2020.09 軽量なUfficio Zero Roma 2.0.1 32bitを、低スペックなAtom Z540 搭載のSONY VAIO TypeP VGN-90HSで日本語起動

Debian
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今日はUfficio Zero Roma 2.0.1を使ってみたいと思います

Ufficio Zero はItaly(イタリア)発のディストリビューションです Ufficio Zeroは少々変わっているディストリビューションで、バージョンごとでベースのディストリビューションが異なり、そのベースとなるディストリビューションはDevuan・Linux Mint・PCLinuxOSとDebian系のディストリビューションが使われています そして今回使う32bitのXfceデスクトップ版はDevuanがベースにビルドされています

今日はAtom Z540 搭載のSONY VAIO TypeP VGN-90HSで日本語起動してみたいと思います

インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします

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Ufficio Zero Roma 2.0.1 32bit(Xfce)

Release 2020.06.06
Type Linux
Based on Debian, Devuan, Linux Mint, PCLinuxOS
Package Management dpkg
Architecture i386, x86_64
Desktop Xfce, MATE

Download

Ufficio Zero Linux OS
UfficioZeroLinuxOSèilsistemaoperativodesktopopensourceperprofessionisti,uffici,entipubblicieprivati

SONY VAIO TypeP VGN-90HS

CPU Intel® Atom Processor Z540
RAM DDR2( SDRAM)2GB
STORAGE SSD64GB

Live BootできるUSBメモリの作成

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起動させる

USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します

この画面が現れます 上から2番目を選択してTAB キーを押します 下記の様にLocalesLayoutsを編集し、Enter キーを押します

Desktop

起動しました 起動後の挙動はそこそこ軽快 ★★★☆☆
デフォルトでも使えますがコンポジット処理を切って更に軽快にします

コンポジット処理を切るとパネルの透過効果が無効になります

Ufficio Zero Roma 2.0.1はパネルは上に設置 下にはパネルランチャーが設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です

パネルアイテム 左側

アプリケーションメニュー

アプリケーションメニューのランチャーはXfceのシンプルなタイプが使われています

アプリケーションメニュー 右側

セッションのオプション

ログアウト・シャットダウン等のセッションを実行できるツールです

パネルランチャー

パネルランチャーには定番のアプリが登録されています

ディレクトリ

ドキュメントのディレクトリを直接ファイルマネージャーで開く事ができます

デスクトップ上での右クリックメニュー

Ufficio Zero Roma 2.0.1の右クリックメニューはアプリケーションのランチャーも付いています

デスクトップの設定

デスクトップの設定にはオリジナルの背景画像が数枚用意されています

System Tools

設定マネージャー

各種設定ツールの設定マネージャーです

Terminal

ターミナルエミュレーターのTerminalです

Thunar

軽量高機能なファイルマネージャーのThunarです

Synapticパッケージマネージャー

アプリ管理ツールのSynapticパッケージマネージャーです
GUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです

Applications

Firefox

ウェブブラウザのFirefoxです
さすがにAtomを積んだVAIO TypePではキツイので軽量ブラウザを導入した方がいいですね
この組み合わせならMidoriかPalemoon辺りがお勧めです

GIMP

画像編集アプリのGIMPです
このパソコンでは起動は遅いですが使えなくないレベルで動作できます
GIMPほどの機能が不要ならばワンランク下のPaint系のアプリを導入した方がいいかも知れません
Pinta辺りなら、もう少し軽快に使えると思います(Windowsのペイント風のアプリです)

Audacious

ミュージックプレイヤーはParoleが入っています
しかし残念ながら音飛びを起こして使えません
代わりに軽量高音質ミュージックプレイヤーのAudaciousをインストールして使います

AudaciousはSynapticTerminalでインストールできます

ミュージックプレイヤーの音飛び問題

VAIO TypePはDebian系のディストリビューションで音飛びします Audaciousは、その対策が比較的簡単なアプリです

Audaciousの設定で出力プラグイン(Output Plugin)のデフォルトで使われているPulseAudioを外します 他を選択 無事に音飛び解消します

しっかり設定すればVAIO TypePでもミュージックプレイヤーを楽しむ事ができます

日本語入力

Ufficio Zero Roma 2.0.1には日本語入力ツールはインストール済みですが、入力メソッドのMozcが入っていないのでインストール設定します

Terminalを起動します
下記コマンドを入力します

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install ibus-mozc

パネルに常駐しているキーボードをクリックしてIBusを再起動させます
再起動したら今一度、パネルのキーボードのメニューを開き設定を起動させます
入力メソッドタブを開き日本語キーボードMozcを追加設定します

デフォルトではイタリアのキーボードが設定されていますが削除します

テキストエディッタのMousepadを起動し日本語入力のテストをします

あとがき

Ufficio Zero Roma 2.0.1は軽快に動作しとても良いディストリビューションです

しかし、バンドルされているオフィスアプリのLibreOfficeが起動できませんできした これはLive Bootだけの問題かVAIO TypePだけの問題か判りませんでした 
そしてインストーラーが日本語環境では起動しませんでした 英語環境でインストーラーを起動したところ問題なく起動しました

共にVAIO TypePだけの問題かは判りませんが、今回のLive Bootで発生した2つの問題です LibreOfficeは代用が利くので問題ありませんが、インストーラーは少々厄介です 英語でインストールしてインストール後に日本語化させるしかないですね

まあ問題はありましたが全く使えないレベルではないし、むしろAtomでもこれだけ軽快に動作するディストリビューションは貴重です 今後のアップデートに期待ですね

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