2021.07 軽量なQ4OS 3.15 Centaurus Plasmaを、Core2Duo E7400搭載のFMV DESKPOWER CE/B40にインストール

Debian
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今日は2021.06.29リリースの、Q4OS 3.15 Centaurus Plasmaを使ってみたいと思います

Q4OSはGermany(ドイツ)発の、Debian GNU/Linuxをベースにした軽量で使いやすいデスクトップ指向のオペレーティングシステムです 生産性の高いシステムを簡単に実現する事を重点を置いてあるので、自分好みの作業環境を手に入れたい人にとって理想的なLinuxディストリビューションです

無駄のない高速なシステムを簡単にセットアップ、余分なコンポーネントやアプリケーションを排除できるので、ビギナーからエキスパートユーザーまで幅広く支持されています

Q4OSはセキュリティー面でも、DebianGNU / Linuxの信頼性と堅牢性を備え、Linuxの高度なセキュリティ機能でマルウェアやスパイウェアからユーザーを保護してくれます

そんなQ4OS 3 CentaurusLTSのアップデートがリリース
新しい3.15シリーズはDebian Buster 10.10をアップデート 最新のDebian安定版カーネルと重要なセキュリティやバグ修正
Q4OSの改善や修正、以前の安定したQ4OS 3Centaurusリリースからの変更をカバーする累積的なアップグレードになります

今日はWindows VISTA世代のパソコン Core2Duo E7400搭載のFMV DESKPOWER CE/B40に、KDE Plasmaデスクトップ搭載Q4OS 3.15 Centaurus Plasmaをインストールしてみたいと思います

インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします

今回は解像度1920×1080にて使用してみたいと思います

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Q4OS 3.15 Centaurus Plasma

Release 2021.06.29
Type Linux
Based on Debian (Stable)
Architecture aarch64, armhf, i686, x86_64
Desktop KDE Plasma, Trinity

最小システム要件

 KDE Plasma  Trinity 
CPU1GHz300MHz
メモリ1GB128MB
ディスク容量5GB3GB

この数値は公式よりアナウンスされているものです

ダウンロード

Q4OS - desktop operating system

今回ダウンロードしたISOイメージは、q4os-3.15-x64.r1.isoです

Live BootできるUSBメモリの作成

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起動

USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します

この画面が現れます このままEnterキーを押します

起動途中にこのウインドウが現れます
使用する言語を選択してOKをクリックします

起動しました それでは順に沿ってインストールしていきます

  1. ネットワークに接続
  2. インストーラーを起動

インストール

インストーラー起動しました
使用する言語を選択します

キーボードレイアウトを選択します
日本で販売されているWindows系のパソコンは下記選択でOKです

  1. インストールするストレージデバイスを選択します
  2. 任意のパーティションにインストール可能な手動パーティションを選択します

インストールするパーティションを選択して下記のように編集設定します

必要なユーザー情報を入力します

最終確認後にインストールをクリックします

インストール開始しました 終了までお茶でも飲んで待機します

インストール終了 パソコンをシャットダウンさせ、USBメモリを確実に抜いて終了です

Desktop

このパソコンでの起動後の挙動は至って軽快 ★★★★☆
普通に即戦力マシーンとして使う事ができます

Q4OS 3.15 Centaurus Plasmaのデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左シングルクリック実行の設定です

アプリケーション

Q4OS 3.15 Centaurus Plasmaのアプリケーションランチャーは、KDEのシンプル且つ機能的なランチャーが設置されています

サウンドコントロール

パソコンのサウンドデバイスの音量調整です

クリックで詳細設定を呼び出せます

右クリックメニュー

デスクトップ上での右クリックメニューです

デスクトップの設定

デスクトップの設定にはオリジナルの背景画像が用意されています
Debian系の画像が多い印象です

System Tools

KDEシステム設定

各種設定ツールのグローバルなKDEプラットフォーム設定のシステムマネージャーです
デスクトップをカスタマイズおよび管理 検索機能で想定される設定を絞り込み、アイコンより詳細情報を示すツールチップが表示できます

