2021.03 軽量なLXDE搭載のManjaro LXDE 20.2.1 Nibiaを、Core2Duo U7500 RAM1.5GB 搭載のPanasonic Let’s note CF-R6に日本語インストール

Arch
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今日は2021.01.30リリースされたManjaro LXDE 20.2.1を、使ってみたいと思います

Manjaro はArch Linuxをベースとした、ユーザーフレンドリーなディストリビューションです

Arch Linuxと互換性を持ち、Arch Linuxと同様にローリングリリースモデルを採用 アプリ管理はpacmanをそのまま使用します Manjaro公式デスクトップ環境にXfce・KDE・GNOME・Net Editionと提供 コミュニティエディションにはCinnamon・MATE・LXQt・E17等が用意されています

Manjaroはアップデート利用可能になると、目立たない通知を表示 重要な仕事で手が離せない場合にはワンクリックで非表示にできます ユーザーは自分のペースで必要なときに更新する Manjaroは、そんなユーザーライクなディストリビューションです

今回使用するManjaro LXDEは、軽量なOpenboxウィンドウマネージャーを使用し、GTKデスクトップ環境を提供 LXDEに加えてManjaro Helloと統合ユーティリティが付属し、人気のアプリにすばやくアクセスできます QTアプリケーションとGTKアプリケーションの両方に一貫したテーマを提供するためにKvantumテーママネージャーが付属します

今日はManjaro LXDE 20.2.1を、Core2Duo U7500搭載のPanasonic Let’s note CF-R6に、日本語インストールしてみたいと思います

インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします

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CF-R6AW1BJR

CPU Intel(R) Core 2 Duo U7500
RAM DDR2 SDRAM 1.5GB
STORAGE SATA 500GB

Manjaro LXDE 20.2.1 Nibia

Release 2021.01.30
Type Linux
Based on Arch
Package Management Pacman, snap
Architecture aarch64, x86_64
Desktop Awesome, bspwm, Budgie, Cinnamon, GNOME, i3, KDE Plasma, LXDE, LXQt, MATE, Openbox, Xfce

推奨システム要件

CPU1GHz
メモリ1GB
ディスク容量30GB
高解像度(HD)グラフィックスカードとモニター
ブロードバンドインターネット接続

この数値は公式よりアナウンスされているものです

Manjaro Linux
Manjaro LinuxはArch Linuxをベースとした、ユーザーフレンドリーなディストリビューションです ManjaroはArch Linuxと互換性を持ち、Arch Linuxと同様にローリングリリースモデルを採用 アプリ管理にも...

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Manjaro
This page provides an overview of Manjaro Linux, an open source operating system designed for ease of use. Learn about its features, installation, and support...

今回使用するISOイメージファイルは、manjaro-lxde-20.2.1-210130-linux59.isoです

Live BootできるUSBメモリの作成

パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください

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USBメモリを使って起動

USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します

この画面が現れます Timezone・Keytable・langを使用するものを選択し、上から4番目より Enter キーを押します

起動しました
先ずはネットワークに接続 そしてインストーラーを起動します

  • 起動時、デスクトップは文字化けします 文字化けしてもインストールはできますが、気になる方はフォントをインストールしましょう
  • ここでインストールしてもインストール後のデスクトップも文字化けするので、もう一度フォントインストールをする事になります
  • レビュー画像はフォントをインストールして、文字化けの無い状態のものです

インストール

使用する言語を選択します

ロケーションを地図上をクリックして選択します

キーボードレイアウトを選択します
日本で販売されているWindows系のパソコンは下記選択でOKです

インストールするストレージを選択します
そして、そのストレージをどうインストールするか選択します

このパソコンには他のOSもインストール済みなので、任意のパーティションにインストールの可能な手動パーティションを選択します

インストールするパーティションをクリックして、下記の様に編集設定します

ユーザー情報を入力します

最終確認です
確認後にインストールをクリックします

インストールは15分前後で終了します

インストールにかかる時間はパソコンのスペックで前後します

インストール終了しました パソコンをシャットダウンさせ、USBメモリを確実に抜いて終了です

インストール後の処理

起動するとデスクトップは日本語が文字化けを起こしているので設定をします

フォントをインストール

LXTerminalを起動します
下記コマンドを入力します

$ sudo pacman -Sy
$ sudo pacman -S otf-ipafont

下記の記事を参考にする場合はシステムにインストールします

Linuxで日本語フォントが文字化けする場合に、簡単にフォントをインストールする方法
Linuxディストリビューションをインストールして、いざ使おうとしたら部分的に文字化け そんな事ってありますよね Linuxには簡単に日本語をインストールできるツールがありますが、それが無い場合簡単にフォントをインストールできる方法があり...

