今日はantiX 19.3を使ってみたいと思います
antiXはGreece(ギリシャ)発のDebianベースの軽量ディストリビューションです 機能的にカスタマイズされたデスクトップは超軽快に動作し、古いパソコンからantiXのパフォーマンスを満喫する事ができます
今日はAtom Z540 搭載のSONY VAIO TypeP VGN-90HSで起動してみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
antiX 19.3 386 full

Release | 2020.10.14 |
Type | Linux |
Based on | Debian |
Package Management | dpkg |
Architecture | i686, x86_64 |
Desktop | Fluxbox, IceWM, JWM |
システム要件
CPU | ー |
メモリ | 192MB(256MB推奨) |
ディスク容量 | antiX-fullは最低5GB antiX-baseは3GB antiX-coreは1GB antiX-netは0.7GB |
antiXは、事前構成された128MBスワップを備えた 192MBの古いPIIシステムから、最新のコンピューター まで起動させる事ができます |
この数値は公式よりアナウンスされているものです

Live Boot時のユーザーネームとパスワード
Live Bootで使用中にパスワードを求められたら下記を入力します
ユーザーネーム | demo |
パスワード | demo |
Download
SONY VAIO TypeP VGN-90HS

CPU | Intel® Atom Processor Z540 |
RAM | DDR2( SDRAM)2GB |
STORAGE | SSD64GB |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます F2を押してLanguage F3でTimezoneを変更します

日本語になりました このままEnterキーを押します

Desktop
起動しました 起動後の挙動は至って軽快 ★★★★☆ やはりantiXの軽さは別格です

パネルアイテム 左側

アプリケーションランチャー
アプリケーションランチャーはシンプルで使いやすいタイプです

パネルアイテム 右側

音量調節
クリックで音量調節 ミキサーツールも起動できます

デスクトップ上での右クリックメニューです
右クリックメニューはアプリケーションのランチャーになっています

antiX Wallpaper
壁紙設定にはオリジナルの画像が数枚用意されています

System Tools
antiX Control Centre
各種設定ツールのantiX Control Centreです

パッケージインストーラー
アプリインストールツールのパッケージインストーラーです
GUI操作にてアプリをインストールできるツールです
antiXには、この他にSynapticパッケージマネージャーもバンドルされています

Roxファイルマネージャー
超軽量シンプルなファイルマネージャーのRoxです
シンプル過ぎてビギナーの方は、慣れるまで使いにくさを感じるかと思います

urxvt
ターミナルエミュレーターのurxvtです

タスクマネージャー
CPUとメモリをモニタリングできるツールです
CPU消費率とメモリ消費量が素晴らしいです

Applications
Firefox
ウェブブラウザのFirefoxです
このパソコンでは起動は少し遅いですが、起動後は使えなくないレベルで動作してくれます

LibreOffice
オフィスアプリのLibreOfficeです
このパソコンでは起動は少し遅いですが、起動後はそこそこ軽快に動作してくれます

Mirage
画像ビューアのMirageです
このパソコンでは、そこそこ軽快に使う事ができます

Audacious
antiX 19.3にはミュージックプレイヤーが無いのでAudaciousをインストールします
VAIO TypePでは音飛びする事が有りますがantiX 19.3は大丈夫な様です

出力プラグインはALSAになっています

インストール
インストーラーは左側にあるアイコンをクリックで起動します
インストーラーは言語を選択して使う事ができるので比較的簡単に扱えます

antiX 19.3って超軽量?
VAIO TypePで起動できるので軽量かと思います 今回は更に低スペックなパソコンでも起動させてみたいと思います 32bitのCore Solo搭載のPanasonic Let’s note CF-R5で起動させてみます CF-R5はスペック的にはVAIO TypePよりCPU・メモリ・ストレージ等で劣っています
CF-R5
CF-R5 | |
CPU | Core Solo U1300 |
Architecture | x86 |
RAM | DDR2 SDRAM 512MB |
STORAGE | Ultra ATA100 60GB |
起動
意外とスムーズに起動できます
起動後の挙動は至って軽快 ★★★★☆ 想像以上に軽快です
下手するとVAIO TypePより軽快に動作している感じ ハードウェア等の相性が良いのでしょうか

画像ビューアやテキストエディッタ等の軽量アプリを使う分には現役PCとして機能してくれます
但し、Firefox等のメモリを多く消費するアプリを起動すると非力さを露呈し微妙な感じになります この辺はメモリ512MBなので仕方ないです

しかしここまでCF-R5を軽快に動作できるantiXは、超軽量ディストリビューションと呼んで良いですね

あとがき
antiX は相変わらず軽快に動作してくれます お陰様でVAIO TypePは10年は余裕で戦えそうです VAIO TypePやCF-R5はとても良いノートパソコンです そんなパソコンを見捨てず使い続ける事ができるLinuxって最高ですね^^
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