microSDカードをRaspberry Piに装着します
これで準備はOKです

起動
電源を入れて起動させます

ログインの際にPasswordを尋ねられます
kali LinuxのPassword関連は下記を使用します
Username | kali |
Password | kali |
Root | root |
Root Password | toor |
起動しました 起動後の挙動は至って軽快 7.2★★★☆☆ これならデフォルトで使えます

日本語化
QTerminalを起動します
下記コマンドを入力し設定を変更します
$ sudo apt-get install locales
$ sudo vim /etc/locale.gen
ロケーション一覧で ja_JP.UTF-8の行の#を削除して保存します
そして下記コマンドを入力します
$ sudo locale-gen
$ sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
再起動で設定が反映されます
Desktop
Kali Linuxのデスクトップはパネルは上に設置されています マウスは左ダブルクリック実行の設定です

パネル左側

① Xfce4 WhiskerMenu

② デスクトップを表示
クリックで開いているウィンドウを全て閉じて、デスクトップを表示します
③ ディレクトリメニュー

④ QTerminal
ターミナルエミュレータのQTerminalです

⑤ Kazam
スクリーンを録画・スクリーンショットを撮るアプリです

⑥ ワークスペーススイッチャー
複数あるワークスペースをクリックで切替えるツールです

パネル右側

⑦ 日時
パネル上は日時を表示 クリックでカレンダーを表示します

⑧ ネットワーク
ネットワークの設定 接続可能なWi-FiのSSIDを表示・設定・管理ツールです

⑨ 音量調整
サウンドデバイスの音量調整です

⑩ 通知エリア

⑪ 電源管理
電源管理です
⑫ アクションボタン
デフォルトではスクリーンロックになっています

⑬ セッションのオプション

デスクトップ上での右クリックメニュー

デスクトップ
デスクトップ上での右クリックメニューのデスクトップの設定より起動
デスクトップの壁紙は数枚用意されています

システムツール
設定マネージャー
各種設定ツールの設定マネージャーです

Thunar
軽量ファイルマネージャーのThunarです

アプリケーション
Kali Linuxはセキュリティツールは多いですが、アプリは少なめです
Parole
ミュージックプレイヤーはParoleです
Raspberry Pi で Steve Vai を聴く

Raspberry Piにはスピーカーが無いので、USBスピーカーを接続しています
問題なくデバイス認証され音も出ます

Synapticパッケージマネージャーをインストール
Kali Linuxにはアプリ管理ツールが無いので、Synapticパッケージマネージャーをインストールします
QTerminalを起動して、下記コマンド入力します
$ sudo apt-get install synaptic

日本語入力
Synapticパッケージマネージャーを起動し、関連ツールをインストールします
fcitx fcitx-mozc の2つをインストールします

設定マネージャーを起動します
キーボードを開きレイアウトタブを選択 キーボードレイアウトを日本語に設定します

Fcitxを起動します
入力メソッドでMozcとキーボード日本語 が追加されているか確認します

確認出来たら日本語入力できるかテストします テキストエディッタのMousepadを起動
無事に日本語入力できました パネルにFcitxが表示され設定も出来ます

あとがき
kali Linux 2020.2 rpi3 nexmonは(・∀・)イイ!! 思わずAAが出てしまうくらいオススメです
やっぱりXfceは色々な意味で良いデスクトップ環境ですね 軽量・使い勝手・カスタマイズ性 好みもあるかもしれないけど、Xfceは(・∀・)イイ!!デスクトップです
っていうか… これは完全に仕事でも使えるパソコンのレベルです
このレベルの環境を安価なラズパイで、手軽に手に入れられる
そんなRaspberry Pi (・∀・)イイ!!
セキュアで軽量なKali Linuxは(・∀・)イイ!!
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