今日は2021.10.28にリリースされたStormOS XFCEを使ってみたいと思います

Storm OSは、Ben Fitzpatrickによって開発されたArchをベースにしたLinuxディストリビューションです Storm OSは、Xfceデスクトップをユーザーライクにカスタマイズ 使いやすいCalamaresインストーラーで簡単に導入でき、Pamacパッケージマネージャーを装備しているので、ビギナーユーザーでもアプリを簡単にインストールできます

ArchLinuxの魅力を一人でも多くの方に簡単に体験欲しくビルドされたディストリビューションです ユーザーエクスペリエンスを楽しく気軽にArch Linux系で満喫できます
今日はWindows Vista世代のパソコンのCore2Duo E4300搭載のFMV DESKPOWER CE50W7に、日本語インストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
今回は解像度1280×1024にて使用してみたいと思います
StormOS XFCE

Release | 2021.10.28 |
Type | Linux |
Based on | Arch |
Package Management | Pacman |
Architecture | aarch64, x86_64 |
Desktop | Xfce, KDE Plasma |
ダウンロード
今回使用するISOイメージファイルは、StormOS-XFCE.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します

Liveセッションが起動と同時にインストーラーが立ち上がります
使用する言語を選択します

地図上をクリックしてロケーションを設定します

キーボードレイアウトを設定します
自動的にキーボードが認識され、それに合ったキーボードレイアウトが選択されます

インストールするデバイスを選択します
このパソコンには他のOSもインストール済みなので、任意のパーティションにインストール可能な手動パーティションを選択します

インストールするパーティションを選択して下記の様に編集設定します

必要なユーザー情報を入力します

インストールしたいアプリ等をチェック入れます
今回はノーチェックで進めます

最終確認です 確認後にインストールをクリックしてインストールします

インストール開始しました 終了までお茶でも飲みながらマッタリ過ごします

インストール終了しました パソコンをシャットダウンさせUSBメモリを確実に抜いてインストールは終了です

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は至って軽快 ★★★☆☆
Arch系のXfceディストリビューションって感じで、普通に即戦力で使うことが出来ます

StormOS XFCEのデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です

Whisker Menu
StormOS XFCEのデスクトップには、Xfce環境の軽快で使いやすいWhisker Menuが設置されています

天気
表示させたい天気のロケーションや設定を入力すれば、下記の様に天気情報が表示されます
通常はパネル上に天気情報表示 クリックで下記の様に詳細な天気が表示されます

サウンドコントロール
サウンドデバイスの音量調節です

クリックメニューによりオーディオミキサーが起動できます

日時
パネル上はデジタル時計が設置 クリックでカレンダーが表示されます

デスクトップ上での右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューはXfce環境なのでアプリケーションランチャーも設置されています

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはオリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
設定マネージャー
Xfce環境の各種設定ツールの設定マネージャーです

Thunar
Xfce環境の高機能なファイルマネージャーのThunarです

Terminal
Xfce環境のターミナルエミュレーターのTerminalです

Pamac
Pamacはパッケージ マネージャーです AURとAppstreamをサポートするlibalpmに基づいています
強力な機能がセットされていますが、ビギナーユーザーでも使いやすいインターフェース
ユーザーライクなパッケージマネージャーです

Applications
Firefox
Mozilla FirefoxはMozilla Foundation及び、その傘下のMozilla Corporationによって開発されているフリーでオープンソースのウェブブラウザです
プライバシーを一切侵害せず、あらゆるユーザーの為に開発 ユーザーに関するデータを収集せず、強力なプライバシー設定でトラッカーによるウェブ追跡をブロックします

このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します
Thunderbird
メールクライアントのThunderbirdです

このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します
AbiWord
StormOS XFCEにはワープロアプリがインストールされていないので、軽量高機能なAbiwordを追加でインストールしました
AbiWordはGNOME Officeに含まれるフリーでオープンソースな軽量ワードプロセッサです
文書フォーマット・表・脚注の表示やインデックスの自動作成等の機能を備え、UIはMicrosoft Wordなので、比較的馴染みやすい外観 ソフトウェアはクロスプラットフォームに対応し、機能の拡張はプラグインによって可能 他のオフィスと簡単にデータを交換可能
インポート・エクスポート可能なファイル形式は、Rich Text Format・(.rtf)・Microsoft Word (.doc)・OpenDocument Text (.odt・Office Open XML (.docx)・HTMLとLaTeX
アプリケーション固有のフォーマットはXML形式です

このパソコンでは軽快に動作します
Gnumeric
StormOS XFCEには表計算アプリがインストールされていないので、追加でインストールしました
GnumericはGNOME Officeに含まれるフリーでオープンソースなワードプロセッサです
Microsoft Excelなどのプロプライエタリな表計算ソフトの代わりに使用できる軽量な表計算ソフトで、GNOMEアプリケーションの中で充実したプラグインシステムを持ち、カスタム関数などアドオン作成可能 プラグインをPerlやPythonなどの言語での記述も可能です
Gnumericはエクセル・XML・HTML・Applix・Quattro Pro・PlanPerfect・Sylk・DIF・Oleo・SC・OpenDocument・Lotus 1-2-3等の多くのスプレッドシートフォーマットを読み書きでき、Gnumeric自身のフォーマットはgzipで圧縮されたXMLです

このパソコンでは軽快に動作しました
nomacs
nomacsはFLOSSの画像ビューアで、一つのウィンドウ内にたくさんのサムネイルやフレームなしの画像やExif情報を表示します ちょっとした編集も可能なオープンソースの高機能画像ビューアです

このパソコンでは軽快に動作します
Lollypop
LollypopはGNOMEデスクトップ環境の音楽プレーヤーです
軽量でGNOMEデスクトップ環境で十分に動作することを目標に設計され、MP3やFLACなどの音声ファイルフォーマットに対応
歌詞の取得やアルバムアートの自動ダウンロードや、MTP経由でのAndroid端末との同期も可能です

このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します
日本語入力
日本語入力関連ツールのFcitxをインストール設定します
Fcitxをインストール
Terminalを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo pacman -Sy
$ sudo pacman -S fcitx fcitx-mozc fcitx-configtool
.xprofileを作成
テキストエディタを起動します
homeフォルダに.xprofileを作成し、下記を記述して保存します
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
ファイルマネージャーは非表示ファイルは表示しない設定になっています
.xprofileは非表示ファイルなので保存後は、ファイルマネージャー上では表示されません
表示設定で隠しファイルを表示にチェックを入れると表示させる事ができます

一旦ログアウトします
Fcitxを設定
再ログインするとパネルにはFcitxが常駐しているので、クリックして設定画面を開きます

入力メソッドの設定で、日本語キーボードとMozcが設定されている事を確認します

ワープロアプリを起動して日本語入力のテストをします

あとがき
StormOS XFCEはCore2Duo E4300搭載のWindows Vista世代のパソコンの、富士通FMV DESKPOWER CE50W7で快適に動作しました


今回のインストールで消費した容量は9.77GBと割とコンパクトに収まります インストールするなら25GBくらいは欲しいところですね

インストールするなら64bit版のみなので、Windows Vista世代のパソコン以上になると思います
今回使用したパソコン
FMV-DESKPOWER CE50W7 FUJITSU





CPU | Core 2 Duo E4300 1.8GHz |
RAM | DDR2 SDRAM PC2-6400 4GB (2GB ×2) |
VIDEO | Intel Graphics Media Accelerator X3000(M/B内蔵) |
STORAGE | SATA HDD 320GB |
| Windows Vistaモデル 現在は超快適オフライン運用中です |
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