今日は2021.04.27にリリースされた、Fedora34を使ってみたいと思います
Fedoraは、Red Hat社が支援するコミュニティー「Fedora Project」によって開発されているRPM系Linuxディストリビューションです
ワークステーション・サーバー・IoTとオフィシャルなエディションを提供
オープンソースなプラットフォームのFedoraは、イノべーティブで自由 ハードウェア・クラウド・コンテナに使え、ソフトウェア開発者やコミュニティのメンバーの使い勝手に合った解決策をを元に構築します
FedoraはデフォルトのデスクトップはGNOMEを採用していますが、他の環境を望むユーザーの為にSPINS版があります
SPINS版は、KDE Plasma・Xfce・LXQT・MATE-Compiz・Cinnamon・LXDE・Soas・i3と多くの環境を用意 Fedoraの魅力を多くの環境下で楽しむことができます
今日はCore i3 3220 搭載のdell OPTIPLEX 3010に、日本語インストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
Fedora 34 Workstation
Release | 2021.04.27 |
Type | Linux |
Based on | Independent |
Package Management | RPM (dnf) |
Architecture | armhf, i686, powerpc, ppc64el, s390x, x86_64 |
Desktop | Awesome, Cinnamon, Deepin, Enlightenment, GNOME, KDE Plasma, LXDE, LXQt, MATE, Openbox, Pantheon, Ratpoison, Xfce |
最小システム要件
Fedoraが快適に動作する為の最低限のシステム | |
CPU | ー |
メモリ | 2GB |
ディスク容量 | 最小20GBディスク必要 |
2GB以上のUSBメモリ |
この数値は公式よりアナウンスされているものです
Download
今回使用するISOイメージファイルは、Fedora-Workstation-Live-x86_64-34-1.2.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください
USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このままEnterキーを押します
この画面が現れます Try Fedoraをクリックします
起動しました それでは順に沿ってインストールしていきます
- ネットワークに接続
- インストーラーを起動
インストール
インストーラーが起動しました
使用する言語を選択します
インストール概要画面が現れます
キーボードと時間と日付は自動設定済みなので、インストール先をクリックして設定します
インストールするデバイス(HDD等)を選択します
ストレージの設定では、任意のパーティションにインストール可能なカスタムを選択します
インストールするパーティションを選択し、下記のように編集設定します
変更の概要が表示されます 確認後に変更を許可するをクリックします
インストール概要画面に戻りました
右下のインストールの開始をクリックでインストール開始します
インストール開始しました インストールは15分前後で終了します
インストール終了しました
パソコンをシャットダウンさせ、USBメモリを確実に抜いて終了です
初回起動
初回起動時は必要情報を入力してFedoraをセットアップします
位置情報とレポート送信を設定します(ここの選択肢は任意です)
使用するオンラインアカウントを設定します
ユーザー情報を入力します
ユーザーパスワードを設定します
設定は終了です Fedoraを使い始めるをクリックでFedoraは起動します
Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は、至って快適 ★★★★★
この壁紙のようにひっそりとした新品のパソコン感がたまりません
Fedora 34 Workstationのデスクトップはパネルは上に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です
ログイン画面
ログイン画面ではユーザーパスワード入力でログインできます
アクティビティ
アクティビティをクリックでこの画面が現れます
アプリケーション
アプリケーションランチャーは全画面です
日時
パネル上は日時を表示 クリックでカレンダーと通知領域を表示します
システムトレイ
システムツールのシステムトレイです
各種設定やセッションのオプション等も、ここで実行できます
右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです
デスクトップの背景設定
デスクトップの背景設定には、オリジナルの背景画像が用意されています
System Tools
設定
各種設定ツールの設定です
GNOME端末
ターミナルエミュレーターのGNOME端末です
ファイル
シンプルなファイルマネージャーのファイルです
ソフトウェア
アプリ管理ツールのソフトウェアです
GUI操作にてアプリのインストールやシステムの更新を行えるツールです
Applications
Firefox
ウェブブラウザのFirefoxです
このパソコンでは軽快に動作します
LibreOffice
オフィスアプリのLibreOfficeです
このパソコンでは軽快に動作します
画像ビューア
画像ビューアです このパソコンでは軽快に動作します
Rhythmbox
ミュージックプレイヤーのRhythmboxです
このパソコンでは軽快に動作します
日本語入力
Fedora 34 Workstationには日本語入力関連ツールはインストール設定済みです
入力メソッドはAnthyが入っていますが、Mozcを追加でインストールして設定します
ibus-mozcをインストール
GNOME端末を起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo dnf update
$ sudo dnf install ibus-mozc
一旦ログアウトします
入力ソースの設定
設定を起動します
キーボードの設定の入力ソースでMozcを追加します
一旦ログアウトします
ログインするとパネルにはIBusが常駐しています
クリックにより入力メソッドの切り替えができます
ワープロアプリを起動して、日本語入力のテストをします
今回使用したパソコン
dell OPTIPLEX 3010
CPU | Intel Core™ i3 3220 3.3GHz |
RAM | 4GB DDR3 1600 MHz SDRAM |
STORAGE | SSD128GB |
あとがき
Fedora 34 Workstationは新しくリリースされたGNOME40の目新しさが際立ち、Fedora34という物を見逃しがちな印象 しかし、それくらい問題なく通常運転なFeroraは変わらない安定感と使い勝手で熟成されているって言うことでしょうか
今回のインストールで消費した容量は7.42GB(screenfetch・GParted込み)
インストールするなら最小システム要件でも云っていますが、最低でも20GBは欲しいところですね
インストールするパソコンはWindows Vista世代から行けると思います
GNOME40のFedoraのパフォーマンスを満喫したいのなら、今回使ったパソコンの前後のスペックをセレクトする事をお勧めします
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