2021.04 Calam Arch Installer 2021 04で、お手軽にArch Linuxを日本語インストール

Arch
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今日はCalam Arch Installer 2021 04を使ってみたいと思います

Calam Arch Installerは、あのArch Linuxを簡単にインストールできるシロモノ

Arch Linux KDE Plasmaのスクショ

Arch Linuxと言えば、インストールはCUI操作でチマチマとコマンドを入力 コマンド操作が苦手な方には、少々敷居の高いLinuxディストリビューションです

そんなArch LinuxがGUI操作にてインストールできるCalam Arch Installer 以前Anarchy Installerをレビューしましたが、テイスト的には近い感じ

何にしてもArch Linuxがコマンド操作なしでインストールできるのは、魅了的で今後の需要も多そうですね

今日はCore i3 3220 搭載のdell OPTIPLEX 3010 に日本語インストールしてみたいと思います

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Calam Arch Installer 2021 04

Release 2021.04.06
Type Linux
Based on Independent
Package Management Pacman
Architecture x86_64
Desktop Xfce, Gnome, Plasma, Cinnamon, Budgie, Openbox, I3, Mate, Deepin GoodLuck

Download

Calam-Arch-Installer.iso
DownloadCalam-Arch-Installer.isoforfree.CurrentRelease:Calam-Arch-Installer-2024-04Kernel:6.8.2.NowyoucaneasilyinstallpurearchlinuxfrommyArchLiveLinuxwithCalam-...

今回使用するISOイメージファイルは、Calam-Arch-Installer-2021-04.isoです

Live BootできるUSBメモリの作成

パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください

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USBメモリを使って起動

USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します

この画面が現れます このままEnterキーを押します

しかし思いっきりArch LinuxのBoot画面で、思わず吹いてしまいました

起動しました Arch感皆無のXfceデスクトップです

フォントをインストール

Arch Linuxは文字化けするのでフォントをインストールします

GNOME端末を起動します
下記コマンドを入力します

$ sudo pacman -Sy
$ sudo pacman -S otf-ipafont

フォントインストール前に、ネットワークに接続します(後先になってすみませんです)
そしてフォントインストール後にインストーラーを起動させます

インストール

インストーラーが起動しました

使用する言語を選択します

ロケーションを地図上をクリックして設定します

使用するキーボードレイアウトを設定します
日本で販売されているWindows系のパソコンは下記でOKです

インストールするデバイス、パーティションのインストール方法を選択します
このデバイスは予めパーティションを切ってあるので、手動パーティションを選択します

インストールするパーティションクリックして、下記のように編集設定します

インストールするデスクトップ環境等を選択します
ここは任意なので、お好きなデスクトップとオプションを選択します

ユーザー情報を入力します

最終確認です
確認後にインストールをクリックします

インストール開始しました
しかしここで小一時間かかります Archなので早いミラーサイトを設定すれば良かったです

Xfceですが、インストール中はメモリ消費量が結構いい感じで上がります

インストール終了です
パソコンをシャットダウンさせ、USBメモリを確実に抜いて終了です

コンピューターのBoot画面

シンプルすぎるBoot画面なのでカスタマイズしたくなります

Desktop

起動しました 起動後の挙動は超軽快 ★★★★★
想像以上に軽快に動作します しかも起動はBoot画面から9秒弱
さすがArch Linuxです

Arch Linux Cinnamon のデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です

ログイン画面

ログイン画面ではユーザーパスワード入力でログインできます

Lock画面

Lock画面は、設定したアイドル時間超過か、強制でコンピューターをロックさせる事ができます
ユーザーパスワードを入力でロックを解除できます

パネルアイテム 左側

メニュー

アプリケーションランチャーは、CinnamonのWindowsテイストなUIで使いやすいです

パネルアイテム 左側

日時

パネル上は時計を表示 クリックでカレンダーが表示されます

右クリックメニュー

デスクトップ上での右クリックメニューです

背景の設定

デスクトップの背景の設定にはArch系の画像はありません
これは追加でインストールしたarchlinux-wallpaperの画像の一枚です

archlinux-wallpaperをインストール

GNOME端末を起動します
下記コマンドを入力します

$ sudo pacman -Sy
$ sudo pacman -S archlinux-wallpaper

インストール後はuser/share/backgrounds/archlinuxに保存されます

System Tools

システム設定

各種設定ツールのシステム設定です

GNOME端末

ターミナルエミュレーターのGNOME端末です

Nemo

ファイルマネージャーのNemoです

Pamac

アプリ管理ツールのPamacです
GUI操作にてアプリのインストールからアップデートまで行えるツールです

Applications

今回は特に余計なアプリをインストールしていないので、アプリは思いっきり必要最低限です

Chromium

ウェブブラウザのChromiumです
ウェブブラウザは最低限欲しいので追加インストールしました
非常に軽快に動作します

xed

テキストエディタのxedです
非常に軽快に動作します

Audacious

高機能高音質ミュージックプレイヤーのAudaciousです
ミュージックプレイヤーは、自分的に必須アイテムなので追加インストールしました

日本語入力

日本語入力関連ツールのFcitxをインストール設定します

Fcitx関連をインストール

GNOME端末を起動します
下記コマンドを入力します

$ sudo pacman -Sy
$ sudo pacman -S fcitx fcitx-mozc fcitx-configtool

.xprofileを作成

テキストエディタを起動します
homeフォルダに.xprofileを作成し、下記を記述して保存します

export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx

ファイルマネージャー隠しファイルは表示しない設定になっています
.xprofileは非表示ファイルなので、保存後はファイルマネージャー上では表示されません ファイルマネージャーの設定で、隠しファイルを表示にチェックを入れると表示できます

一旦ログアウトします

Fcitxを設定

再ログインするとFcitxがパネルに常駐しているので、クリックして設定を開きます

入力メソッドタブで、日本語キーボードMozcが設定されていることを確認します

テキストエディタを起動して、日本語入力のテストをします

dell OPTIPLEX 3010

CPU Intel Core™ i3 3220 3.3GHz
RAM 4GB DDR3 1600 MHz SDRAM
STORAGE SSD128GB

あとがき

Calam Arch Installerを使えば、簡単にArch Linuxをインストールできます

実はCore2Duo U7500搭載のLet’s note CF-R6にもインストールを試みました
しかしインストール中にメモリの消費量がグングン上がってギリギリな感じですが、とりあえずインストール完了しました インストールする場合はメモリ2GB以上必須な気がします

以前CF-R6にArch Linuxをインストールした時は、当然CUI操作だったのでここまで危険な感じではなかったので、Calam Arch Installerは低スペックでは使わない方がいいかもしれませんね 特にCF-R6は熱暴走の恐れがあるので、レビューはそこそこのスペックのパソコンを使いました

因みに、今回のインストールに消費した容量は6.18GB(Audacious・Chromium・archlinux-wallpaper込み)

Calam Arch Installerは、色々な意味で期待大なので今後に期待ですね

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