前回レッツノートCF-R6にSolusをインストールしWindows7とマルチブート化しました 今回は残っているHDDの容量を無駄なく使い、新たにLinuxをインストールしたいと思います
今回インストールするディスリビューションはPCLinuxOSです Xfceデスクトップ環境なのでCF-R6で快適に使えるか楽しみです
PCLinuxOS 2019.11

Type | Linux |
Based on | Independent |
Package Management | RPM (APT) |
Architecture | x86_64 |
Desktop | KDE Plasma, MATE, Xfce |
ダウンロード
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



パーティションの編集
前回Solusをインストール終了時点でのHDDです

パーティションについて
- 一つのHDDにはプライマリーパーティションは4個まで作成可能です
- 拡張パーティションは一つのHDDに1個作成する事が可能です
- 拡張パーティションには理論パーティションを無限に作成可能です
- 一つのHDDにパーティションが10個欲しい場合は、プライマリーにて3個作成・拡張1個作成し、その拡張パーティション内に理論パーティションを7個作成します
デュアルブートする際のパーティションの切り方の注意事項
Windows7とLinuxをデュアルブートする際の、一番の注意事項はパーティションの切り方です
- Windosw7はブートローダーとOSで2個のパーティションを使用しています
- Linuxをインストールする場合LinuxとSwap領域で、最低限2個パーティションを使います
- WindowsとLinuxで合計4個のパーティションを使用しますので、データ保存の為のパーティションが作成できません
- そんな場合は一例としてですが、Windowsの2個はプライマリーパーティションにて作成されています Linuxの2個とデータ保存の1個は拡張パーティションを作成して理論パーティションを3個作成します
ファイルシステムとデータ保存ドライブ
- Windows7はファイルシステムntfsを使い、Linuxはファイルシステムext4を使います
- Windows7側からはLinuxのインストールしているext4はアクセス出来ません
- Linuxはntfsにアクセス出来ますのでデータドライブは共にアクセスできるntfsで作成します
拡張パーティションと理論パーティション
拡張パーティションはHDDに1個だけ作成できます そして拡張パーティションの中に理論パーティションを制限無く作成できます
Windows7とLinuxでデュアルブートする場合、Windowsでプライマリーパーティションを2個 Linuxでプライマリーパーティションを1個 そしてそれ以外に拡張パーティションを1個作成し、その中に足りない分を理論パーティションにて作成します

こんな感じで編集しました これで更に4個Linuxを入れる事ができます

USBメモリから起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
パソコンの電源ONで起動します
起動しました しかし明らかにディスプレイの解像度が変です 設定を確認します

Resolutionがデスクトップの解像度ですが選択されていません

プルダウンメニューでCF-R6の解像度1024×768を選択 ApplyでOKです

インストール
左下の「Install Me」をクリック インストールが始まります

インストーラーが起動しました

パーティション名が文字化けしますがインストールには影響ないので進めます 下部のCustom disk partitioningにてsd10を選択し[Next]をクリック

sda10をファイルシステムext4にフォーマットしインストールします Nextをクリック

インストールの最終確認です Nextをクリック

インストール開始します
この辺の一連の流れは、他のインストールと勝手が違うので慣れていない方は戸惑うかも知れません

インストール終了時にブートローダーの確認です GRUB2形式でsdaにブートローダーをインストール Nextをクリック

ブート画面でのデフォルトOSの選択です
ここは任意です 当方はLubuntuをデフォルトにしたいのでUbuntuを選択、Finishをクリックします

インストール終了しました
Finishをクリックすると再起動しますが、右上の×をクリックしシャットダウンします USBメモリを抜いてパソコンを再起動します

再起動させるとパソコンからUSBメモリを抜き損ねる恐れがあるので、自分はシャットダウンさせます
起動
パソコンを再起動します
先ずはブート画面が表示されます インストールされているOSは全て無事に表示されています PCLinuxOSを起動させます

PCLinuxOSが起動しました

メニューランチャー
メニューランチャーのアイコンがXfceのネズミです

文字化け処理
Live Boot時に文字化けが有ったので日本語フォントを入れます
Terminalを起動します
管理者権限でファイルマネージャを起動します
そしてフォントをコピーしてあげます
$ su
Password:(パスワードを入力)
# thunar

usr/shre/fontsにアクセスします
そこに好きなフォントを入れてます 比較的すぐに反映されますが、されない場合は下記コマンドでOKです
$ fc-cache -fv
フォントインストール完了 文字化けしていたsda1が表示されました

Settings
各種設定ツールのSettingsです

Control Center
PCLinuxOSの設定ツールのControl Centerです
システム・ハードウエア類の設定が出来ます

タスクマネージャー
タスクマネージャを起動 CPU稼働率は若干高め メモリ消費率は無難なところです
Core2Duoなのでこんな所でしょう

壁紙をXfceのネズミに変更 なかなか良い感じです

Deadbeef
ミュージックプレイヤーは高音質のDeadbeefを入れました 軽快に動作してくれます

CF-R6AW1BJR

CPU | Intel(R) Core 2 Duo U7500 |
RAM | DDR2 SDRAM 1.5GB |
STORAGE | SATA 500GB |
あとがき
今回はPCLinuxOSのインストールとマルチブートする際のパーティションの切り方について書きましたが如何でしたでしょうか
パーティションの切り方はパソコンを使っていく上で大切な知識です マルチブートはとても便利な使い方が出来ます 多くのディストリビューションを試して、自分に合ったものを探し出せれば、快適なパソコンライフを送れると思います
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