今日は2022.04.21にリリースされたUbuntu MATE 22.04 LTS Jammy Jellyfish使ってみたいと思います

Ubuntu MATEはUbuntu公式の派生品で、UIにGNOME2のコードからフォークされたMATE(マテ)デスクトップ環境を使用 コンピューターの能力を最大限に活用し、従来のデスクトップメタファー使用した直感的で魅力的な環境をユーザーに提供 WindowsやMacを使ったことの有る方は違和感なく使えるデスクトップに仕上がっています


自由度の高いデスクトップ環境を備え 安定した使いやすいUbuntu MATEは、比較的敷居の低いハードウェア要件なので、最新のワークステーションから古いハードウェアを搭載したパソコンで使うことが可能です

今日はWindows Vista世代のパソコンのCore2Duo E4300搭載のFMV DESKPOWER CE50W7に、日本語インストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
今回は解像度1280×1024にて使用してみたいと思います
Ubuntu MATE 22.04 LTS Jammy Jellyfish

Release | 2022.02.24 |
Type | Linux |
Based on | Ubuntu |
Package Management | dpkg |
Architecture | aarch64, armhf, i686, powerpc, x86_64 |
Desktop | MATE |
Download
今回使用するISOイメージファイルは、ubuntu-mate-20.04.4-desktop-amd64.isoです
システム要件
最小システム | 推奨システム | |
CPU | Pentium M 1.0GHz | Core 2 Duo 1.6GHz |
CPUアーキテクチャ | i386(2021年まで) | amd64 |
メモリ | 1GB | 4GB |
ディスク容量 | 8GB | 16GB |
グラフィック | 1024×768 | 1440×900以上 (グラフィックアクセラレーション付き) |
起動可能なDVD-ROM | 起動可能なDVD-ROM またはUSBフラッシュドライブ |
この数値は公式よりアナウンスされているものです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このままEnterキーを押します

このウィンドウが現れます
使用する言語を選択して、自分はUbuntu MATEを試すをクリックします

起動しました それでは順に沿ってインストールしていきます

- ネットワークに接続
- インストーラーを起動
インストール
インストーラーが起動しました
使用する言語を選択します

Ubuntu MATEのインストールは下記記事をご覧ください

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は、至って快適 ★★★★
余裕で現役マシーンとして使うことができます

Ubuntu MATE 22.04 LTS Jammy Jellyfish のデスクトップは上下にパネルを設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です

アプリケーション
アプリケーションランチャーは、MATEのシンプルで機能的なタイプが設置されています

ネットワーク
有線ネット・無線WiFiネットワークの接続可能なSSIDを表示・設定・接続ツールです

サウンドコントロール
パソコンのサウンドデバイスの音量調節

クリックメニューよりサウンドの設定を表示できます

日時
パネル上はデジタル時計を表示 クリックでカレンダーとスケジュールが表示されます

システムツール
システム関連とセッションのオプションの操作ができます

右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはオリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
コントロールセンター
各種設定ツールのコントロールセンターです

MATE Tweak
MATEのカスタマイズツールのMATE Tweak です

MATE端末
ターミナルエミュレータのMATE端末です

Caja
ファイルマネージャーのCajaです

Software Boutique
アプリ管理ツールのSoftware Boutiqueです
GUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです

Applications
Firefox
Mozilla FirefoxはMozilla Foundation及び、その傘下のMozilla Corporationによって開発されているフリーでオープンソースのウェブブラウザです
プライバシーを一切侵害せず、あらゆるユーザーの為に開発 ユーザーに関するデータを収集せず、強力なプライバシー設定でトラッカーによるウェブ追跡をブロックします

このパソコンでは快適に動作しました
LibreOffice
LibreOfficeはThe Document Foundation(ザ ドキュメント ファンデーション、ドキュメント財団)のオープンソースのオフィスアプリです

Writer(文書作成)・Calc(表計算)・Impress(プレゼンテーション)・Draw(ベクタードローグラフィック)・Base(データベース)・Math(数式作成)から構成され、MS社のオフィスと遜色ないパフォーマンスを見せてくれます

このパソコンでは快適に動作しました
Eye of MATE
画像ビューアのEye of MATEです

このパソコンでは軽快に動作します
Rhythmbox
Rhythmboxはデジタル音楽を再生・整理するオーディオプレーヤーです
iTunesの影響を受けているフリーソフトウェアで、GNOMEデスクトップでGStreamerメディアフレームワークを使って動くように設計 パソコン内の音楽の検索や並べ替えプレイリストのグループ化や整理し、カスタマイズした規則に従って自動的に更新します
Rhythmboxは様々なデジタル音源の再生をサポート インターネットラジオやPodcastのストリーミング再生やReplay Gainをサポートしています

このパソコンでは快適に動作しました
日本語入力
Ubuntu MATE 22.04 LTS Jammy Jellyfishには、日本語入力関連ツールのiBusがプリインストール設定済みです
設定の確認をします
iBusの設定
パネルにはiBusが常駐しています クリックして設定を開きます

入力メソッドは日本語キーボードとMozcが設定済みです

ワープロアプリを起動して、日本語入力のテストをします

あとがき
Ubuntu MATE 22.04 LTS Jammy JellyfishはCore2Duo E4300搭載のWindows Vista世代のパソコンの富士通FMV DESKPOWER CE50W7で快適に動作しました


今回のインストールで消費した容量は9.03GBと無難に小さく収まりました インストールするなら25GB以上は用意したい所ですね

インストールするパソコンはUbuntu MATE 22.04 LTS Jammy Jellyfishは64bitOSなのでWindows Vista世代以上のパソコンを使う事になると思います 今回使用したパソコン付近をチョイスすれば、きっと良いパフォーマンスを見せてくれると思います
今回使用したパソコン
FMV-DESKPOWER CE50W7 FUJITSU





CPU | Core 2 Duo E4300 1.8GHz |
RAM | DDR2 SDRAM PC2-6400 4GB (2GB ×2) |
VIDEO | Intel Graphics Media Accelerator X3000(M/B内蔵) |
STORAGE | SATA HDD 320GB |
| Windows Vistaモデル 現在は超快適オフライン運用中です |
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