今日は2022.05.18にリリースされた MX Linux21.1Wildflower 32bit使ってみたいと思います
MX LinuxはGreece(ギリシャ)発の、Debian(安定版)基づくデスクトップ指向のオペレーティングシステムです antiXと前MEPISコミュニティの間の協力的事業として開発されたMX Linuxは、エレガントで効率的なデスクトップ 確かなパフォーマンスと安定感の組み合わせを意識し設計されたLinuxディストリビューションです

MX LinuxはXfceデスクトップをデフォルトに採用 魅力的でユーザーフレンドリー 高速で低リソースを目指す中規模デスクトップ環境で、独自の機能でネイティブXfce構成を強化 最新デスクトップ環境に求められる全機能モジュラーコアコンポーネントです
ブートオプションからリポジトリ管理までの幅広いアクションをカバーする専用ツールの「MXツール」

人気のアプリケーション・MXテストリポジトリ・Debianバックポート・Flatpaksをカバーする高速パッケージインストーラーなど、古いラップトップから最新のデスクトップまで幅広いハードウェアをサポート ユーザーは大切なコンピューターを末長く使うことが出来ます

今日はAtom Z540 搭載のSONY VAIO TypePで日本語起動してみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
MX Linux21.1Wildflower

Release | 2022.05.18 |
Type | Linux |
Based on | Debian (Stable), antiX |
Package Management | dpkg |
Architecture | i686, x86_64 |
Desktop | Xfce |

Download
今回使用するISOイメージファイルは、MX-21.1_minimal_386.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます 言語・タイムゾーン・キーボードレイアウトを設定していきます

設定が完了したらメインメニューに戻ります

このままEnterキーを押して起動させます

起動しました それでは順に沿ってインストールを進めます

- ネットワークに接続
- インストーラーを起動
インストール
インストーラーが起動しました インストーラーは比較的扱いやすいので特に問題は無さそうです

MX Linuxのインストールは下記記事をご参考にしてください

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は、そこそこ軽快★★☆☆
普通に即戦力で使うことができます

MX Linux21.1Wildflowerのデスクトップはパネルは左側に設置 マウスは左シングルクリック実行の設定です

Whisker Menu
MX Linux 21.1 Wildflowerのデスクトップには、Xfce環境の軽快で使いやすいWhisker Menuが設置されています

MXアップデーター
MX Linuxのアップデートツールです 大切な更新情報をデスクトップに表示してユーザーに知らせてくれます

サウンドコントロール
サウンドデバイスの音量調節です

クリックメニューよりオーディオミキサーを呼び出せます

セッションのオプション
コンピューターをログアウトやシャットダウン実行できるツールです

デスクトップ上での右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューはXfce環境なのでアプリケーションランチャーも設置されています

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはオリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
設定マネージャー
Xfce環境の各種設定ツールの設定マネージャーです

MX Tools
MX Linuxの設定ツールです
ハードからソフトに至るまで、幅広くユーザーをサポートします

MX パッケージインストーラー
MXツールの一つ アプリ管理ツールのMX パッケージインストーラーです
GUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです

Thunar
Xfce環境の高機能なファイルマネージャーのThunarです

Terminal
Xfce環境のターミナルエミュレーターのTerminalです

Applications
MX Linux 21.1minimal 386はプリインストールされているアプリは少な目なので、必要に応じてアプリをインストールしていくことになると思います
分好みのアプリでカスタマイズしたい方には丁度良いディストリビューションに仕上がっています
Fireofox
Mozilla FirefoxはMozilla Foundation及び、その傘下のMozilla Corporationによって開発されているフリーでオープンソースのウェブブラウザです
プライバシーを一切侵害せず、あらゆるユーザーの為に開発 ユーザーに関するデータを収集せず、強力なプライバシー設定でトラッカーによるウェブ追跡をブロックします

このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します

AbiWord
軽量ワープロアプリのAviwordです
MX Linux21.1にはワープロアプリが無いので追加でインストールします
AviwordはTerminalでインストール可能です

このパソコンでは軽快に動作します
Gnumeric
MX Linux21.1には表計算アプリは無いので、軽量なGnumericをインストールしました
GnumericはGNOME Officeに含まれるフリーでオープンソースなワードプロセッサです
Microsoft Excelなどのプロプライエタリな表計算ソフトの代わりに使用できる軽量な表計算ソフトで、GNOMEアプリケーションの中で充実したプラグインシステムを持ち、カスタム関数などアドオン作成可能 プラグインをPerlやPythonなどの言語での記述も可能です
Gnumericはエクセル・XML・HTML・Applix・Quattro Pro・PlanPerfect・Sylk・DIF・Oleo・SC・OpenDocument・Lotus 1-2-3等の多くのスプレッドシートフォーマットを読み書きでき、Gnumeric自身のフォーマットはgzipで圧縮されたXMLです

このパソコンでは軽快に動作します
ristretto
MX Linux21.1には画像ビューアが無いので、Xfceでは定番のristrettoをインストールしました
Xfceの画像ビューアのristrettoです

このパソコンでは軽快に動作しました
Audacious
MX Linux21.1にはミュージックプレイヤーは無いので、自分の好みで軽量で高音質なAudaciousを追加でインストールしました
AudaciousはUnix系OS向けのオープンソースの高音質なオーディオプレーヤーです
パソコンのリソースを浪費することなく音楽を自由に再生 フォルダや個々の曲ファイルをドラッグアンドドロップでき、音楽ライブラリ全体でアーティストやアルバムを検索でき、独自のカスタムプレイリストを作成・編集できます GTK+2を用いたGUIのオーディオプレーヤーでスキンを使って外観を変えることができます

日本語入力
日本語入力ツールはiBusをインストール設定して使いました
iBusはインストールして再ログインでパネルに常駐します
クリックメニューより設定を開きます

入力メソッドタブが日本語キーボードとMozcで設定されている事を確認します

ワープロアプリを起動して日本語入力のテストをします

あとがき
MX Linux21.1 32bit版はAtom Z540 搭載の古い低スペックパソコンのSONY VAIO TypeP VGN-90HSで、そこそこ軽快に動作してくれました


今回のインストールで消費した容量は4.08GBと、割と小さく収まりました
インストールするなら25GB以上は用意してあげたい所ですね この辺はユーザーの使い勝手で臨機応変に対応していきましょう

インストールするパソコンは、今回は32bit版のMX Linux21.1でしたので、Windows XP世代のパソコンからいけると思います 今回使用したパソコン以上のスペックならば、きっと良いパフォーマンスを見せてくれると思います
今回使用したパソコン
SONY VAIO TypeP VGN-90HS




CPU | Intel® Atom Processor Z540 |
RAM | DDR2( SDRAM)2GB |
STORAGE | SSD64GB |
現在、デフォルト環境のWindows Vistaを入れて快適オフライン運用中 |
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