今日はEmmabuntüs DE3 1.03を使ってみたいと思います
EmmabuntüsはFrance(フランス)発のDebian、Ubuntuベースのディストリビューションです
軽量、最適化されたデスクトップはパソコンの延命に貢献 パソコンの生産によって多く発生する原材料の過剰な消費 増え続ける産業廃棄物 そんな問題を解決する為に、Emmabuntüsは日々開発されています
Emmabuntüsは全ての人が、古い低スペックのパソコンの再生できるよう開発されています
今日はAtom Z540 搭載のSONY VAIO TypePで日本語起動してみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
LinuxのEmmabuntüs DE3 1.03 32 bit

Release | 2020.11.03 |
Type | Linux |
Based on | Debian(Stable), Ubuntu (LTS) |
Architecture | i686, x86_64 |
Desktop | Xfce LXQt |
ダウンロード
SONY VAIO TypeP VGN-90HS

CPU | Intel® Atom Processor Z540 |
RAM | DDR2( SDRAM)2GB |
STORAGE | SSD64GB |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます そのまま[Enter]キーを押します

この画面が現れます 上から4番目を選択してEnterキーを押します

使用する言語を選択してEnterキーを押します Emmabuntüsが起動します

起動しました 起動後の挙動はそこそこ軽快 ★★★☆☆
普通に即戦力として使う事ができます

Emmabuntüs DE3 1.03のデスクトップはパネルは上に設置 DockランチャーのCairo-Dockが下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です
起動時にデスクトップ環境をXfceかLXQtと選択ができます
今回はXfceを選択して起動してみました

因みにログアウトでデスクトップの変更は可能です
パネルアイテム 左側

Whisker Menu
アプリケーションメニューはXfceのWhisker Menuです

パネルアイテム 右側

ネットワーク
有線ネットワーク・Wi-Fiの接続可能なSSIDを表示・設定・接続ツールです

Cairo-Dock
DockランチャーのCairo-Dockには定番のアプリやツールがセットされています
Cairo-Dockはカスタマイズ性の高いDockランチャーなので、テーマやアイコンを好みでカスタマイズできます

デスクトップ上での右クリックメニュー

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはオリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
設定マネージャー
各種設定ツールの設定マネージャーです

Software
アプリ管理ツールのSoftwareです
GUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです

Terminal
ターミナルエミュレーターのTerminalです

Thunar
軽量高機能なファイルマネージャーのThunarです

Applications
FALKON
ウェブブラウザは比較的軽量なFALKONです
このパソコンでは起動は遅いですが、起動後は使えなくないレベルで動作します
他の軽量ブラウザをインストール後に入れたほうが良いかもしれませんね

Gnumeric
軽量なオフィスアプリ表計算のGnumericです
このパソコンでも軽快に動作します

gThumb
軽量画像ビューアのgThumbです
このパソコンでも軽快に動作します

Audacious
自分はVAIO TypePではミュージックプレイヤーはAudaciousをインストールします
AudaciousはSofware・Synapticパッケージマネージャー・Terminalでインストールできます
ミュージックプレイヤーの音飛び問題
VAIO TypePはDebian系のディストリビューションで音飛びします Audaciousは、その対策が比較的簡単なアプリです
Audaciousの設定で出力プラグイン(Output Plugin)のデフォルトで使われているPulseAudioを外します 他を選択 無事に音飛び解消します

設定をしっかりすればVAIO TypePでもミュージックプレイヤーを楽しむ事ができます

Asunder
ミュージックCDをMP3や高音質なFLACにリッピングできるLinuxアプリのAsunderです
CDドライブが無いVAIO TypePでは使う事ができませんが、自分的に必須ツールですね


日本語入力
Emmabuntüs DE3 1.03にはim-configがバンドルされていますが、使いたい入力メソッドが無いので日本語入力関連は別にインストール設定します
Fcitxをインストール
インストールはSynapticパッケージマネージャーかTerminalを使ってインストールします
今回はSynapticパッケージマネージャーを使ってインストールします
Synapticパッケージマネージャーを起動します
fcitxで検索をかけて検索結果に出てくるfcitxとfcitx-mozcをインストールします

パネルに常駐しているキーボードよりFcitxを再起動させます

Fcitxを設定
引き続きFcitxの設定を開きます
入力メソッドタブで日本語キーボードとMozcが設定されている事を確認します

ワープロアプリを起動して日本語入力のテストをします

インストール
インストーラーは左側にあるアイコンをクリックで起動します
言語を選択して使用できるので、比較的簡単に扱う事ができます

あとがき
Emmabuntüs DE3 1.03は軽量に使え、このディストリビューションがある限りVAIO TypePは壊れない限り使い続ける事ができると思います 物が溢れているこの世の中、考え方を少し変えるだけで多くの人が幸せになる事ができます 世の中がそれに気づく前に、一歩踏み出したいものですね
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