今日はLMDE4 MATE 32bitを使ってみたいと思います
LMDE4はLinux Mint Debian Edition4の略で、元々軽量なLinux MintをDebianを使って更に軽量なディストリビューションにビルド そんな軽量なLMDE4のデフォルトデスクトップはLinux Mintと相性の良いCinnamon しかしCinnamonは相性とは裏腹に重量級のデスクトップ環境
折角のDebianエディションをもっと軽量なデスクトップ環境へと、ドイツのLinux Mintフォーラムで作られたのがLMDE4のLXDEとMATEエディションです
アーキテクチャは32bit・64bit
SONY VAIO TypePで起動してみたいと思います
LMDE4 MATE 32bit
Release | 2020.03.22 |
Type | Linux |
Based on | Debian |
Package Management | dpkg |
Architecture | i686, x86_64 |
Desktop | Cinnamon, MATE, Xfce, LXDE |
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SONY VAIO TypeP VGN-90HS
CPU | Intel® Atom Processor Z540 |
RAM | DDR2( SDRAM)2GB |
STORAGE | SSD64GB |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください
起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このまま[Enter]キーを押します
起動しました 起動後の挙動は至って軽快 6.3 ★★★☆☆ 普通に即戦力
Liveセッションでの日本語化
Control CenterのSpracheinstellungenを開きます
一番下をクリックJapaneseを追加します 続けて上の3つをJapaneseへ変更 4番目をクリックで完了です
一旦ログアウト 再ログインで設定反映されます ログイン時のUsernameとPassは下記入力します
Username | mint |
Password | - |
キーボードレイアウト変更
再ログイン完了 無事に日本語化されましたが、もうひと作業します キーボードレイアウトの変更をします パネルに de とあるのでクリック
日本語を追加しデフォルトのレイアウトは削除します
Desktop
LMDE4のデスクトップは下部にパネル設置 左ダブルクリック実行の設定です
パネル左側
① Applications Menu
② デスクトップ表示
クリックでデスクトップ表示されます
④ ファイルマネージャー
ファイルマネージャーのCajaです
⑤ MATE Terminal
ターミナルエミュレーターのMATE Terminalです
パネル右側
⑥ Volume Control
サウンドデバイスの音量調節
⑦ Network
ネットワークの設定及び、接続可能なWi-FiのSSIDを表示・設定・接続
接続するSSIDを選択するとパスワードを求められます 入力し接続
問題無く接続できれば、右上に接続された事を通知します
⑧ Bluetooth
Bluetoothの設定
⑨ Clock
日時です クリックでカレンダーが表示されます
デスクトップ上の右クリック
外観の設定
デスクトップの右クリックメニューの背景の変更を選択で表示されます デスクトップの背景画像は多く用意されています
システムツール
コントロールセンター
各種設定ツールのコントロールセンターです
ソフトウェア
アプリ管理ツールのソフトウェアです GUI操作にてアプリのインストールが出来るツールです
Synaptic パッケージマネージャー
こちらもアプリ管理ツールのSynaptic パッケージマネージャーです GUI操作にてアプリのインストールが行えるツールです
Applications
Internet
インターネットアプリは少なめ SNSクライアントはお好みのツールを後からインストールしましょう
メールクライアントの定番 Thunderbirdです
Office
オフィスアプリはLibreOfficeが揃っています
LibreOfficeの表計算アプリは某エクセルと同じクオリティです
Graphics
グラフィックスアプリは編集・ビューア・スキャンと必要最低限のアプリが揃っています
ドローアプリのDrawingはVAIO TypePでも、そこそこ使うことが出来ます
Multimedia
ミュージックプレイヤーの音飛び問題
ミュージックプレイヤーはのAudaciousを追加でインストールします
VAIO TypePはDebian系のディストリで音飛びします その対策が比較的簡単なので自分はAudaciousを使います
因みにLMDE4にはRhythmboxが入っていますが音飛びしました
Audaciousの設定で出力プラグイン(Output Plugin)のデフォルトで使われているPulseAudioを外します 他を選択 無事に音飛び解消します
VAIO TypePでミュージックプレイヤーを使う際は、しっかり設定すれば問題なく使うことが出来ます
インストーラー
インストーラーは左側のアイコンをクリックで起動します
今回の様にLiveセッションで日本語化すると、このアイコンが消える場合があります そんな時は日本語化せずドイツ語環境でインストールしましょう 言語選択で日本語を選択で日本語でインストールできます その際はキーボードレイアウト設定はしましょう 日本語キーボードでドイツ語のキーボードレイアウトは入力時にかなり使いづらいので…
日本語選択で日本語でインストールできます
あとがき
LMDE4はVAIO TypePで軽快に動作しました
以前、LMDE4 LXDEをTypePで起動しましたが、若干LXDEの方が軽い印象です 両者共に軽量で良いディストリビューションですが、LXDEは見た目の少しチープ感が否めなく、見た目を含めた比較は今回使ったMATEエディションの方が良い仕上がりをしています
ただ起動に時間が掛かるツールが有ったのが気になりました デスクトップの右クリックでデスクトップの設定を開くと、起動に1分くらいかかってしまいます 因みにデスクトップの設定はコントロールセンターからでも開くことはでき、そちらからアクセスした方が起動は早いです これは自分の環境下だけで起こったのかは判らないのでご参考にでも…
Linux Mintは、とても良いディストリビューションです
何よりも使いやすい そして軽量 一番にトラブルが少ない 世界中にファンが多いのも納得ですね
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