先日書いたPentium4の記事が想像以上の反響
今回はPentium4の底力を見せるべく、Pentium4の名誉挽回と現在でも通用するその実力を書いてみたいと思います

Intel D945GNT Prescottマシーン
今回使用するパソコンはマザーにIntel D945GNTを使用
使うPentium4は燃えるCPUのPrescott
メモリはDDR2 4GB ストレージはSATA SSD128GBとCPUを援護
比較的正統派な布陣で挑んでみたいと思います

M/B | Intel D945GNT |
CPU | Intel Pentium4 630 Prescott-2M 3.0GHz |
RAM | DDR2 SDRAM 4GB (2GB ×2) |
VIDEO | Intel® GMA 950 |
STORAGE | SATA SSD 128GB |
Linux Mint 20.1インストール
Linux Mint 20.1をLiveセッションで起動させます
起動後の挙動は至って軽快 良い感じで動作します

インストーラーを起動
インストーラーも難なく起動インストールします

インストールは割愛します
Linux Mintインストールに興味の方は下記記事をご覧ください

起動
起動しました 合わせてタスクマネージャーも起動させます
起動後の挙動は至って軽快 ★★★☆☆
15年くらい前の低スペックPCを感じさせない安定感 この辺はSATAのSSDとRAM4GBの恩恵を感じます

アップデートマネージャー
とりあえずアップデートマネージャーを起動
アップデートマネージャーはそこそこ軽快に更新データをダウンロード インストール時はCPUの動きが激しくなりますが許容範囲

アップデート終了 時間的には新しいPCと殆ど変わらないくらいでアップデート終了しました
アップデート中もマシンには余裕があったので軽作業くらいは余裕で出来そうでした

PCを再起動 アップデートが終わった所為か、心なしか先ほどより軽い感じです

LibreOffice
オフィスアプリのLibreOfficeを起動 2秒前後で起動 想像以上に素早く起動します

LibreOfficeのワープロアプリを起動します こちらも素早く起動
Linux Mint 20.1はインストール後に日本語入力できるので日本語入力テスト
全く引っ掛かりとか無く軽快に動作します はっきり言って最新のPCと変わらない感じで動作します

グラフィックツール
1925×1809のPNG画像をビューアで起動します
1秒そこそこで起動 軽快に動作します

画像編集アプリで先ほどの画像を開きます こちらは2秒くらいで起動
起動後もそこそこ軽快に使うことが出来ます

Firefox
次は低スペックパソコンの弱点のウェブブラウザのFirefoxを起動します
今回このパソコンにはウェブブラウザ対策でメモリを4GBに増設、ストレージはSSDをセレクト これでダメなら諦めるしかないですね
Firefoxは初回起動は4秒くらいで起動しましたが、2回目以降は3秒くらいで起動
想像以上の素早い起動なので、Youtubeを開いてみます

Youtubeページは余裕で開きますが、さすがに動画再生するとCPUは一気に振り切り始めます
動画はAutoで480pで再生されます 1080p60fpsに変更してみますが、さすがにこのスッペックではカクカク 720p60fpsでなんとか視聴可能なレベル
この辺の低スペックパソコンでのYoutube視聴は、VLCメディアプレイヤーあたりを使えば、それなりに視聴できそうですね

それにしてもこのPCでYoutubeの720p60fpsがそこそこ観れることにオドロキです
これならFirefoxを普段使いのウェブブラウザとして使えそうですね
Rhythmbox
ミュージックプレイヤーのRhythmboxを起動します
3秒くらいで起動 起動後も安定してメディアファイルを再生してくれます

この辺は好みもありますが、自分的にはもうワンランク落として軽量なミュージックプレイヤーを選択したいですね ミュージックプレイヤーはエディタ的な軽作業と一緒に使うことが多いので、低スペックのパソコンでは少しでも軽いミュージックプレイヤーを使いたいですね
因みにオススメは、Audacious・DeaDBeeFあたりですね 共に軽量で高音質なので低スペックパソコンでは重宝します
あとがき
高クロックのPentium4は現在では不経済極まりなく省電力な現在には居場所は無く、F-1のターボ車と同様消えゆく技術かもしれません
しかしシングルコアを力技で動かせる妙なロマン?もある気がします
純正マザーのD945GNTの安定感も有って良い結果が残せた気がします

因みにWindows10インストールも特に問題なく完了
D945GNTマザーは、Intel公式サポートではWindows Vistaまで
でもなんとかなるんですよね
しかしPrefetchW・LAHF/SAHFのサポートされてないので、64bit版はインストールできず32bit版のみの選択肢になります

Pentium4といえばTDP(熱設計電力)が高めなので起動後の消費電力が気になります
Intel Pentium4 630 PrescottのTDPは84W
今回パソコンを組む段階で極力無駄なデバイスを省くようにセッティング
電源は550Wを設置
電源ONから起動までは149Wと割と高めです

Linux Mintを起動 アイドル時は76W 負荷が掛かると150Wくらいに跳ね上がります

Windows10を起動 アイドル時は78WとLinux Mintより若干高め
負荷を掛けるとMint同様150Wくらいに跳ね上がります

今、自分がメインで使っている4kのiMacが平均45Wくらいで動作します
Raspberry Pi4は4Wそこそこ
Pentium4は時代遅れの無駄飯食いですが、なんかヲタ心を擽るCPUなんですよね
高クロックの力技でOSを起動させるPentium4

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