今日は2021.11.02にリリースされたFedora 35を使ってみたいと思います
Fedoraは、Red Hat社が支援するコミュニティー「Fedora Project」によって開発されているRPM系Linuxディストリビューションです
ワークステーション・サーバー・IoTとオフィシャルなエディションを提供
オープンソースなプラットフォームのFedoraは、イノべーティブで自由 ハードウェア・クラウド・コンテナに使え、ソフトウェア開発者やコミュニティのメンバーの使い勝手に合った解決策をを元に構築します
FedoraはデフォルトのデスクトップはGNOMEを採用していますが、他の環境を望むユーザーの為にSPINS版があります
SPINS版は、KDE Plasma・Xfce・LXQT・MATE-Compiz・Cinnamon・LXDE・Soas・i3と多くの環境を用意 Fedoraの魅力を多くの環境下で楽しむことができます
今回はSPINS版Xfce環境を使ってみたいと思います

今日はWindows VistaモデルのCore2Duo E4300搭載のFMV DESKPOWER CE50W7にインストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
今回は解像度1280×1024にて使用してみたいと思います
Fedora Xfce 35

Release | 2021.11.02 |
Type | Linux |
Based on | Independent |
Package Management | RPM (dnf) |
Architecture | armhf, i686, powerpc, ppc64el, s390x, x86_64 |
Desktop | Awesome, Cinnamon, Deepin, Enlightenment, GNOME, KDE Plasma, LXDE, LXQt, MATE, Openbox, Pantheon, Ratpoison, Xfce |
最小システム要件
Fedoraが快適に動作する為の最低限のシステム | |
CPU | ー |
メモリ | 2GB |
ディスク容量 | 最小20GBディスク必要 |
2GB以上のUSBメモリ |
この数値は公式よりアナウンスされているものです
Download
今回使用するISOイメージファイルは、Fedora-Xfce-Live-x86_64-35-1.2.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このままEnterキーを押します

起動しました それでは順に沿ってインストールしていきます

- ネットワークに接続
- インストーラーを起動
インストール
インストーラーが起動しました
使用する言語を選択します

必要な情報を入力してインストールを進めます

Fedoraのインストールは下記記事をご参考に

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は、至って快適 ★★★☆☆
普通に即戦力で使うことができるレベルで動作します

Fedora Xfce 35 のデスクトップはパネルは上に設置 下にはパネルランチャーが設置されています マウスは左ダブルクリック実行の設定です

アプリケーション
Fedora Xfce 35のアプリケーションランチャーは、win9xテイストなシンプルなランチャーが設置されています

サウンドコントロール
サウンドデバイスの音量調節です

クリックメニューより詳細なサウンド設定を呼び出せます

日時
パネル上はデジタル時計を表示 クリックでカレンダーが表示されます

デスクトップ上での右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューはXfce環境なので、アプリケーションランチャーも設置されています

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはオリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
設定マネージャー
各種設定ツールのXfce環境の設定マネージャーです

Thunar
Xfce環境の高機能なファイルマネージャーのThunarです

Terminal
Xfce環境のターミナルエミュレータのTerminalです

Applications
Fireofox
Mozilla FirefoxはMozilla Foundation及び、その傘下のMozilla Corporationによって開発されているフリーでオープンソースのウェブブラウザです
プライバシーを一切侵害せず、あらゆるユーザーの為に開発 ユーザーに関するデータを収集せず、強力なプライバシー設定でトラッカーによるウェブ追跡をブロックします

このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します
RAM4GBの恩恵が大きいですね
Claws Mail
Claws Mailは、GTK +をベースにしたメールクライアント(およびニュースリーダー)です
優雅で洗練されたインターフェースは簡単な設定で使うことができます ユーザーに優しい直感的な操作で豊富な機能と拡張性を持ち合わせ、堅牢性と安定性の高いメールクライアントです

このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します
Gnumeric
GnumericはGNOME Officeに含まれるフリーでオープンソースなワードプロセッサです
Microsoft Excelなどのプロプライエタリな表計算ソフトの代わりに使用できる軽量な表計算ソフトで、GNOMEアプリケーションの中で充実したプラグインシステムを持ち、カスタム関数などアドオン作成可能 プラグインをPerlやPythonなどの言語での記述も可能です
Gnumericはエクセル・XML・HTML・Applix・Quattro Pro・PlanPerfect・Sylk・DIF・Oleo・SC・OpenDocument・Lotus 1-2-3等の多くのスプレッドシートフォーマットを読み書きでき、Gnumeric自身のフォーマットはgzipで圧縮されたXMLです

このパソコンでは、軽快に動作します
Mousepad
Mousepadは、Xfce環境の軽量テキストエディタです

このパソコンでは、軽快に動作します
ristretto
画像ビューアのristrettoです

このコンピューターでは軽快に動作します
Parole
Xfce環境のシンプルなメディアプレイヤーです

このパソコンでは、軽快に動作します
日本語入力
Fedora Xfce 35には日本語入力関連ツールはインストール設定済みです
入力メソッドはAnthyが入っていますので、今回はデフォルトで使ってみたいと思います
入力メソッドのセレクターを起動します
デフォルトの入力メソッドはIBusで設定されています

設定画面を開きます IMEはAnthyがインストール設定されています
物足りないと思われる方は、高機能なIBus-Mozcをインストール設定しましょう
今回はこのままAnthyを使います

テキストエディタを起動して日本語入力のテストをします

あとがき
Fedora Xfce 35はCore2Duo E4300搭載したWindows Vista世代のパソコンの富士通FMV DESKPOWER CE50Wで快適に使うことができました


今回のインストールで消費した容量は5.46GBと結構ミニマム インストールするなら最小システム要件通り20GBくらいでも余裕で運用可能です

インストールするパソコンはWindows Vista世代のパソコン以上になると思います 今回使用したパソコン以上なら良いパフォーマンスを見せてくれると思います
今回使用したパソコン
FMV-DESKPOWER CE50W7 FUJITSU





CPU | Core 2 Duo E4300 1.8GHz |
RAM | DDR2 SDRAM PC2-6400 4GB (2GB ×2) |
VIDEO | Intel Graphics Media Accelerator X3000(M/B内蔵) |
STORAGE | SATA HDD 320GB |
| Windows Vistaモデル 現在は超快適オフライン運用中です |
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