今日は軽量なディストリビューションLXLEを使ってみます LXLEはLXDEデスクトップのLubuntu系という事もあり、軽量には定評のデストリビューションです アーキテクチャは32bitと64bit版が用意されていますので、当然32bit版を選択します
使うパソコンはSONY VAIO TypePです
LXLEは去年、Core2Duoを積んだVAIO TypeCで起動した際に、LXDEの割に軽くなかった印象があるので、Atomを積んだTypePではどう動いてくれるか楽しみです
LXLE 18.04.3 32bit

ダウンロード
VAIO TypeP VGN-90HS

CPU | Intel® Atom Processor Z540 |
RAM | DDR2( SDRAM)2GB |
STORAGE | SSD64GB |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます [enter]キーを押し起動させます

起動後の挙動は想像よりか軽量に使え拍子抜け C2Dで使った時と同等な感じ?

Liveセッションでの日本語化
Liveセッションでの日本語化します Terminalを起動して、下記コマンド入力します
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get -y install task-japanese locales-all
$ localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE=”ja_JP:ja”
$ source /etc/default/locale
$ echo $LANG
一旦ログアウトし再ログインで日本語化されます ログイン時のユーザーネームとパスワードは下記にてログインできます
Username | qwerty |
Password | ー |
※これはLiveセッションでの日本語化作業です インストールされる方はインストール時に日本語化されるのでこの作業は不要です
再ログイン完了
Desktop

メニューランチャー
メニューランチャーはLXDEのシンプルで使いやすいタイプです

sakura
ターミナルエミュレーターのsakuraです

PCManFM
ファイルマネージャーは軽量高機能なPCManFMです

設定
LXDEは設定マネージャーが無く、メニューの設定に各種設定ツールがあります

Synapticパッケージマネージャー
アプリ管理ツールのSynapticパッケージマネージャーです GUI操作にてアプリのインストールできるツールです

SeaMonky
ウェブブラウザは軽量ブラウザのSeaMonkyです デフォルトで設定されているホームページがTypePには重すぎるので、その設定変更が起動して一番の設定作業ですね

Guayadeque Music Player
ミュージックプレイヤーは、Guayadeque Music Playerがデフォルトでインストールされていますが、音飛び対策が出来ないのでAudaciousをインストールします
因みにGuayadeque Music Playerは、高音質でいいミュージックプレイヤーです

Audaciousの音飛び問題
ミュージックプレイヤーのAudaciousを起動
VAIO TypePでは、Linuxでメディアファイル再生時に音飛びします 対策は・・・
Audaciousの設定で出力プラグインのデフォルトで使われているPulseAudioを外します 他を選択 無事に音飛び解消

音飛びは無事に解消しアリーナ姫も大喜びです

オフィス
オフィスアプリは軽量かつ使い勝手の良いアプリが揃っています

Gnumeric
その中の一つGnumericは軽量な表計算アプリです TypePでも余裕で起動動作します

Pinta
ペイントアプリは、Windowsに付属してくるペイントを高機能にしたPintaです 使い方もあまり変わらないので、ペイントに慣れている人は使いやすいかと思います

BleachBit
不要ファイル削除ツールのBleachBitです Linuxを使っていると溜まってしまうゴミファイルやキャッシュを効率よく削除できるツールです OS関係なくパソコンを大切に使うには、定期的なこういうメンテは大切ですね

デスクトップ上での右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです デスクトップの設定を開きます

デスクトップの設定
デフォルトで用意されている壁紙は少なめですが、LXLEにはもう一つ壁紙を変更できる仕掛けがあります

上パネルの左のアイコンをクリックごとに壁紙が変更されます


天気
そして上パネル中央の天気のアイコンをクリックすると天気予報が表示されます これは少し見にくいですね

USBメモリフォーマッタとUSBイメージライタ
LXLEにはUSBメモリフォーマッタとUSBイメージライタがあります この二つを使ってLinuxを起動するUSBメモリを作成し起動しなかった事は無いです 俺得な神ツールです


インストーラー
インストーラーは左上のアイコンをクリックで起動します

起動時に言語を日本語にてインストーラーを起動させれば、この様に日本語にてインストールできます

あとがき
去年VAIO TypeCで使った時とは打って変わって、TypePではその軽量なパフォーマンスを発揮し快適に使う事が出来ました この辺はCPUの相性もあるのでしょうか そんなLXLEは色々な面で面白いディストリビューションだと思いました デスクトップ上で壁紙チェンジって地味に良い機能かと思いますね

VAIO TypePでこれくらい快適に動作できれば軽量ディストリとして十分勝負できると思いますし、なによりもLXDEのシンプルなデスクトップは使いやすいですね
特に画面の小さいデスクトップでの複雑な動作は使っていてストレスになります 最近のLXQtやXfceはVAIO TypePでも軽量に使えますが、必ずしも軽量=快適では無いので、今回使ったシンプルなLXDEこそがTypePに合ったデスクトップ環境の様な気がしました

コメント