パソコンを再起動で設定は反映されます

Desktop

このパソコンでの起動後の挙動は軽快 ★★★☆☆
普通に現役マシーンとして使うことができます

Manjaro LXDE 20.2.1のデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です

ログイン画面

ログイン画面ではユーザーパスワード入力でログインできます

Live Bootではユーザー名:manjaro パスワード:manjaro でログインできます

Lock画面

Lock画面は、設定したアイドル時間超過か、スクリーンロックをクリックして強制でコンピューターをロックさせる事ができます
ユーザーパスワードを入力でロックを解除できます

Live Bootではユーザー名:manjaro パスワード:manjaro でLock解除できます

パネルアイテム

アプリケーションメニュー

アプリケーションメニューはWin9xテイストなランチャーが設置 軽快に動作します

セッションのオプション

コンピューターをログアウト・シャットダウン等を実行できます

デスクトップ上での右クリックメニュー

デスクトップの設定

デスクトップの設定には、Manajro系のオリジナルの背景画像が用意されています

System Tools

LXDEには設定マネージャーはありません
アプリケーションメニュー→設定より設定ツールを個別に呼び出します

Openbox設定マネージャー

主に外観の設定ツールの、Openbox設定マネージャーです

Manjaroセッティングマネージャー

その名の如く、Manjaroの設定マネージャーです

PCManFM

軽量ファイルマネージャーのPCManFMです

LXTerminal

ターミナルエミュレーターのLXTerminalです

Pamac

アプリ管理ツールのPamacです
GUI操作にてアプリのインストールや更新を行うことができます

Applications

Firefox

ウェブブラウザのFirefoxです
このパソコンでは起動は若干遅いですが、起動後はそこそこ軽快に動作します

Leafpad

テキストエディタのLeafpadです
このパソコンでは軽快に動作します

GIMP

画像編集アプリのGIMPです
このパソコンでは起動は若干遅いですが、起動後はそこそこ軽快に動作します

VLCメディアプレイヤー

メディアプレイヤーの定番のVLCです
このパソコンでは軽快に動作します

日本語入力

日本語入力関連のツールをインストール設定します

Fcitxをインストール

LXTerminalを起動します
下記コマンドを入力します

$ sudo pacman -Sy
$ sudo pacman -S fcitx fcitx-mozc fcitx-configtool

.xprofileを作成

テキストエディタを起動します
homeフォルダに.xprofileを作成し、下記を記述して保存します

export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx

ファイルマネージャーは非表示ファイルは表示しない設定になっています
.xprofileは非表示ファイルなので保存後はファイルマネージャー上では表示されません ファイルマネージャーを隠しファイルを表示するにチェックを入れると表示させる事ができます

一旦ログアウトします

Fcitxを設定

再ログインするとパネルにはFcitxが常駐しているので、クリックして設定画面を開きます

入力メソッドの設定で、日本語キーボードMozcが設定されている事を確認します

テキストエディタを起動して、日本語入力のテストをします

あとがき

Manjaro LXDE 20.2.1は普通に軽量なディストリビューションです 今回使ったCore2Duo U7500搭載のCF-R6で軽快に動作 現役マシーンとして使うレベルで動作します

今回のインストールで消費した容量は5.29GBと割と良い感じ インストールするなら20GBくらいは用意したいところですね Manjaroのシステム要件に1GB以上のCPU・2GBRAMとありますが、今回は1.5GBのメモリで余裕で使うことができました

Manjaroは64bitマシーン向けのディストリビューションなので、インストールするならWindows Vistaモデル以上のパソコンになりますね 今回のようなLXDEデスクトップ環境なら、低スペックな64bitパソコンでも余裕で動作可能ですね

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