今日は2021.03.23リリースされたManjaro Xfce 21.0 Ornaraを、使ってみたいと思います

Manjaro はArch Linuxをベースとした、ユーザーフレンドリーなディストリビューションです
Arch Linuxと互換性を持ち、Arch Linuxと同様にローリングリリースモデルを採用 アプリ管理はpacmanをそのまま使用します Manjaro公式デスクトップ環境にXfce・KDE・GNOME・Net Editionと提供 コミュニティエディションにはCinnamon・MATE・LXQt・E17等が用意されています
そんなManjaroが21.0をリリース コードネームはOrnara
デフォルトのXFCEエディションではXfce4.16を使用 ウィンドウマネージャーは、合成・GLXので多くの更新と改善 分数スケーリングのサポートが表示ダイアログに追加し、アスタリスクで表示の優先モードが強調表示し解像度の横にアスペクト比が追加されました
今日はそんなManjaro Xfce 21.0 Ornaraを、Celeron N2830 搭載の ECS LIVE STATION LS-4-64に、日本語インストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
Manjaro Xfce 21.0 Ornara

Release | 2021.03.23 |
Type | Linux |
Based on | Arch |
Package Management | Pacman, snap |
Architecture | aarch64, x86_64 |
Desktop | Awesome, bspwm, Budgie, Cinnamon, GNOME, i3, KDE Plasma, LXDE, LXQt, MATE, Openbox, Xfce |
推奨システム要件
CPU | 1GHz |
メモリ | 1GB |
ディスク容量 | 30GB |
高解像度(HD)グラフィックスカードとモニター | |
ブロードバンドインターネット接続 |
この数値は公式よりアナウンスされているものです

Download
今回使用するISOイメージファイルは、manjaro-xfce-21.0-210318-linux510.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます Timezone・Keytable・langを使用するものを選択し、上から4番目より Enter キーを押します

起動しました
先ずはネットワークに接続 そしてインストーラーを起動します

インストール
使用する言語を選択します

ロケーションを地図上をクリックして選択します

キーボードレイアウトを選択します
日本で販売されているWindows系のパソコンは下記選択でOKです

インストールするストレージを選択します
そして、そのストレージをどうインストールするか選択します
このパソコンには他のOSもインストール済みなので、任意のパーティションにインストールの可能な手動パーティションを選択します

インストールするパーティションをクリックして、下記の様に編集設定しますインストールするパーティションをクリックして、下記の様に編集設定します

ユーザー情報を入力します

最終確認です
確認後にインストールをクリックします

インストールは15分前後で終了します

インストールにかかる時間はパソコンのスペックで前後します
インストール終了しました
パソコンをシャットダウンさせ、USBメモリを確実に抜いて終了です

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は軽快 ★★★☆☆
普通に現役マシーンとして使うことができます

Manjaro Xfce 21.0のデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です
パソコンのBoot画面

インストール後のパソコンのBoot画面です
インストール済みの他のOSも無事に表示・起動します
ログイン画面
ログイン画面ではユーザーパスワード入力でログインできます

Live Bootではユーザー名:manjaro パスワード:manjaro でログインできます
Lock画面
Lock画面は、設定したアイドル時間超過か、スクリーンロックをクリックして強制でコンピューターをロックさせる事ができます
ユーザーパスワードを入力でロックを解除できます

Live Bootではユーザー名:manjaro パスワード:manjaro でLock解除できます
パネル
パネルアイテム 左側

Whisker Menu
アプリケーションメニューは、Xfceの機能的なWhisker Menuです

パネルアイテム 右側

セッションのオプション
パソコンをログアウト・シャットダウン等を実行できるツールです

右クリックメニュー
Xfce環境なのでアプリケーションランチャーも装備されて、アプリの起動が可能です

デスクトップの設定
デスクトップの設定には、オリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
設定マネージャー
各種設定ツールの設定マネージャーです

Terminal
ターミナルエミュレーターのTerminalです

Thunar
多機能ファイルマネージャーのThunarです

Pamac
アプリ管理ツールのPamacです
GUI操作にてアプリのインストールや、システムのアプデートが可能なツールです

Aplications
Firefox
ウェブブラウザのFirefoxです
このパソコンでは起動は遅いですが、起動後はそこそこ軽快に動作します

Thunderbird
メールクライアントの定番アプリのThunderbirdです
このパソコンでは起動は遅いですが、起動後は軽快に動作します

GIMP
画像編集アプリのGIMPです
このパソコンでは起動は遅いですが、起動後はそこそこ軽快に動作します

Mousepad
テキストエディタのMousepadです
このパソコンでは軽快に動作します

Audacious
軽量高機能高音質ミュージックプレイヤーのAudaciousです
右側はパネルより起動した音量調節ツールです

日本語入力
日本語入力関連のツールをインストール設定します
Fcitxをインストール
Terminalを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo pacman -Sy
$ sudo pacman -S fcitx fcitx-mozc fcitx-configtool
.xprofileを作成
テキストエディタを起動します
homeフォルダに.xprofileを作成し、下記を記述して保存します
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
ファイルマネージャーは非表示ファイルは表示しない設定になっています
.xprofileは非表示ファイルなので保存後はファイルマネージャー上では表示されません ファイルマネージャーを隠しファイルを表示するにチェックを入れると表示させる事ができます

一旦ログアウトします
Fcitxを設定
再ログインするとパネルにはFcitxが常駐しているので、クリックして設定画面を開きます

入力メソッドの設定で、日本語キーボードとMozcが設定されている事を確認します

テキストエディタを起動して、日本語入力のテストをします

ECS LIVE STATION LS-4-64

CPU | Intel Celeron N2830 (SoC) Processor |
RAM | DDR3L 4GB |
VIDEO | Intel® HD graphics |
STORAGE | SATADOM 64GB |
LAN機能1x GIGABIT LAN ポート WiFi IEEE 802.11b/g/n + Bluetooth4.0 ワイヤレス給電 (Qi)Qi V1.1.2 (5V1A=5W max) | |
Review |
あとがき
やっぱりManjaroはXfceが快適ですね 個人の好みもありますが、ManjaroはXfceの様なソリッドな仕上がり、そして高機能なデスクトップがとても使いやすく感じます 先日インストールしてみたLXDEも悪くないですが、ある意味Xfceが良すぎって感じですね
今回のインストールで消費した容量は6.49GB 割と良い感じで収まった感じですね

ちなみに前回インストールしたManjaro LXDE 20.2.1では、インストール時に文字化けを起こしましたが、今回は修正されて文字化けは起きませんでした
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