今日はWee Dog Slitaz RC7を使ってみたいと思います
Wee Dog SlitazはPuppy Linux派生のSlitazベースのディストリビューションです 軽量で定評のあるSlitazはPuppy Linuxを更に軽量化 ISOファイルは66MBと信じられないサイズ 全てに置いてミニマムですがデスクトップは普通のLXDEですから驚きのディストリビューションです
こんなディストリビューションを試すパソコンは自分的に2択でした そして2台でテストした結果、一番低スペックのCPUにペンティアム3搭載のPanasonic Let’s note CF-R1NCB2Sで起動する事にしました
CF-R1はWindows2000モデルですが現在はWindowsMe・Windows2000・WindowsXPのトリプルブートで運用 現在も3つのWindows共に軽快に動作しています 因みにWindowsMeですが非常に調子が良く、過去にブルースクリーンを一回も登場させていません

去年このパソコンでPuppy Linux BionicPup32 8.0を起動させアレコレ試しましたが、今回はリベンジなるか・・・

Wee Dog Slitaz RC7

Download
注意:ダウンロードはLinuxでしか出来ません
Let’s note CF-R1NCB2S

CPU | Intel(R) PentiumⅢ 866MHz |
RAM | 384MB(デフォルト128MB) |
STORAGE | IDE 60GB (デフォルト20GB) |
このパソコンはUSBでLive Boot出来ないので、USBドライブを接続してLive CD起動させます

Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください




USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このままEnter キーを押します

起動しました 起動後の挙動はまさかのそこそこ使える感 ★★☆☆ その瞬間鳥肌が立ちました

そこでタスクマネージャーを起動 メモリ使用量の数値に驚愕 56MBとかスゲー!

Live Bootでの日本語化
起動時は言語は英語で日本語フォントが文字化けしています
日本語化とキーボードレイアウト設定とフォントインストールします
フォントはお気に入りのフォントを用意します
自分のお気に入りのフォントを貼っておきます
日本語化
Manage Locale Packagesを起動します
言語をLocale-jaをチェック それ以外の言語にチェックが入っていますが全てチェックを外します そしてInstall/Remove をクリック

Language configurationを起動します
言語をia_JPに設定します

キーボードレイアウト設定
パネルのキーボードツールをクリック設定を開きます
キーボードレイアウトをJPを追加して、デフォルトは削除します

日本語フォントインストール
ファイルマネージャーのPCManFMを起動します
/user/share/fontsを開きます TTFフォルダを右クリックし、rootでTTFフォルダを開きます
TTFフォルダにお気に入りのフォントを貼り付けます
Wee Dog Slitaz rc7のrootのPasswordはrootです

Xサーバー再起動で日本語化されます
Desktop
Wee Dog Slitaz rc7のデスクトップはパネルは上に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です

パネルアイテム

アプリケーションメニュー

デスクトップ上での右クリックメニュー
右クリックメニューは設定関連のメニューが多めですね

デスクトップの設定
デスクトップ背景画像は数枚用意されています

System Tools
Package Manager
アプリ管理ツールのPackage Managerです
GUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです

PCManFM
軽量ファイルマネージャーのPCManFMです

Openbox Configuration Manager
主に外観の設定ツールのOpenbox Configuration Managerです
このツールだけでも外観を格好良くカスタマイズできます

sakura
ターミナルエミュレーターのsakuraです
因みにLXterminalもインストールされています

Applications
Firefox
軽量ウェブブラウザのmidoriです
midoriはペンティアム3のこのパソコンでは、起動は遅いですが起動後はそこそこ使えます
これもハッキリ言ってびっくりしました このパソコンでウェブ閲覧ができるとは思いませんでした

GPicView
軽量画像ビューアのGPicViewです ペンティアム3のこのパソコンでも軽快に動作します

DeadBeeF
ミュージックプレイヤーは軽量高音質のDeadBeeFをインストールしました
このパソコンでも軽快に動作し、音も問題なく再生できました

AlsaMixer
軽量なサウンドツールのAlsaMixerです
音が出ない場合は、ここでサウンドカードが適切に設定されていない事が多いです

あとがき
Wee Dog Slitaz RC7はWindows2000モデルのLet’s note CF-R1でそこそこ使えました これはハッキリ言って素晴らしい事で、20年前のパソコンを動かせる最新のディストリビューションとしてその名を轟かせました

因みにWee Dog Slitaz RC7はVAIO TypePでも起動させましたが、至って軽快に動作し思わずインストールしたくなる衝動に駆られました
もはやWee Dog Slitaz RC7はAtomを積んだVAIO TypePじゃ役不足 「もっと低スペックを持って来い!」と天の声が聞こえた気がしたので、今回はペンティアム3のCF-R1を使ってみました

自分には今回使ったCF-R1より2ランク低スペックのCPUを積んだパソコンを1台所有しています そのパソコンは現在MS-DOSで運用中ですが、ひょっとすると・・・ 因みに以前そのパソコンにWindows95をインストールし、そこそこ使える事は確認済みです
コメント
貴ブログを楽しく拝読させていただいております。
私の最初のラップトップPCは、日立製のPrius Note 210 PR210Tから始まりました。ご存知の「チャンドラ2」で、今でもWindows95が起動します。
そしてWindows XP Professional搭載のLet’s note LIGHT CF-R1RCXRです。こちらは大活躍してくれた記憶が鮮明で廃却せずに何とか延命をと考えていたところLinuxを動かす記事に触れ、Linux初心者の私としてはまずはPuppy LinuxのLive CDから始め、今はXPとPuppyのデュアルブートにしています。
因みにCF-R1はHDDの動きが怪しくなっていたのでSSDに換装しましたが、毎度のUDMA2病で速度は出ませんが快調です。
そんな中で貴記事の「Wee Dog Slitaz RC7を日本語起動」が目にとまり無謀にも挑戦し、結果はLive CD起動で日本語化までを無事乗りきることができました。・・・但しこれは実はCF-R1ではなくて、Atom 230(1.6GHz)、RAM 2GBを搭載のネットトップPC「AspireRevo ASR3600-A34」で成功したという落ちです。
因みにこのA34はSSDに換装してありWindows 10(1909)+Linux MINT 13 MATEのデュアルブートとしています。
お分かりの通り5月に1909のサポートが切れるのでその対応というのが本音です。
また、CF-R1RCXRは一番最初に発売された機種で、RAMは384MBではなく128MB+128MB=256MBなんですね。
そのせいなのか「Wee Dog Slitaz RC7」のLive CDを起動すると順調に読み込みが進むのですが、緑文字で「Welcome to your box」と表示される行で残念ながら読み込みが止まりCDが停止してしまいます。
それでASR3600-A34でトライしてみたら成功という経緯です。
話は前後しますが、「Wee Dog Slitaz RC7」のisoファイルをダウンロードするのにPuppyのOPELAブラウザーではアクセスできません。仕方なくA34にMINTを入れたという次第。
isoダウンロードではシェルスクリプトとか初めての経験でしたが良い勉強をさせていただきました。
お陰様でCF-R1とA34共に、WindowsとLinuxのデュアルブートとなりました。
加えて「Wee Dog Slitaz RC7」のSSD(HDD)へのインストールは可能なのでしょうかね。
長文失礼いたしました。
今後も楽しい記事を期待しております。