今日は2021.02.20にリリースされた、Netrunner Desktop 21.01xoxoを使ってみたいと思います
Netrunnerは、Germany(ドイツ)発の、Debian GNU / Linuxオペレーティングシステムに基づくデスクトップ指向のオペレーティングシステムです
PC・ラップトップ・ネットブック・ARMマイクロコンピューター向けのLinux OSで、KDE Plasmaデスクトップ環境でカスタマイズ Netrunne Desktop版・NetrunnerCore版の2バージョンがあり、どちらもDebianStableに基づきビルドされています

Netrunne Desktop版はデフォルトのバージョンで、現代人向けのアプリがプリインストールされたフルセットバージョンです

NetrunnerCore版はスリム化されたバージョンで、一般的にネットブック向け 低スペックのハードウェアで起動し、最小限のアプリケーションとマルチメディアコーデック等を備えたバージョンです
セキュリティ面ではNetrunnerは、Linuxの信頼性と堅牢性を備え高度なセキュリティ機能でマルウェアやスパイウェアからユーザーを保護 独自のアップデートマネージャーでOSを定期的にアップデート ビギナーユーザーでも安定したコンピューターを簡単に使うことができます

今日はNetrunne Desktop版を、Core i3 3220 搭載のdell OPTIPLEX 3010 にインストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
Netrunner Desktop 21.01xoxo

Release | 2021.02.20 |
Type | Linux |
Based on | Debian (Stable) |
Architecture | aarch64, armhf, x86_64 |
Desktop | KDE Plasma |
ダウンロード

今回使用したISOイメージファイルはnetrunner desktop 2101-64bit.isoです
dell OPTIPLEX 3010

CPU | Intel Core™ i3 3220 3.3GHz |
RAM | 4GB DDR3 1600 MHz SDRAM |
STORAGE | SSD128GB |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください




起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このままEnterキーを押します

起動しました

インストール
デスクトップ左側にあるインストーラーのアイコンをクリックで起動させます
使用する言語を選択します
ここで日本語を選択すると、インストーラーは日本語にて使う事ができます

ロケーションを地図上をクリックして設定します

キーボードレイアウトを設定します
日本で販売されているWindows系のパソコンは、下記選択でOKです

インストールするパーティションを選択します
このパソコンには他OSも入っているので、手動パーティションを選択します

インストールするパーティションをクリックして、下記の様に編集設定します

ユーザー情報を入力します

最終確認です
確認後にインストールをクリックします

インストール開始しました インストールは15分前後で終了します

インストールにかかる時間は、パソコンのスペックで前後します
インストール終了しました パソコンをシャットダウンさせ、USBメモリを確実に抜いて終了です

パソコンのBoot画面
Boot画面にはインストール済みのOSも表示され、問題なく起動できました

ログイン画面
ログイン画面ではユーザーパスワード入力でログインできます

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は、至って軽快 ★★★★☆
この辺のスペックのパソコンなら、大体のディストリビューションは快適に使う事ができます

Netrunner Desktop 21.01xoxoのデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です
パネルアイテム 左側

アプリケーションメニュー
アプリケーションメニューは全画面タイプが設置されています

Lock画面
Lock画面は、アプリケーションメニュー→電源/セッションで表示
設定したアイドル時間超過か、強制でコンピューターをロックさせる事ができます
ユーザーパスワードを入力でロックを解除できます

パネルアイテム 右側

音量調節
パソコンのサウンドデバイスの音量調節です

デスクトップ上での右クリックメニュー

デスクトップの設定
デスクトップの設定には、オリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
KDEシステム設定
各種設定ツールのKDEシステム設定です

Discover
アプリ管理ツールのDiscoverです
GUI操作にてアプリをインストールできるツールです

Dolphin
高機能ファイルマネージャーのDolphinです

Konsole
ターミナルエミュレーターのKonsoleです

Applications
Firefox
ウェブブラウザのFirefoxです
このパソコンでは軽快に動作します

LibreOffice
オフィスアプリのLibreOfficeです
このパソコンでは軽快に動作します

GIMP
画像編集アプリのGIMPです
このパソコンでは軽快に動作します

Audacious
軽量高音質ミュージックプレイヤーのAudaciousです

日本語入力
日本語入力関連ツールのFcitxをインストール設定します
Fcitxをインストール
Konsoleを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install fcitx fcitx-mozc
パソコンを一旦ログアウトさせます
Fcitxを設定
パソコンをログインさせると、パネルにはFcitxが常駐しているのでクリックして設定を開きます

入力メソッドタブが、日本語キーボードとMozcが設定されている事を確認します

ワープロアプリを起動して、日本語入力のテストをします

あとがき
Netrunner Desktop 21.01xoxoは、Core i3 3220 搭載のdell OPTIPLEX 3010で軽快に使う事ができました 全画面のアプリケーションメニューが苦手な方は使いづらく感じますが、比較的癖もなく使いやすいデスクトップに仕上がっています デスクトップ指向という名がピッタリなくらい、デスクトップ指向なOSです

KDE Plasmaデスクトップは比較的軽い環境なので、Netrunnerは想像以上に軽快です 以前のバージョンでは、Celeron N2830 搭載の ECS LIVE STATION LS-4-64で軽快に動作しているので、Windows7モデルの低スペックなパソコンでも動作すると思います

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