今日は2022.06.08 にリリースされたopenSUSE Leap 15.4 Xceを使ってみたいと思います


openSUSEはGermany(ドイツ)発の、openSUSEプロジェクトによって開発されたオープンソースのLinuxディストリビューションです ウェブページ閲覧・デジタルコンテンツ再生〜制作・オフィスアプリなどGUIを利用したデスクトップ指向や、CUIを中心としたサーバ運用と多くの用途で利用されています

openSUSEは2つのリリースモデルを提供
ローリングリリースモデルで最新のLinuxパッケージを提供、高速で統合性に優れ安定性の高いTumbleweed そして通常リリース版とも言われているLeap

Tumbleweedディストリビューションは、定期リリースサイクルに依存せず、全てのソフトウェアの最新の安定バージョンを含むopenSUSEの純粋なローリングリリースバージョン
Leapは、新しい機能、使い慣れた安定性をユーザーに提供
今回はそんなLeapをチョイス
openSUSEプロジェクトはユーザーの為に、最新の安定したソフトウェアを必要とするシステムを更新します

Tumbleweedは、openSUSEの主要な開発コードベースであるFactoryに基づき、Factoryの最先端のソフトウェアが統合 安定化させテストを行い Tumbleweedを更新
Tumbleweedは最新の安定したアプリケーションを含み、毎日使用できる為の信頼性をユーザーに提供

openSUSELeapリポジトリで利用できるよりも新しいパッケージを希望するユーザーにはオススメ
しかしながら、TumbleweedのLinuxカーネルは頻繁に更新されるので、グラフィックドライバーを含むサードパーティのカーネルドライバーモジュールに依存するユーザーは、ソースからのこれらのドライバーの更新等に精通したエキスパートユーザー向けになる為、若干ビギナーユーザーにはオススメしにくい面も持ち合わせています
今日はWindows Vista世代のパソコンのCore2Duo E4300搭載のFMV DESKPOWER CE50W7に、日本語インストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
今回は解像度1280×1024にて使用してみたいと思います
openSUSE Leap 15.4 Xfce

Release | 2022.06.08 |
Type | Linux |
Based on | Independent |
Architecture | aarch64, armhf, i686, ppc64, ppc64el, s390x, x86_64 |
Desktop | Cinnamon, Enlightenment, GNOME, IceWM, KDE Plasma, LXDE, LXQt, MATE, Xfce |
システム要求
CPU | 2GHz以上のデュアルコアプロセッサ |
メモリ | 2GBの物理RAM + ワークロード用の追加メモリ |
ディスク容量 | 40GB以上のハードドライブの空き容量 |
インストール メディア用のDVDドライブまたはUSBポートのいずれか インターネットはネットワーク インストーラーに必要です |
Download

Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



今回使用するISOイメージファイルは、openSUSE-Leap-15.4-DVD-x86_64-Media.isoです
起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
openSUSEのインストールは下記記事をご覧ください

Desktop
起動後の挙動は至って快適 ★★★★☆
普通に即戦力で使うことができます

openSUSE Leap 15.4 Xfceのデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です

Whisker Menu
アプリケーションランチャーは、Xfceの機能的でシンプルなWhisker Menuが設置されています

サウンドコントロール
サウンドデバイスの音量調節です クリックで設定画面を呼び出せます

クリックメニューよりオーディオミキサーを呼び出せます

日時
パネル上は日時を表示 クリックでカレンダーが表示されます

右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです

デスクトップの設定
デスクトップの設定はオリジナルの背景画像が少なめの印象です

System Tools
設定マネージャー
Xfce環境の各種設定ツールの設定マネージャーです

YaSTコントロールセンター
openSUSEの設定ツールです
ソフトウェア・ハードウェアと幅広くユーザーをフォローしてくれるツールです

YaSTパッケージマネージャー
アプリ管理ツールのYaSTパッケージマネージャーです
GUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです

Thunar
Xfce環境の高機能なファイルマネージャーのThunarです

Terminal
Xfce環境のターミナルエミュレータのTerminalです

Applications
Fireofox
Mozilla FirefoxはMozilla Foundation及び、その傘下のMozilla Corporationによって開発されているフリーでオープンソースのウェブブラウザです
プライバシーを一切侵害せず、あらゆるユーザーの為に開発 ユーザーに関するデータを収集せず、強力なプライバシー設定でトラッカーによるウェブ追跡をブロックします

このパソコンでは軽快に動作します
LibreOffice
LibreOfficeはThe Document Foundation(ザ ドキュメント ファンデーション、ドキュメント財団)のオープンソースのオフィスアプリです


Writer(文書作成)・Calc(表計算)・Impress(プレゼンテーション)・Draw(ベクタードローグラフィック)・Base(データベース)・Math(数式作成)から構成され、MS社のオフィスと遜色ないパフォーマンスを見せてくれます

このパソコンでは軽快に動作します
ちょいちょい登場するギーコが可愛いです^^
GIMP
GIMP(GNU Image Manipulation Program)は、GNU GPL(GNU General Public License)のビットマップ画像編集・加工ソフトウェアです
フリーソフトウェアでありながら、有料の画像編集アプリと遜色のないレベルの機能を装備 レイヤー・トーンカーブ・ヒストグラム・画像の形状からの切り抜き・ブラシエディタ・パスの編集・多種多様なプラグインに加えて、モザイク編集やアニメーション合成(GIFアニメーション)を行えるフィルタ機能も数多く備えています

このパソコンでは軽快に動作します
Parole
最新のシンプルなメディアプレーヤーであるParoleがプリインストールされています

日本語入力
openSUSE Leap 15.4 Xfceはインストール後に、特に設定することなく日本語入力を使うことができます
パネルに常駐しているIBusをクリックして設定画面を開きます

入力メソッドは日本語キーボードとMozcが設定されています

ワープロアプリを起動して、日本語入力のテストをします

あとがき
openSUSE Leap 15.4 XfceはCore2Duo E4300搭載のWindows Vista 世代のパソコンのFMV DESKPOWER CE50W7で快適に使うことができました


今回のインストールで消費した容量は6.23GBと割と小さく収まりました インストールするなら最低でも25GBは用意してあげたい所ですね この辺はユーザーの使い勝手で臨機応変に対応していきましょう

インストールするパソコンは今回使用したopenSUSEは64bit版なのでWIndows Vista世代以上のパソコンになると思います 今回使用したパソコンを目安にチョイスして頂くと、きっと良いパフォーマンスを観れると思います
今回使用したパソコン
FMV-DESKPOWER CE50W7 FUJITSU





CPU | Core 2 Duo E4300 1.8GHz |
RAM | DDR2 SDRAM PC2-6400 4GB (2GB ×2) |
VIDEO | Intel Graphics Media Accelerator X3000(M/B内蔵) |
STORAGE | SATA HDD 320GB |
| Windows Vistaモデル 現在は超快適オフライン運用中です |
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