今日はLinux Lite 5.2を使ってみたいと思います
Linux Lite はNew Zealand(ニュージーランド)発のUbuntuベースのディストリビューションです シンプルにカスタマイズされたデスクトップはビギナーにも使いやすい造り Ubuntu20.04LTS(ロングチームサポート版)ベースにビルドされているので、長期使いたい方にお勧めしたいディストリビューションです
今日はCeleron N2830搭載の LS-4-64で日本語起動してみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
Linux Lite 5.2

Release | 2020.10.31 |
Type | Linux |
Based on | Ubuntu (LTS) |
Package Management | dpkg |
Architecture | x86_64 |
Desktop | Xfce |
最低限必要なシステム
最小推奨 | 推奨 | |
CPU | 1GHz | 1.5GHz |
メモリ | 768MB | 1024MB |
ディスク容量 | 8GB | 20GB |
解像度 | VGA画面1024×768 | VGA・DVIまたはHDMI画面1366×768 |
Download
ECS LIVE STATION LS-4-64

CPU | Intel Celeron N2830 (SoC) Processor |
RAM | DDR3L 4GB |
VIDEO | Intel® HD graphics |
STORAGE | SATADOM 64GB |
LAN機能1x GIGABIT LAN ポート WiFi IEEE 802.11b/g/n + Bluetooth4.0 ワイヤレス給電 (Qi)Qi V1.1.2 (5V1A=5W max) |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください




USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このままEnterキーを押します

起動しました 起動後の挙動はそこそこ軽快 ★★★☆☆
ビジネスやSNSレベルの使い方なら即戦力でいけます

Liveセッションでの日本語化
Terminalを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install language-pack-ja
$ sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
一旦ログアウトして、再ログインで日本語化されます
インストーラーは言語を選択して使う事ができます
ログインの際のパスワード
ログアウトすると下記画面が現れます パスワードは未記入でLogInボタンを押してログインします

インストールする方は日本語化する必要はありません
Desktop

Linux Lite 5.2のデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です
パネルアイテム 左側

Whisker Menu
アプリケーションランチャーはXfceのWhisker Menuが設置されています

パネルアイテム 右側

音量調節
コンピューターに搭載されているサウンドデバイスの音量調節です
下記はUSBスピーカーを接続している場合の表示です

デスクトップ上での右クリックメニュー
デスクトップでの右クリックメニューにはアプリケーションランチャーが設定されていて、アプリケーションを起動する事ができます

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはオリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
設定マネージャー
各種設定ツールの設定マネージャーです
中段にはLinux Liteのシステムツールが多数用意されています

Lite Software
そんなLinux LiteのツールのLite Softwareです
GUI操作にてアプリをインストールできるツールです

Synapticパッケージマネージャー
アプリ管理ツールのSynapticパッケージマネージャーです
GUI操作にてアプリをインストールできるツールです

Thunar
軽量高機能なファイルマネージャーのThunarです

Terminal
ターミナルエミュレーターのTerminalです

Applications
Firefox
ウェブブラウザのFirefoxです
このパソコンでは起動は遅いですが、起動後はそこそこ快適に動作してくれます

LibreOffice
オフィスアプリのLibreOfficeです
このパソコンでは起動は遅いですが、起動後は快適に動作します

Paint
画像編集アプリのPaintです
Windowsに搭載しているペイントと同じようにシンプル軽快に動作します

VLCメディアプレイヤー
定番のメディアプレイヤーのVLCメディアプレイヤーです

日本語入力
Linux Lite 5.2には日本語入力関連のツールがインストール済みです
入力メソッドのMozcをインストールして設定します
ibus-mozcをインストール
Terminalを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install ibus-mozc
パネルに常駐しているキーボードをクリックしてIBusを再起動させます

IBusを設定
引き続きパネルよりIBusの設定を起動させます
Input Methodタブで日本語キーボードとMozcが設定されている事を確認します

ワープロアプリを起動して日本語入力テストをします

インストール
インストーラーは左側にあるアイコンをクリックで起動できます
言語を選択して使う事ができるので、比較的簡単に使う事ができます

あとがき
Linux Lite 5.2は色々な意味で無難なディストリビューションです ベースにしているUbuntuや、デスクトップにXfceを使っている事など…. 無難ではありますが安定感と使いやすさに関しては、間違いないディストリビューションでもあります
今回使ったパソコンより低スペックでも動かすことはできますが、できればこのパソコン以上のスペックでの運用をお勧めします
因みに前のバージョンですが、Windows VistaモデルのCore2Duoを搭載したパソコンでも、そこそこ使う事ができました この辺は一旦 Live Bootで試してみた方がいいですね

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