今日はArchman GNU/Linux 2020 07を使ってみたいと思います
ArchmanはTurkey(トルコ)発のArch Linuxベースのディストリビューションです 作業動線を下に集中させたデスクトップはとても使い易く、しかも軽快に動作するので多くのシーンでの活躍が見込まれます
64bitの軽量ディストリビューションなので、Windows Vista世代のCore2Duo搭載のLet’s note CF-R6にインストールして試してみたいと思います
Archman GNU/Linux 2020 07

Release | 2020.7.16 |
Type | Linux |
Based on | Arch |
Package Management | Pacman |
Architecture | x86_64 |
Desktop | Deepin, GNOME, KDE Plasma, Xfce |
Download
CF-R6AW1BJR

CPU | Intel(R) Core 2 Duo U7500 |
RAM | DDR2 SDRAM 1.5GB |
STORAGE | SATA 500GB |
※このパソコンはワイヤレスネットワークアダプターが壊れているので、古いカードですが下記を使っています 規格は時代遅れですがそこそこ使えます しかもLinuxなのでドライバなしで使用できます

Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください




USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このままEnter キーを押します

起動しました

インストール
アプリケーションメニューよりインストーラーを起動します
使用する言語を選択します 日本語を選択すると下記の様に文字化けしますが、このままインストールを続けます
使用する言語でJapaneseを選択して (N) をクリックします

ロケーションを地図をクリックして選択します
(N) をクリックします

キーボードレイアウトを選択します
日本で販売されているWindowsのパソコンは大体下記でOKです
(N) をクリックします

インストールするパーティションを選択します
一番下を選択して (N) をクリックします

インストールするパーティションを編集します
下記の様に選択して OK をクリックします

ユーザー情報を入力します
(N) をクリックします

最終確認です
確認後に ( I ) をクリックします

インストール開始します
インストールは15分前後で終了します インストールに掛かる時間はパソコンのスペックで前後します
インストール終了 インストーラーを閉じてパソコンをシャットダウンさせます

起動
起動しました しかし日本語フォントは文字化けしています

フォントをインストール
Terminalを起動します
ファイルマネージャーのThunarを管理者権限にて起動させます
$ sudo thunar
/user/share/fonts に用意したお気に入りのフォントをコピーします

Desktop
Archmanのデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です

パネルアイテム

アプリケーションメニュー
アプリケーションメニューはシンプルにカスタマイズしていて、とても見やすいです

日時
パネル上は時計を表示 クリックでカレンダーが表示されます

デスクトップ上での右クリックメニュー

デスクトップの設定
デスクトップの設定の背景画像はオリジナルとArch系の画像が数枚用意されています

System Tools
設定マネージャー
各種設定ツールの設定マネージャーです

Terminal
ターミナルエミュレーターのTerminalです

Pamac
アプリ管理ツールのPamacです
GUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです

Thunar
高機能なファイルマネージャーのThunarです

Applications
Firefox
ウェブブラウザのFirefoxです
Core2Duoのパソコンですが、そこそこ使う事ができます
下記の様なXGAは自分的にブラウザが使い易い解像度ですね

LibreOffice
定番のオフィスアプリのLibreOfficeです
このパソコンでもそこそこ軽快に使う事ができます

GIMP
画像編集ツールのGIMPです
Core2Duoのパソコンでも、そこそこ使う事ができます

Parole
ミュージックプレイヤーのParoleです

日本語入力
日本語入力ツールをインストールします
Fcitxをインストール
入力メソッドフレームワークのFcitx関連をインストールします
Terminalを起動します
下記コマンドを入力し関連ツールをインストールします
$ sudo pacman -Syu
$ sudo pacman -S fcitx fcitx-mozc
.xprofileを作成
Leafpad(テキストエディッタ)を起動します
homeフォルダに.xprofileを作成し、下記を記述して保存します
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
ファイルマネージャーは非表示ファイル(hidden)は表示しない設定になっています
.xprofileは非表示ファイルなので保存後はファイルマネージャー上では表示されません ファイルマネージャーのメニュー→表示→hiddenファイルを表示にチェックを入れると表示する事ができます
パソコンを一旦ログアウトか再起動させます
Leafpad(テキストエディッタ)起動して日本語入力のテストをします

あとがき
ここ連日Arch系ばかり使っていますが、全てにおいて軽快に動作しました
Archman GNU/Linux 2020 07も軽快で、Core2DuoのWIndows Vista世代にパソコンでも快適に使う事ができました ちょっとしたオフィスやエディット作業する分には十分現役パソコンとして使う事ができます

しかしOS自体は軽快ですがバンドルされている重量系のアプリは、パソコンのスペックに依存するので、動作はそれなりですね この辺は臨機応変に軽量アプリを導入して対応するしかないですね
しかし旧世代のパソコンを、ここまで軽快に使う事ができるLinuxって最高のOSですね
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