某所にてジャンク品のLet’s note CF-R5KW4AXRをゲットしました
自分はPanasonic Let’s note CF-R6を持っています 発売当時最新のCPUのCore 2 Duo U7500R6を積んだR6は、最新のWindows Vistaモデル 最新の技術満載のLet’s noteはユーザーの期待とは裏腹に、CPUの温度が想像以上に上昇してしまうアレなパソコンでした しかも当時のLet’s noteはファンレスのパソコンで、温度が上昇したCPUは冷やす術もなく熱暴走か強制シャットダウンしてしまうアレな仕様でした
そんなCF-R6の前に発売されたCF-R5 CPUはCore Solo U1300を搭載のWindows XPモデル R6と比べると全てにおいて一世代前の仕様です
CF-R6 | CF-R5 | |
CPU | Core 2 Duo U7500 | Core Solo U1300 |
Architecture | x86-64 | x86 |
RAM | DDR2 SDRAM 1GB | DDR2 SDRAM 512MB |
STORAGE | SATA 80GB | Ultra ATA100 60GB |
しかし・・・R5はR6とは違ってファンレスのCPUを程よく放熱し熱暴走する事無く快適に動作 当時、最新型のR6を持っている自分はR5に対して色々な意味の感情と嫉妬を持ってしまい そしてそんな感情と裏腹にR5を使ってみたいという気持ちも芽生えてました
それから時は流れ2020年 2機種共に旧型パソコンとしてその役目を終え、オークションやハードオフでジャンク品で投げ売りされています
自分の色々な感情を納得させてゲットできるタイミングが今なんです
起動
とりあえずBIOSは起動しますがCMOS電池の交換が必要です バッテリーはダメみたいです
ジャンクですが比較的難点が少ないので簡単に現役復活して使えそうです
HDDは生きているみたいなので、Linuxをインストールします

VAIO TypePにインストールしたDebianがUSBメモリに入っているので、ついでにR5にも入れます Debian Xfceならメモリ512MBでも、そこそこ使えると思うので
Debian 10.4をインストール
Debianのインストールは下記記事を参照ください

インストール完了し、Debianを起動します
起動しました 起動後の挙動はそこそこ軽快 ★★☆☆ このパソコンのスペックで動作できるDebian 10.4は最高ですね

アプリ類は普通に使う事ができます 512MBで意外と使えるデスクトップに驚きです
しかしFirefoxウェブブラウザのみ少々きつい感じがします しかもタブは2つが限界ギリギリです 物理メモリ512MBはこの辺が限界ですね

Debianは普通に使えましたが、メモリ不足は否めないです そしてパソコンに負荷をかけた時の発熱が凄いのが少し気になりました 発売から15年くらい経っているファンレスパソコンのCPUグリスは塗り直した方が良いみたいですね
メモリ増設
メモリ512MBはDebianを起動できますが、普通に使うのなら1GBは欲しいところ
R5にメモリを増設します R5はR6のメモリを使う事ができるので、R6に付いている1GBを外してR5に流用 増設して1.5GBにします

CPUグリス塗り直し
R5のCPUにアクセスは比較的簡単です
裏側のキーボードを止めているビスを2つ外します

バッテリ部分のキーボードを止めている金具2つを、マイナスドライバーを使って外します

キーボードは右側1ヶ所のみ両面テープが貼ってあるので、物差しのような物を入れてテープを剥ぎます そして上へずらすような感じでキーボードを外します
キーボードの下には下記のような放熱板が軽く貼ってあるので剥がします

CPUにアクセス出来ました 乾いたグリスはキレイに拭き取りましょう

キレイになったCPUにグリスを塗ります

後は元に戻して完了です
起動
メモリを増設した体感は特に感じられませんが、ブラウザを起動した時の快適さが別次元です やはりブラウザを快適に使うには、メモリは最低でも推奨スペックくらいは積まないとダメですね

パソコンに負荷を掛けた際の発熱は少し収まりました やはり古いパソコンのCPUグリスのメンテは必須ですね 軽作業する分には発熱は殆どなく至ってクールなパソコンになりました

この冷え冷え感を体感したかったんですよね R6ユーザーは
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