どんどん溜まってゆくCD
そんなCDをリッピングしてデジタル化できるLinuxのアプリのAsunder
AsunderでCDをデーター化してお部屋を整理しましょう
インストール
DebianやUbuntu系のディストリビューションは下記コマンドでインストールできます
$ sudo apt-get install asunder
標準のリポジトリでインストールできない場合は、下記コマンドにて最新版をインストールできます
$ sudo add-apt-repository ppa:webupd8team/unstable
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install asunder
ディストリビューションによってはエンコードに必要な「lame」のインストールを求められる場合があります そんな場合は臨機応変にインストールしましょう
Lameのインストール
Terminalを起動して下記コマンドでインストールできます
$ sudo apt-get install lame
lameはSynapticパッケージマネージャー等のアプリ管理ツールでもインストールできます
使い方
アプリケーションメニューより起動
外観は至ってシンプル

設定
設定を開きます
全般
このタブでは保存先やM3Uファイルを作成するか設定できます

この設定はデフォルトでも良いですが、任意のフォルダに保存したい場合は指定しましょう
ファイル名
このタブではファイル名を編集する事ができます

この設定はデフォルトでも良いですが、ファイル名に無駄な文字を少なくしたい方は、何度か試して自分好みの設定を見つけだして設定しましょう
エンコード
このタブではエンコード形式を設定できます

MP3にエンコードする場合は上記の様にMP3の所にチェックを入れビットレートを設定します
高音質のFLACする場合は下記の様にFLCAにチェックを入れ、圧縮レベルを設定します

詳細
このタブではCDDBの設定等ができます

CDDBとはミュージックCDの情報のデーターベースで、インターネット経由にてアクセスしCDの情報を取得する事ができます
古いCDやマイナーなCDをリッピングする際にCDDBにアクセスしても、情報が得られない場合があります 下記の様にサーバーをfreedbtest.dyndns.org ポートを80に変更して置くことをお勧めします

因みに今回リッピングしたCDの情報はデフォルトでは取得できません
CDから吸出し
設定をしたらCDからデーターファイルを作成します
CDをパソコンに挿入するとAsunderはCDを読み込み、必要なデーターをインターネットより取得し、下記の様に表示します
右下にある吸い出すをクリックでファイル作成を行います

作成したファイルを再生
MP3ファイル
今ほど作成したMP3ファイルです Audaciousで再生するとこんな感じで表示されます
画像下部の囲いはMP3ファイルなのでビットレートは254Kbps出ていることが判ります

FLACファイル
高音質のFLACにリッピングしたファイルは下記の囲いを見ると、ビットレートは1034Kbps出ている事が判ります

あとがき
過去に買ったCDはデジタル化する事により、色あせる事なく楽しむ事ができます
劣化の無いお気に入りのエンターテイメントは永遠ですね^^