2021.02 マルチメディア指向のUbuntu Studio 20.04.2 LTS Focal Fossa を、Core i3 3220 搭載のdell OPTIPLEX 3010 にインストール

Linux
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今日は2021.02.05にリリースされた、Ubuntu Studio 20.04.2 LTS Focal Fossaを使ってみたいと思います

Ubuntu Studioは、Ubuntuから派生したUbuntuの公式のLinuxディストリビューションです クリエイター向けにビルドされたマルチメディア指向のオペレーティングシステムで、多くの無料のマルチメディアアプリケーションがプリインストール
オーディオ・グラフィックス・ビデオ・写真、パブリッシング等の多くのシーンで最高のパフォーマンスを発揮できるように構成されています

その中でJack Audioは、プロオーディオ用に設計されたlowlatencyカーネル対応のオーディオ及びMIDIサーバーです lowlatencyカーネル搭載したUbuntu Studioのサウンドをコントロール Jack対応のアプリケーションを相互接続させ、コンピューターでの最高音質を手軽にユーザーに提供します

Ubuntu StudioのベースとなるUbuntuは、セキュリティを念頭に置いて構築されています こういった経緯により、UbuntuはDeveloperが使用する人気のディストリビューションである理由の1つとも言われています

UbuntuのCanonicalのセキュリティチームは、脅威のレビュー・脆弱性の修正・リリースのセキュリティ機能のアップグレードを常に行い、本番環境のシステムとワークロードを保護します アップデートには専用のアプリ管理ツールのUbuntu Softwareがプリンストール GUI操作にてアプリのインストールからアップデートまで、ワンクリックで簡単に操作できるので、Linuxビギナーユーザーでも安心して使う事ができます

今回リリースされたUbuntu Studio 20.04.2 LTS Focal は、LTS(長期サポート版)なので2023.04までサポートされます

Plasmaデスクトップ化されたUbuntu Studio 20.10 Groovy Gorillaを使いたい方は、こちらの記事をどうぞ
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注)サポート期限は2021.04迄です

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今日はCore i3 3220 搭載のdell OPTIPLEX 3010 にインストールしてみたいと思います

インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします

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Ubuntu Studio 20.04.2 LTS Focal Fossa

Release 2021.02.05
Type Linux
Based on Ubuntu
Package Management dpkg
Architecture x86_64
Desktop Xfce, KDE Plasma  

システム要件

必須システム要件推奨システム要件
CPUCore 2 Duoプロセッサ以上Intel Corei5以上
メモリ2GB8GB
ディスク容量16GB64GB

この数値は公式よりアナウンスされているものです

Download

Ubuntu Studio – A free and open operating system for creative people.

dell OPTIPLEX 3010

CPU Intel Core™ i3 3220 3.3GHz
RAM 4GB DDR3 1600 MHz SDRAM
STORAGE SSD128GB

Live BootできるUSBメモリの作成

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起動させる

USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します

この画面が現れます 使用する言語を選択してEnterキーを押します

このままEnterキーを押して起動させます

起動しました

インストール

デスクトップ左側にあるインストーラーのアイコンをクリックでインストーラーは起動します

使用する言語を選択します

キーボードレイアウトを選択します
日本で販売されているWindows系のパソコンは下記選択でOKです(インストール後に変更可能です)

インストールの際にアップデートやサードパーティ製のソフトウェアをインストールするか選択します
ここは無難にチェック入れます

インストールの種類を選択します
通常のクリーンインストールは上を選択しますが、今回使用するパソコンにはWindows10がインストールされているのでそれ以外を選択します

インストールするパーティションを選択し、下記の様に編集チェックします

ロケーションを地図上をクリックして設定します

ユーザー情報を入力します

インストールは15〜20分くらいで終了します

インストールにかかる時間はコンピューターのスペックで前後します

インストール終了です パソコンをシャットダウンさせUSBメモリを確実に抜いてインストールは終了です

インストールしたパソコンのBoot画面

Boot画面ではパソコンにインストール済みのOSが並び、選択して起動する事ができます
予めインストールしてあったWindows10とLinux Mintは問題なく起動できました

