今日は2022.06.11 にリリースされたSpiralLinux XFCE 11.220610を使ってみたいと思います
SpiralLinuxはシンプルな新しいLinuxディストリビューションです

SpiralLinuxは、Debian GNU / LinuxからビルドされたLinuxスピンセレクションで、主要なデスクトップ環境でのシンプルさとすぐに使える使いやすさに重点を置き、Debianバックポートからプリインストールされた新しいハードウェアサポートを備えたDebianStableパッケージから構築

最適な読みやすさを重視構成したフォントレンダリングとカラーテーマ プリインストールされたプロプライエタリメディアコーデックとDebianパッケージリポジトリが使用可能 独自のファームウェアがプリインストールされ多くのハードウェアサポート
ユーザーは端末を使うこと無く、システムをGUI操作にて管理できます

SpiralLinuxは、Cinnamon、XFCE、GNOME、KDE Plasma、Mate、Budgie、LXQt環境やBuilder用のスピンを提供 各スピンは公式のDebianStableパッケージリポジトリを使用する単純化されたLinuxエクスペリエンスをユーザーに提供します

SpiralLinuxは多くのデスクトップの選択肢が有る中、今回は軽量なXfceデスクトップを使ってみたいと思います
今日はWindows Vista世代のパソコンのCore2Duo E4300搭載のFMV DESKPOWER CE50W7に、日本語インストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
今回は解像度1280×1024にて使用してみたいと思います
SpiralLinux XFCE 11.220610

Release | 2022.06.11 |
Type | Linux |
Based on | Debian |
Package Management | dpkg |
Architecture | armhf, i686, x86_64 |
Desktop | Cinnamon・GNOME・KDE Plasma・Mate・Budgie・LXQt Xfce |
Download
今回使用するISOイメージファイルは、SpiralLinux_XFCE_11.220610_x86-64.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このままEnterキーを押します

起動しました それでは順に沿ってインストールしていきます

- ネットワークに接続
- インストーラーを起動
インストール
インストーラーが起動しました 使用する言語を選択して進めます

地図上をクリックしてロケーションを設定します

キーボードレイアウトを設定します 日本で販売されているWindows系のパソコンなら、下記選択でOKです

インストールするパーティションを選択します
このパソコンには他のOSもインストール済みなので、任意のパーティションにインストール可能な手動パーティションを選択します

インストールするパーティションを選択してインストール時のオプション指定をします

必要最低限なユーザー情報を入力します

最終確認です 確認後にインストールをクリックしてインストール開始します

インストール終了まではお茶でも飲みながら待機します

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は至って軽快 ★★★☆
軽快に動作し普通に即戦力で使うことができます

SpiralLinux XFCE 11のデスクトップはパネルは下に設置
マウスは左ダブルクリック実行の設定です

Whisker Menu
Xfce定番の機能的なメニューランチャーのWhisker Menuです
お気に入り・最近使用されたファイル・インストールされたアプリケーションの検索を可能なメニューです
メニューを開くと、お気に入りとしてマークしたアプリケーションのリストが表示 側面のカテゴリボタンをクリックすると、インストールされている全てのアプリケーションを参照できます

サウンドコントロール
コンピューターに搭載されているサウンドデバイスの音量調整です

クリックメニューよりオーディオミキサーを呼び出せます

日時
パネル上はデジタル時計が表示され、クリックでカレンダーが表示されます

右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです

デスクトップの背景設定
デスクトップの背景設定にはオリジナルの背景画像が用意されています


System Tools
設定マネージャー
Xfceシステムを構成管理する設定ツールです
全ての設定を適用するためにバックグラウンドで実行されるデーモンで、デスクトップの外観をカスタマイズや画面設定とレイアウトを構成と、パソコンのカスタマイズには欠かせないツールです

Thunar
ThunarはXfceデスクトップ環境のファイルマネージャです
高速で使いやすくユーザーインターフェイスは整理されていて直感的に操作できます

Terminal
Xfceの端末エミュレータのTerminalです
ドロップダウン・タブ・無制限のスクロール・フルカラー・フォント・透明な背景など、高度な機能やカスタマイズ性を備えた軽量で使いやすいターミナルエミュレータです

Synapticパッケージマネージャー
aptを利用した、パッケージ管理ツールのSynapticパッケージマネージャーです
GUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです

ソフトウエア
アプリ管理ツールのソフトウエアです
GUI操作にてアプリをインストールできるツールです

Applications
Firefox
Mozilla FirefoxはMozilla Foundation及び、その傘下のMozilla Corporationによって開発されているフリーでオープンソースのウェブブラウザです
プライバシーを一切侵害せず、あらゆるユーザーの為に開発 ユーザーに関するデータを収集せず、強力なプライバシー設定でトラッカーによるウェブ追跡をブロックします

このパソコンでは軽快に動作します
LibreOffice
LibreOfficeはThe Document Foundation(ザ ドキュメント ファンデーション、ドキュメント財団)のオープンソースのオフィスアプリです

Writer(文書作成)・Calc(表計算)・Impress(プレゼンテーション)・Draw(ベクタードローグラフィック)・Base(データベース)・Math(数式作成)から構成され、MS社のオフィスと遜色ないパフォーマンスを見せてくれます

このパソコンでは軽快に動作します
ristretto
Xfceの画像ビューアのristrettoです

このパソコンでは軽快に動作します
Clementine
Clementineはマルチプラットフォームの音楽プレイヤーです
Amarok1.4をインスパイアビルド 音楽の検索・再生が簡単に素早くできるのが特徴 ローカルミュージックライブラリの検索と再生 インターネットラジオの試聴 Box・Dropbox・Google Drive・OneDriveなどのクラウドストレージ等の連携など、多くの機能を搭載しています

このパソコンでは軽快に動作します
日本語入力
SpiralLinux XFCE 11にはiBusをインストール設定して使用しました
iBusはインストール→設定→再ログインでパネルに常駐します
クリックメニューより設定を開きます

入力メソッドタブで日本語キーボードとMozcが設定されていることを確認します

ワープロアプリを起動して日本語入力のテストをします

あとがき
SpiralLinux XFCE 11.220610はCore2Duo E4300搭載したWindows Vista世代のパソコンのFMV DESKPOWER CE50W7で快適に動作しました


今回のインストールで消費した容量は6.00GBと割と小さく収まりました インストールするなら25GB以上は欲しい所ですね まあこの辺はユーザーの使い勝手で臨機応変に対応していきましょう

インストールするパソコンは、SpiralLinux XFCE 11.220610は64bitOSなので、WindowsVista世代のパソコン以上になると思います 今回使用したパソコンに近いスペックなら、きっと良いパフォーマンスを見せてくれると思います
今回使用したパソコン
FMV-DESKPOWER CE50W7 FUJITSU





CPU | Core 2 Duo E4300 1.8GHz |
RAM | DDR2 SDRAM PC2-6400 4GB (2GB ×2) |
VIDEO | Intel Graphics Media Accelerator X3000(M/B内蔵) |
STORAGE | SATA HDD 320GB |
| Windows Vistaモデル 現在は超快適オフライン運用中です |
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