今日はヨーロッパで人気のディストリ openSUSEを使ってみたいと思います openSUSEはインストールする為のISOファイルとは別に、Live CD用のISOファイルも用意されています
Live CD用のISOファイルはその名の如くLive CDの為に作られたバージョンでして、その大きな違いはLive Bootした際の設定を自動的に保存してくれるのです Live USBとして作成したUSBメモリが、普通にインストールしたOSの様に使えるのは、使い方の幅が広がり楽しい事がアレコレ出来そうな予感がします
そんなopenSUSE LXQt Tumbleweed Liveは、嬉しいことに64bitと32bit版が用意されています これは32bitのVAIO TypePが黙っちゃいられませんよね
openSUSE LXQt Tumbleweed Live i686

Release | 2020-02-04 |
Type | Linux |
Based on | Independent |
Architecture | aarch64, armhf, i686, ppc64, ppc64el, s390x, x86_64 |
Desktop | Cinnamon, Enlightenment, GNOME, IceWM, KDE Plasma, LXDE, LXQt, MATE, Xfce |
推奨システム要件
openSUSE Leap 15.1で動作する最低限推奨される条件 | |
CPU | 1Pentium4 1.6GHz以上のCPU (Pentium 4 2.4GHz以上、もしくは任意のAMD64/Intel64 CPU) |
メモリ | 1GB以上のRAM(2GB以上を推奨) |
ディスク容量 | 最小限のシステムで3GB デスクトップ環境などを含むスタンダードなシステムで 5GBのHDD及びSSD |
ダウンロード

VAIO TypeP VGN-90HS

CPU | Intel® Atom Processor Z540 |
RAM | DDR2( SDRAM)2GB |
STORAGE | SSD64GB |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます F2を押して言語を選択 [enter]キーを押し起動させます

起動しました 起動後の挙動はそこそこ軽快で動作します しかし心なしかアプリの起動が遅い気がします



各種設定の変更が出来るLXQtの設定ツール、Configuration Centerです 主にデスクトップの関係の設定ツールが揃っています

Configuration Centerの下の方にあるSystem Settingsには、夥しい程のYaST関係のツールが並んでいます

YaSTコントロールセンターです YaSTパッケージ管理ツール及び、システムの管理ツールがあります

ソフトウェア管理を起動します YaST2のパッケージマネージャーが起動し、アプリのインストール及び更新ができます

ファイルマネージャーは軽量高機能のPCManFM-Qtです

デスクトップ上の右クリックメニューです 日本語化がアレですね とりあえず壁紙変更画面を開きます

壁紙変更の[Browse]で壁紙のフォルダにLinkされていません これは残念な設定ですね しかし収録されている壁紙は似たような奴しかないので、それであえてLinkしなかったのでしょうか 中にはそのOSやディストリのデフォルトで収録されている壁紙を楽しみにしている人も居るでしょうに…

openSUSEにはスクリーンショットアプリが2つ有ります その一つKsnipを紹介します Ksnipはパネルに常駐させて、スクショを撮る際にクリックして、撮れるツールです なかなか使い勝手が良いですよ


そんなパネルの設定はパネルを右クリックで表示させます パネルの設定及びパネルのウィジェットの設定ができます

パーティション管理ツールのKDEパーティションマネージャーです

CPUやメモリのリソースのモニタリングできるツールのQpsです

各種テーマの管理の出来るツール、ルックアンドフィールの設定です

あとがき
openSUSE LXQt TumbleweedはVAIO TypePで軽量に動作しました インストールCDとは別にLive CDという形でISOファイルでリリース LiveUSBとして運用出来るのは画期的ですね LiveUSBは所詮、保存の出来ない起動一回限りのお遊びの様なものですから

openSUSE LXQt Tumbleweedは、Windows7の乗り換えにはちょっと微妙な所ですね サポート面や使い勝手は全く問題はありませんが、日本語関連が少しアレなので、それが気にならない方は問題有りませんが、完璧な日本語化を求める方は止めておいた方がいいですね

openSUSE LXQt Tumbleweed LiveはKnoppixの様に、万が一パソコンが起動しなくなった時の為の、USBメモリとして持つには頼もしいLinuxかと思います なんと言っても、Knoppixとは違って設定が保存できるのが大きいですよね
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