Desktop

このパソコンでの起動後の挙動は快適 ★★★★★
このスペックならXfceデスクトップのLinuxは快適に動作します

Ubuntu Studio 20.04.2 LTS Focal Fossaのデスクトップはパネルは上に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です

パネルアイテム 左側

Whisker Menu

メニューランチャーはXfceのWhisker Menuが設置されています

セッションのオプション

セッションのオプションは、コンピューターをログイン・シャットダウンを実行できます

ログイン画面

ログイン画面ではユーザーパスワードを入力でログインできます

Lock画面

Lock画面は、設定したアイドル時間超過か、強制でコンピューターをロックさせる事ができます
ユーザーパスワードを入力でロックを解除できます

パネルアイテム 右側

音量調節

コンピューターのサウンドデバイスの音量調節ができるツールです

デスクトップ上での右クリックメニュー

デスクトップ上での右クリックメニューは、Xfceなのでアプリケーションメニューも設置されアプリの起動も可能です

デスクトップの設定

デスクトップの設定には、オリジナルの背景画像が用意されています

System Tools

設定マネージャー

各種設定ツールの設定マネージャーです

Thunar

カスタマイズ性が高く、軽量高機能なファイルマネージャーのThunarです

Terminal

ターミナルエミュレーターのTerminalです

Ubuntu Software

アプリ管理ツールのUbuntu Softwareです
GUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです

Applications

マルチメディア指向のUbuntu Studioは、マルチメディア系のプリインストール済みのアプリは多めです

Firefox

ウェブブラウザのFirefoxです
このパソコンでは快適に動作します

LibreOffice

オフィスアプリのLibreOfficeです
このパソコンでは快適に動作します

GIMP

画像編集アプリのGIMPです
このパソコンでは快適に動作します

JACK Audio Connection Kit

プロオーディオ用に設計されたlowlatencyカーネル対応のオーディオおよびMIDIサーバーのJack Audioをコントロールするツールです
lowlatencyカーネル搭載したUbuntu Studioのサウンドをコントロール Jack対応のアプリケーションを相互接続させます

使用する際は、設定のサンプルレートは96kに設定しましょう

Parole

メディアプレイヤーのParoleです
JACK Audio Connection Kitを使ってJack Audio環境で再生する事により、高音質環境で音楽を楽しめます

Audacious

軽量高音質ミュージックプレイヤーのAudaciousです
追加でインストールしたアプリですが、Jack Audio環境では便利に使えるのでお勧めします

Jack Audio環境で使う際は、出力プラグインをJACK出力ビット深度を浮動小数点数サンプルレートを96kに設定しましょう

Audaciousの詳しい設定は下記をご参考にしてください

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日本語入力

日本語入力関連ツールはプリインストール済みです

ワープロアプリを起動して、日本語入力のテストをします
地味に日本語入力メソッドが格好良くなっています

Ubuntu Studioの入力メソッドFcitxには、configtoolがインストールされていないので設定画面はGUI操作で使う事ができません
無くても日本語入力は使えますが、必要な方はfcitx-configtoolを追加でインストールしましょう

あとがき

今回は久しぶりに、そこそこのスペックにUbuntu Studioをインストールしましたが、やはり余裕のスペックで使うディストリビューションはそのパフォーマンスをフルに発揮できるのでいいですね

特にUbuntu Studioの様なマルチメディア系は、通常のXfce系と比べて密かに色々なツールが仕込まれているので地味に重めに仕上がっているんですよね インストールするなら今回使ったパソコンを目安にセレクトする事をお勧めします

今回はインストールに30GB用意しました インストールに消費された容量は11.5GBで17.8GB残りました 公式ではシステム要件で16GBと書いてありましたが、余裕を持って使うなら出来れば20GBは欲しいところですね

Ubuntu Studio 20.04.2 LTS Focal Fossaは、簡単に高音質のJack Audio環境を使う事ができるので、お勧めのディストリビューションです

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