SparkyLinuxがLXQtのデスクトップ環境を採用して以前から気になっていましたが、今更ですが試してみます デスクトップ環境のLXQtはLXDEよりは軽量ではありませんので見て見ぬふりをしていましたが、実際に使ってみないと判らない部分もあるので試してみます SparkyLinuxは32bit版もあるので使用するパソコンは、あの頼もしい相棒です
SparkyLinux 5.10 LXQt
![](https://i2.wp.com/lovely910.com/wp-content/uploads/2020/01/002.jpg?fit=1024%2C492&ssl=1)
Release | 2020.01.11 |
Type | Linux |
Based on | Debian |
Package Management | dpkg |
Architecture | armhf, i686, x86_64 |
Desktop | Budgie, Enlightenment, JWM, KDE Plasma, LXDE, LXQt, MATE, Openbox, Xfce |
最小システム要件
CPU | i686 / amd64 |
メモリ | 128 MB(CLIエディション) 256 MB (LXDE、LXQt、Openbox) 512 MB(Xfce) |
ディスク容量 | 2 GB(CLIエディション) 10 GB(「ホーム」エディション) 20 GB(GameOver/Multimedia) |
Sparkyインストーラー(Calamares) には、最低1GBのRAMが必要です |
この数値は公式よりアナウンスされているものです
ダウンロード
![](https://i0.wp.com/sparkylinux.org/images/thumbs1/sparky8-multimedia.webp?resize=160%2C90&ssl=1)
VAIO TypeP VGN-90HS
![](https://i0.wp.com/lovely910.com/wp-content/uploads/2019/11/DSC_0681.jpg?resize=1024%2C576&ssl=1)
CPU | Intel® Atom Processor Z540 |
RAM | DDR2( SDRAM)2GB |
STORAGE | SSD64GB |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください
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![](https://i0.wp.com/lovely910.com/wp-content/uploads/2021/03/2021032402.png?resize=160%2C90&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/lovely910.com/wp-content/uploads/2021/03/2021032402.png?resize=160%2C90&ssl=1)
起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます 一番上を選択 [enter]キーを押します
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起動しました 起動後の挙動はLXDEに負けないくらい軽量で拍子抜けですw
![](https://i0.wp.com/lovely910.com/wp-content/uploads/2020/01/001-1.jpg?fit=1024%2C492&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/lovely910.com/wp-content/uploads/2020/01/001NKAJNFKALK.jpg?resize=813%2C198&ssl=1)
アップデート・日本語化
Wi-fiでネット接続完了し、Terminal起動しアップデート・日本語化させます
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get -y install task-japanese locales-all
$ localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE=”ja_JP:ja”
$ source /etc/default/locale
$ echo $LANG
![](https://i0.wp.com/lovely910.com/wp-content/uploads/2020/01/001hkafjkakmdkl.jpg?resize=819%2C205&ssl=1)
作業完了し一旦ログアウトします ※USBブートしている場合は再起動すると保存されませんのでご注意を
Desktop
再ログインしました 日本語化されたデスクトップは壁紙がシンプルな感じもあり、良い感じで仕上がりました 仕事で使えそうですね
![](https://i0.wp.com/lovely910.com/wp-content/uploads/2020/01/002nkjnfjajk.jpg?resize=953%2C481&ssl=1)
LibreOffice
仕事と言えばオフィス系のアプリですが、LibreOfficeがフルでインストールされています
![](https://i0.wp.com/lovely910.com/wp-content/uploads/2020/01/003nkanfkalk.jpg?resize=772%2C442&ssl=1)
PCManFM-Qt
ファイルマネージャは軽量高機能なPCManFM-Qtが入っています アイコンもかなりシンプルに仕上げています
![](https://i0.wp.com/lovely910.com/wp-content/uploads/2020/01/004jflkklkl.jpg?resize=977%2C518&ssl=1)
コンフィグレーションセンター
コンフィグレーションセンターです 環境設定の変更ができるツールです
![](https://i0.wp.com/lovely910.com/wp-content/uploads/2020/01/005nkjrnafklmal.jpg?resize=688%2C429&ssl=1)
Synapticパッケージマネージャー
アプリ管理ツールは定番のSynapticが入っています
GUI操作にてアプリをインストール・削除できるので初心者にはありがたいツールです 起動ついでに高音質のミュージックプレイヤーのAudaciousをインストールしてみます 検索で簡単に表示されます
![](https://i1.wp.com/lovely910.com/wp-content/uploads/2020/01/006nkjakfmdlkal.jpg?fit=1024%2C533&ssl=1)
Audacious
音飛び対策
Audacious起動 しかしデジャヴの如く問題発生 再生時に音飛びします しかしこれは想定内です TypePでDebian系のディストリでは大体音飛びします この辺はディストリに合わせて臨機応変に対応するしかないです
Audaciousの設定で出力プラグインのデフォルトで使われているPulseAudioを外します 他を選択 無事に音飛び解消・・・の筈でしたが 音飛びは解消されません 悩んだあげくManjaroの時を思い出し、PulseAudioを削除する事にしました
Synapticにて「PulseAudio」で検索し削除します
![](https://i0.wp.com/lovely910.com/wp-content/uploads/2020/01/007hinjdaj.jpg?resize=904%2C542&ssl=1)
Audaciousを起動して設定画面を開きます オーディオの出力プラグインをALSA出力に変更
![](https://i0.wp.com/lovely910.com/wp-content/uploads/2020/01/008jenfejnj.jpg?resize=803%2C717&ssl=1)
無事に音飛びは解消し、Audaciousは問題なくメディアファイルを再生できました
![](https://i0.wp.com/lovely910.com/wp-content/uploads/2020/01/009nkajdfnakdkla.jpg?resize=786%2C516&ssl=1)
タイムゾーン設定
タイムゾーンの設定をします パネルの時計を右クリックで設定できます
![](https://i0.wp.com/lovely910.com/wp-content/uploads/2020/01/010nakfejlealekalk.jpg?resize=815%2C506&ssl=1)
Firefox
ウェブブラウザのFirefoxを起動 かなり時間がかかりますが起動し動作します これは絶対に軽量ブラウザを使った方がいいです!使うならPalemoonかMidori辺りを使った方がいいですね
![](https://i1.wp.com/lovely910.com/wp-content/uploads/2020/01/011nkjnhbhgvgfvhj.jpg?fit=1024%2C618&ssl=1)
あとがき
SparkyLinux 5.10 LXQtは想像以上に軽快に使え、VAIO TypePで快適に使えるディストリのリストに、その名を連ねました SparkyLinuxはDebianベースもあり元々軽量に使えるディストリで、以前TypePにLXDE版をインストールした事があります その時にも軽量に使えましたが、当時はLinux Beanが有ったのでそっちを使っていました 今回はLXQtのデスクトップがSparkyLinuxでどんなパフォーマンスを見せてくれるか興味あって試しましたが、まさかここまで軽量に使えるとは思いませんでした
![](https://i0.wp.com/lovely910.com/wp-content/uploads/2020/01/012nakjenafkmlek.jpg?resize=717%2C490&ssl=1)
アプリ類は満載ではありませんが、そこそこ定番のアプリは大体揃っている感じで、足りなければ随時Synapricで追加するのが良いと思います SparkyLinuxはDebianベースなのでサポートや情報は満載なので安心して使えると思います Atom登載でこのパフォーマンスなので、Windows Vista世代のパソコンなら快適に使えるかと思います
![](https://i0.wp.com/lovely910.com/wp-content/uploads/2020/01/DSC_1429.jpg?resize=1024%2C576&ssl=1)
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