今日は2021.07.29にリリースされた、Siduction 21.2.0 farewell KDEを使ってみたいと思います
SiductionはGermany(ドイツ)発の、Debian GNU / Linux (Unstable)ブランチに基づく、デスクトップ指向のLinuxディストリビューションです
aptosidから分岐したsiductionは、多くのデスクトップ環境を備えたライブメディアを提供 ユーザーライクなOSを目指し、コミュニティでの友好関係を推進しています
今日はWindows VistaモデルのCore2Duo E7400搭載FMV DESKPOWER CE/B40 にインストールしてみます
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
今回は解像度1920×1080にて使用してみたいと思います
Siduction 21.2.0 farewell KDE

Release | 2021.07.29 |
Type | Linux |
Based on | Debian (Unstable) |
Package Management | dpkg |
Architecture | x86_64 |
Desktop | Cinnamon, GNOME, KDE Plasma, LXDE, LXQt, MATE, Xfce |
Download
今回ダウンロードしたISOイメージは、siduction-21.2.0-farewell-kde-amd64-202107281755.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます タイムゾーン・キーボードレイアウト・言語を選択してEnterキーを押します

起動しました それでは順に沿ってインストールしていきます

- ネットワークに接続
- インストーラーを起動
インストール
インストーラー起動しました
使用する言語を選択します

次へをクリックします

地図上をクリックしてロケーションを設定します

キーボートレイアウトを設定します
日本で販売されているWindows系のパソコンは下記選択でOKです

インストールするパーティションを設定します
- パソコンに複数ストレージがある場合、一番上のストレージデバイスを選択で設定します
- このパソコンには他のOSもインストール済みなので、任意のパーティションにインストール可能な手動パーティションを選択します

インストールするパーティションを選択して下記のように編集設定します

必要なユーザー情報を入力します

最終確認です 確認後にインストールをクリックします

インストール開始しました 終了までお茶でも飲みながら待機します
インストール完了しました パソコンをシャットダウンさせUSBメモリを確実に抜いて終了です

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は至って快適 ★★★★☆
Core2Duo搭載のパソコンとはいえSSD・4GBRAM搭載機なので快適に動作します

Siduction 21.2.0 farewell KDEのデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です

メモリ消費量が素晴らしく軽快な動作を提供します
アプリケーション
アプリケーションランチャーはKDEのシンプルで機能的なタイプが設置されています

状態と通知
右側のパネル常駐ツール状態と通知が表示されます

右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはオリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
KDEシステム設定
各種設定ツールのグローバルなKDEプラットフォーム設定のシステムマネージャーです
デスクトップをカスタマイズおよび管理 検索機能で想定される設定を絞り込み、アイコンより詳細情報を示すツールチップが表示できます

Dolphin
Dolphinは使いやすさを重視したKDEのファイルマネージャーです

Konsole
KonsoleはKDEの端末エミュレータです

Discover
DiscoverはKDEのアプリ管理ツールです
GUI操作にてカテゴリ別・検索または参照し、スクリーンショットやレビューを読んでユーザーが求めるアプリをインストールすることが出来ます
DiscoverはPlasmaやKDE全てのアプリのアドオンを検索インストール管理することが出来ます

Applications
Firefox
Mozilla FirefoxはMozilla Foundation及び、その傘下のMozilla Corporationによって開発されているフリーでオープンソースのウェブブラウザです
プライバシーを一切侵害せず、あらゆるユーザーの為に開発 ユーザーに関するデータを収集せず、強力なプライバシー設定でトラッカーによるウェブ追跡をブロックします

このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します
LibreOffice
LibreOfficeはThe Document Foundation(ザ ドキュメント ファンデーション、ドキュメント財団)のオープンソースのオフィスアプリです

Writer(文書作成)・Calc(表計算)・Impress(プレゼンテーション)・Draw(ベクタードローグラフィック)・Base(データベース)・Math(数式作成)から構成され、MS社のオフィスと遜色ないパフォーマンスを見せてくれます

このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します
GIMP
GIMP(GNU Image Manipulation Program)は、GNU GPL(GNU General Public License)のビットマップ画像編集・加工ソフトウェアです
フリーソフトウェアでありながら、有料の画像編集アプリと遜色のないレベルの機能を装備 レイヤー・トーンカーブ・ヒストグラム・画像の形状からの切り抜き・ブラシエディタ・パスの編集・多種多様なプラグインに加えて、モザイク編集やアニメーション合成(GIFアニメーション)を行えるフィルタ機能も数多く備えています

このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します
mpv
mpvはMPlayerとmplayer2からフォークしたメディアプレーヤーです

日本語入力
日本語入力関連ツール(Fcitx)をインストール設定します
Fcitxをインストール
Konsoleを起動します
下記コマンドを入力します
$ su (スーパーユーザーにログインします)
# apt-get update
# apt-get install fcitx fcitx-mozc
一旦ログアウトします
Fcitxを設定
再ログインするとパネルにはFcitxが常駐しているので、クリックして設定を起動します

入力メソッドの設定で、日本語キーボードとMozcが設定されている事を確認します

ワープロアプリを起動して日本語入力のテストをします

あとがき
Siduction 21.2.0 farewell KDEはシンプル過ぎる印象 悪くいえばシンプルすぎてSiduction感が薄く、何処にでもあるKDE系のディストリビューションって感じ? 次回はXfceデスクトップあたりを使ってみたいですね

今回のインストールに消費した容量は7.92GB インストールするなら25GBは欲しいところですね

今回使用したパソコン
FMV DESKPOWER CE/B40 FUJITSU


CPU | Core2Duo E7400 2.8GHz |
RAM | DDR2 SDRAM PC2-6400 4GB (2GB ×2) |
VIDEO | Intel Graphics Media Accelerator 3100(M/B内蔵) |
STORAGE | SATA SSD 128GB |
Windows Vistaモデル 現在Windows10運用中 |
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