2022.02.06にリリースされた Archman Xfce 2022.02.05 を使ってみたいと思います

Archman LinuxはTurkey(トルコ)発のArchlinuxをベースにした、軽量かつ安定したLinuxディストリビューションです
ArchlinuxベースのPacmanパッケージ管理の組み合わせより由来したネーミングを持つディストリビューションは、ユーザーのフィードバックやリクエストよりアプローチ、Archman GNU / Linuxプロジェクトに取り組んでいるボランティアのArchman Teamが開発ビルド インストール後はローリングリリースのサポートにて最新のパッケージが提供され、システムは常に最新の状態を保たれます


そんなArchman Linuxは 最新のユーザーエクスペリエンスを提供してくれます
今日はWindows VistaモデルのCore2Duo E7400搭載FMV DESKPOWER CE/B40 にインストールしてみます
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
今回は解像度1920×1080にて使用してみたいと思います
Archman Xfce 2022.02.05

Release | 2022.02.06 |
Type | Linux |
Based on | Arch |
Package Management | Pacman |
Architecture | x86_64 |
Desktop | Deepin, GNOME, KDE Plasma, Xfce |
Download
今回使用するISOイメージファイルは、archman-xfce-2022.02.05-x86_64.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このままEnterキーを押します

起動と同時にインストーラーも起動します しかも文字化けしています 前回でもそうでしたが、Arch系は、以前でもManjaroでも文字化けしましたが、この辺をなんとかして欲しいですね
インストーラーは文字化けしていますが、前回同様このまま進めてインストール後にフォントをインストールします

Archman Linuxのインストールは下記記事をご参考に

インストール後の処理
インストール後Archman Linuxを起動するとデスクトップは文字化けしています

フォントをシステムにインストールします
Terminalを起動します 下記コマンドを入力してフォントをインストールします
$ sudo pacman -Sy
$ sudo pacman -S otf-ipafont
フォントインストール後は、一旦ログアウトします
再ログインでArchman Linuxは、完全に日本語化されます
今回は無難にIPA系のフォントをインストールしましたが、お好きなフォントをインストールしましょう
Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は、至って軽快 ★★★★☆
快適に動作してくれます

Archman Xfce 2022.02.05のデスクトップはパネルは下に設置
マウスは左ダブルクリック実行の設定です

Whisker Menu
Archman Xfce 2022.02.05 のデスクトップには、軽快で使いやすいWhisker Menuが設置されています

日時
パネル上はデジタル時計を表示 クリックでカレンダーが表示されます

ネットワーク
有線ネットワーク・WiFiネットワークの接続可能なSSID・設定・接続ツールです

Pamac
アプリ管理ツールのPamacです
GUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです
パネル上ではアップデートツーとして働き、ユーザーに大切なOSのアップデートを知らせます

サウンドコントロール
サウンドデバイスの音量調節です

クリックメニューよりオーディオミキサーを起動できます

セッションのオプション
コンピューターをログアウト・シャットダウン等を実行できます

デスクトップ上での右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです Xfce環境なのでアプリケーションランチャーも設置されています

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはオリジナルの背景画像やArch Linux系の画像がが用意されています

System Tools
設定マネージャー
各種設定ツールのXfce環境の設定マネージャーです

Thunar
Xfce環境の高機能なファイルマネージャーのThunarです

Terminal
Xfce環境のターミナルエミュレータのTerminalです

Pamac
Alpm、AUR、Flatpak、Snapをサポートする、アプリ管理ツールのPamacです
GUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです

Applications
Fireofox
Mozilla FirefoxはMozilla Foundation及び、その傘下のMozilla Corporationによって開発されているフリーでオープンソースのウェブブラウザです
プライバシーを一切侵害せず、あらゆるユーザーの為に開発 ユーザーに関するデータを収集せず、強力なプライバシー設定でトラッカーによるウェブ追跡をブロックします

このパソコンでは、快適に動作します

LibreOffice
LibreOfficeはThe Document Foundation(ザ ドキュメント ファンデーション、ドキュメント財団)のオープンソースのオフィスアプリです

Writer(文書作成)・Calc(表計算)・Impress(プレゼンテーション)・Draw(ベクタードローグラフィック)・Base(データベース)・Math(数式作成)から構成され、MS社のオフィスと遜色ないパフォーマンスを見せてくれます

このパソコンでは、軽快に動作します
GIMP
GIMP(GNU Image Manipulation Program)は、GNU GPL(GNU General Public License)のビットマップ画像編集・加工ソフトウェアです
フリーソフトウェアでありながら、有料の画像編集アプリと遜色のないレベルの機能を装備 レイヤー・トーンカーブ・ヒストグラム・画像の形状からの切り抜き・ブラシエディタ・パスの編集・多種多様なプラグインに加えて、モザイク編集やアニメーション合成(GIFアニメーション)を行えるフィルタ機能も数多く備えています

このパソコンでは、軽快に動作します
Parole
Xfce環境のシンプルなメディアプレイヤーです

このパソコンでは、軽快に動作します
日本語入力
日本語入力関連ツールのFcitxをインストール設定します
Fcitxをインストール
Terminalを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo pacman -Sy
$ sudo pacman -S fcitx fcitx-mozc fcitx-configtool
.xprofileを作成
テキストエディタを起動します
homeフォルダに.xprofileを作成し、下記を記述して保存します
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
ファイルマネージャーは非表示ファイルは表示しない設定になっています
.xprofileは非表示ファイルなので保存後は、ファイルマネージャー上では表示されません
表示設定で隠しファイルを表示にチェックを入れると表示させる事ができます

一旦ログアウトします
Fcitxを設定
再ログインするとパネルにはFcitxが常駐しているので、クリックして設定画面を開きます

入力メソッドの設定で、日本語キーボードとMozcが設定されている事を確認します

ワープロアプリを起動して日本語入力のテストをします

あとがき
Archman Xfce 2022.02.05はCore2Duo E4300搭載のWindows Vista世代のパソコンの富士通FMV DESKPOWER CE/B40で快適に動作しました


今回のインストールで消費した容量は7.48GBと無難に収まりました インストールするなら25GB有れば大丈夫な気がします この辺はユーザーの使い勝手で臨機応変に対応して行きましょう

インストールするパソコンは、Archman Xfceは64bitOSなのでWindows Vista世代のパソコン以上のチョイスになると思います
今回使用したパソコン
FMV DESKPOWER CE/B40 FUJITSU


CPU | Core2Duo E7400 2.8GHz |
RAM | DDR2 SDRAM PC2-6400 4GB (2GB ×2) |
VIDEO | Intel Graphics Media Accelerator 3100(M/B内蔵) |
STORAGE | SATA HDD 230GB |
Windows Vistaモデル 現在Windows10運用中 |
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