Konsole

KonsoleはKDEの端末エミュレータです

Dolphin

Dolphinは使いやすさを重視したKDEのファイルマネージャーです

Software Center

Software CenterはQ4OSのアプリ管理ツールです
GUI操作にてアプリをインストールできるツールです

Applications

Google Chrome

Google ChromeはGoogleが開発したクロスプラットフォームのウェブブラウザです 
ウェブを最大限に活用するための機能がフルに搭載 アドレスバーで情報を検索したりワンクリックでウェブサイトを翻訳 カスタマイズされたオススメ記事をスマートフォンで表示したりできます
Chromeはフィッシングサイトや危険なサイト等で起こるセキュリティの問題からユーザーを自動的に保護 ユーザーは安心してネットサーフィンできます

このパソコンでは2〜3秒ほどで起動 起動後はそこそこ軽快に動作します
この辺はSSDとRAM4GB積んでいる恩恵が大きいですね

LibreOffice

LibreOfficeはThe Document Foundation(ザ ドキュメント ファンデーション、ドキュメント財団)のオープンソースのオフィスアプリです

Writer(文書作成)・Calc(表計算)・Impress(プレゼンテーション)・Draw(ベクタードローグラフィック)・Base(データベース)・Math(数式作成)から構成され、MS社のオフィスと遜色ないパフォーマンスを見せてくれます

このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します

Gwenview

Gwenviewは、KDEデスクトップの画像ビューアです
高速で使いやすいビューアで、画像のコレクションを参照して表示させるには最適なアプリです

Gwenviewは編集面でも簡単な画像操作をサポート 回転・ミラー・反転・サイズ変更・コピー・移動・削除などの基本的なファイル管理アクションをサポート
スタンドアロンアプリケーションとKonquerorブラウザの埋め込みビューアの両方として機能 KIPIプラグインを使用して拡張できます

このパソコンでは軽快に動作します

Clementine

Clementineはマルチプラットフォームの音楽プレイヤーです 
Amarok1.4をインスパイアビルド 音楽の検索・再生が簡単に素早くできるのが特徴 ローカルミュージックライブラリの検索と再生 インターネットラジオの試聴 Box・Dropbox・Google Drive・OneDriveなどのクラウドストレージ等の連携など、多くの機能を搭載しています

日本語入力

日本語入力関連ツールをインストール設定します

Fcitxをインストール

Konsoleを起動します
下記コマンドを入力します

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install fcitx fcitx-mozc

一旦ログアウトします

Fcitxを設定

ログインするとパネルにはFcitxが常駐しているので、クリックして設定を開きます

入力メソッドのタブで、日本語キーボードMozcが設定されていることを確認します

ワープロアプリを起動して、日本語入力のテストをします

今回使用したパソコン

FMV DESKPOWER CE/B40 FUJITSU

CPU Core2Duo E7400 2.8GHz
RAM DDR2 SDRAM PC2-6400 4GB (2GB ×2)
VIDEO Intel Graphics Media Accelerator 3100(M/B内蔵)
STORAGE SATA SSD 128GB
Windows Vistaモデル 現在Windows10運用中

あとがき

もともと軽量なKDEデスクトップ環境ですが、Q4OS上で更なる快適さを提供 Core2Duo辺りの中途半端なCPUで動かすには最高のディストリビューションです 今回はSSDと4GBRAMの恩恵も有って普通にメインPCとして使えるくらい快適 DDR2のメモリと128GBのSSDは、かなり安価になっているのでオススメのカスタマイズですね

今回のインストールで消費した容量は6.37GBとなかなかエコなサイズ

インストールするならWindowsXPモデルから行けると思いますが、手堅くWindows Vistaモデルをチョイスしたほうが良いかもしれませんね 今回使ったパソコン辺りなら良いパフォーマンスを見せてくれると思います

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