今日はDebian安定版ベースのNeptune6.0を使ってみたいと思います
NeptuneはGermany(ドイツ)発のデスクトップに特化したディストリビューションです 最新のKDE Plasmaのデスクトップでカスタマイズされたその外観は、パーソナルからオフィシャルと幅広く使える即戦力なディストリビューションです
アーキテクチャは64bit デスクトップはEnlightenmentとKDE Plasma有りますが、公式でイチオシのKDE Plasmaを使ってみたいと思います
使用するパソコンはCore2Duo搭載の Panasonic Let’s note CF-R6を使います 最近KDE Plasmaは地味に軽量に使えるので、それを確かめる意味も含めての選択です
Neptune6 Plasma5 20190816

Release | 2019.08.16 |
Type | Linux |
Based on | Debian (Stable) |
Package Management | dpkg |
Architecture | x86_64 |
Desktop | Enlightenment, KDE Plasma |
ダウンロード
CF-R6AW1BJR

CPU | Intel(R) Core 2 Duo U7500 |
RAM | DDR2 SDRAM 1.5GB |
STORAGE | SATA 500GB |
※このパソコンはワイヤレスネットワークアダプターが壊れているので、古いカードですが下記を使っています 規格は時代遅れですがそこそこ使えます しかもLinuxなのでドライバなしで使用できます

Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このまま[Enter]キーを押します
※メニュー下の方に「Other Langage」があり、日本語を選択できますが起動できない様です

起動しました 起動後の挙動は可もなく不可もなく 4.5★★☆☆☆ 但しKDE Plasmaがこのパソコンで動くことに少し驚きがあります

Wi-Fi設定
とりあえずWi-Fi設定しネットに繋ぎます パネル右側のネットワークスのアイコンをクリックするとコントロールパネルが開き設定・接続できます

Liveセッションでの日本語化
System Settingsを開きLanguage・Formats・Time zoneを変更します
Language変更

Formats変更

Time zone変更

Keyboard Layout変更
Japaneseを追加しEnglishを削除します

作業終了後は一旦ログアウトします 再ログインで設定が反映されます ログイン時のパスワードは下記です
Username | debian live user |
Password | live |
再ログイン完了


デスクトップ
Neptuneはパネル下設置 左シングルクリック実行の設定
パネル左側

①メニューランチャー
ぱっと見、Xfceのメニューランチャーと見間違えそうな出で立ちですね

②ワークスペーススイッチャー
デフォルトで4個のデスクトップ 切り替える事により、狭いデスクトップでも効率よくアプリを使用出来ます
③ウェブブラウザ
ウェブブラウザは定番のChromiumです

④メールクライアント
定番のThunderbirdです

パネル右側

⑤Networks
ネットワーク設定

⑥デバイスの通知

⑦Vaults

⑧Audio Volume
音量調整です

⑨Status&Notifications
⑤〜⑨のステータスと通知です

⑩日時
クリックでカレンダーが現れます

⑪パネルの設定

デスクトップ上の右クリックメニュー
KDE Plasmaの割にメニューが少な目ですね 必要最低限って感じです

デスクトップの壁紙設定
デスクトップ上の右クリックメニューのConfigure Desktopです 下部にある[Get New Wallpapers]でネットにアップしてある壁紙をゲットできます

システムツール
System Settings
各種設定ツールのSystem Settingsです

Discover
アプリ管理ツールのDiscoverです GUI操作にてアプリのインストールが行えるツールです

アプリケーション
オフィス
オフィスアプリは定番のLibreOfficeが入っています

LibreOffice
LibreOfficeはその使い勝手とパフォーマンスは某オフィスと遜色なし 最強のフリーウエアです
自分は1024×768の解像度を使い慣れた世代なので、オフィス系はこの辺が妙に落ち着きますね 広すぎると逆に使いにくいです

グラフィックス
グラフィックスアプリは、編集からビューアと定番を揃えています

GIMP
GIMPは軽量多機能の画像編集アプリです こちらもLibreOfficeと並んで最強のフリーウエアですね

インターネット
インターネットのアプリは好みも有りますが、KDE系のアプリの存在が目立ちます

マルチメディア
マルチメディアのアプリは、編集系からメディアプレイヤーと程よく揃えてあります

Amarok
多機能ミュージックプレイヤーのAmarokです

Amarokは再生時はパネルに常駐し、クリックでコントロールパネルが表示され操作可能です

曲の初めに曲情報がポップアップ表示されますが、デフォルトではAmarokとKDEの通知とダブって表示されます どちらかの表示をOFFにするしか無いですね

インストーラー
インストーラーは左側にあるアイコンをクリックで起動します

インストーラーは言語選択できるので、日本語表示にてインストールできます

あとがき
Neptuneはデスクトップに特化されたディストリビューションだけあって、使い勝手とアプリに至るまで無駄なものが無く仕上がっています 仕事でもプライベートでもいけるディストリビューションです

そんなNeptune6 KDE PlasmaはCore2Duo搭載のPanasonic Let’s note CF-R6で、そこそこ使うことが出来ました
最終的にはCF-R6のアキレス腱と言われているCPU温度上昇してしまいましたが、なんとか使い切ることが出来ました 普通にCPUファンの付いているパソコンならCore2Duoのパソコンで無難に動作すると思います 普段使いで使用するのなら少なくともCore2Duo以上、出来ればWindows7世代のパソコンであれば十分に使うことができます
それにしても最近のKDE Plasmaは軽いですよね VAIO TypePで起動できたのは正直ビビリました しかしKDEの性質上TypePではCPUの挙動が激しく上昇 実用的には無理ではありますが、低スペックで起動出来るのは男のロマンです

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