今日はAuxtral GNU/Linux 2.5 Cinnamonを使ってみたいと思います
Auxtral GNU/LinuxはArgentina(アルゼンチン)発のDebianベースのディストリビューションです 軽量なDebianをCinnamonでスタイリッシュにビルド 使い易さで定評なCinnamonデスクトップを軽快に動作させます
今日はCeleron N2830搭載の LS-4-64で日本語起動してみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
Auxtral GNU/Linux 2.5 Cinnamon

Release | 2020.08.09 |
Type | Linux |
Based on | Debian |
Package Management | DEB |
Architecture | x86_64 |
Desktop | Cinnamon, Xfce |
ダウンロード
ECS LIVE STATION LS-4-64

CPU | Intel Celeron N2830 (SoC) Processor |
RAM | DDR3L 4GB |
VIDEO | Intel® HD graphics |
STORAGE | SATADOM 64GB |
LAN機能1x GIGABIT LAN ポート WiFi IEEE 802.11b/g/n + Bluetooth4.0 ワイヤレス給電 (Qi)Qi V1.1.2 (5V1A=5W max) |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください




USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このままEnter キーを押します

起動しました 起動後の挙動はそこそこ軽快 ★★☆☆
Cinnamonデスクトップなのでセレロンではって心配しましたが意外と軽快に動作します

Liveセッションでの日本語化
Terminalを起動します
下記コマンドを入力します
Auxtralはデフォルトでスペイン語のキーボードレイアウトです
コマンド入力時に使いにくさを感じたら、入力前にキーボードレイアウトを変更をお勧めします
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get -y install task-japanese locales-all
$ localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE=”ja_JP:ja”
$ source /etc/default/locale
$ echo $LANG
一旦ログアウトして再ログインで日本語化されます
ログインパスワード
ログインの際に入力するパスワードはliveです
キーボードレイアウト変更
デフォルトではスペイン語のキーボードレイアウトなので変更します
システム設定を起動 キーボードを開きレイアウトタブを選択 日本語を追加設定します
スペイン語のキーボードレイアウトは結構使いづらいので、Liveセッションでの日本語化させる前に設定した方がいいかもしれません

Desktop
Auxtralのデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です

パネルアイテム 左側

アプリケーションメニュー
アプリケーションメニューはシンプル且つ使い易いレイアウトになっています

計算機
クリックで計算機を起動します

パネルアイテム 右側

ユーザー
ユーザー情報を表示・編集できます

日時
パネル上は日時を表示 クリックでカレンダーをポップアップ表示できます

デスクトップ上での右クリックメニュー

デスクトップの背景の設定
デスクトップの背景画像はオリジナルの画像が用意されています
主に風景画が多い印象です

System Tools
システム設定
各種設定ツールのシステム設定です

Nemo
ファイルマネージャーのNemoです

MATE端末
ターミナルエミュレーターのMATE端末です

Synapticパッケージマネージャー
アプリ管理ツールのSynapticパッケージマネージャーです
GUI操作にてアプリのインストールが行えるツールです

Applications
Auxtralはバンドルされているアプリは少な目です インストール後にお気に入りのアプリをインストールしましょう
Brave
セキュアでプライバシー重視なブラウザのBraveです

Mirage
画像ビューアのMirageです

Audacious
軽量高音質ミュージックプレイヤーのAudaciousです
テーマがWinampで設定されています Windowsユーザーを意識した設定でしょうか

日本語入力インストール
日本語入力関連をインストール・設定します
Synapticパッケージマネージャーを起動します
「 fcitx」で検索して fcitx と fcitx-mozcをインストールします

一旦ログアウトして再ログインで日本語機能を使う事ができます
再ログインするとパネルにはFcitxが常駐しているので、クリックして設定画面を開きます
入力メソッドタブで日本語キーボードとMozcが設定されている事を確認します

Pluma(テキストエディタ)を起動して日本語入力のテストをします

インストール
右側にあるインストーラーのアイコンをクリックで起動します
インストーラーは言語を選択して使う事ができるので、比較的簡単に扱えます

あとがき
Auxtral GNU/Linux 2.5 Cinnamonを使ってみた感想は、一言で意外と軽快
Cinnamonデスクトップ環境なので、このパソコンでは少々キツイのでは・・・って思いましたが、軽量なDebianをベースにしている恩恵で、ここまで快適に使えるとは思いませんでした
CinnamonはWindowsテイストで凄く使い易いデスクトップ環境ですが、そこそこのスペックを要求されるので若干手を出しずらいデスクトップ環境です そんなCinnamonがこのレベルのパソコンで起動できるなんて、お得なディストリビューションな気がします
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