今日はHefftorLinux 20.8.30を使ってみたいと思います
HefftorLinuxは洗練されたスタイルと安定性を考慮し設計されたArcolinuxスピンオフです
一番に目を引くのは壁紙とクールにカスタマイズされたXfceデスクトップ オリジナルのハイセンスな壁紙は、これだけでもインストールする価値は十分あります 使ってみると開発者がXfceをお勧めする理由が手に取るように判ります
世界中には多くのオペレーティングシステムがありますが、中には侵入型のウイルス対策・テレメトリ・大規模であるが不安定な更新や不正なリソースの使用して大切なコンピューターを酷使してしまうものがあります HefftorLinuxはそんな心配を払拭してくれます
HefftorLinuxには魅力的にカスタマイズされたデスクトップが多く有りますが、今回は開発スタッフがお勧めするXfce版をインストールしてみたいと思います
今日はCeleron N2830 搭載の ECS LIVE STATION LS-4-64にインストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
HefftorLinux 20.8.30 Xfce

Release | 2020-08-30 |
Type | Linux |
Based on | Arch |
Architecture | x86_64 |
Desktop | Bspwm, GNOME, i3, Hlwm, KDE Plasma, Xfce |
Download
LS-4-64

CPU | Intel Celeron N2830 (SoC) Processor |
RAM | DDR3L 4GB |
VIDEO | Intel® HD graphics |
STORAGE | SATADOM 64GB |
LAN機能1x GIGABIT LAN ポートWiFi IEEE 802.11b/g/n + Bluetooth4.0搭載ストレージ ワイヤレス給電 (Qi)Qi V1.1.2 (5V1A=5W max) |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます 一番上を選択[enter]キーを押します

インストール
起動しました アプリケーションランチャーよりインストーラーを起動します

インストーラーは無事に起動しました
使用する言語を選択します

インストールしたいカーネルを選択します
判らない方は別にチェックを入れなくてもデフォルトでインストールされます

ここ以降はバンドルしたいアプリを選択します
アプリ選択ゾーン(コミュニケーション〜アプリケーション)は割愛します

ローケーションを地図上をクリックして設定します

キーボードレイアウトを設定します
日本で販売されているWindows系のパソコンは下記で大体OKです

インストールするパーティションを選択します
このパソコンにはWindows10がインストールされているので、手動パーティションを選択します

インストールするパーティションを編集します
ext4ファイルシステムにフォーマットしてマウントポイントを「 /」に設定します

ユーザー情報を入力します

最終確認です 確認後にインストールをクリックしてインストール開始させます

インストールは通常15分前後で終了します このパソコンでは20分掛かりました

インストールは無事終了しました

パソコンをシャットダウンさせ確実にUSBメモリを抜いてインストールは終了です
インストール後に起動
ここで悲報です 日本語化したらConkyが文字化けしてしまいました homeフォルダにある.conkyrcを弄ればなんとかなるか・・・
とりあえず今回はConkyはOFFにして進めます

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は至って軽快 ★★★☆☆
さすが軽量なArcolinuxの血を引くディストリビューションですね

HefftorLinux 20.8.30のデスクトップはパネルは上に設置 下にはDockランチャーのPlankが設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です
ブートローダーも問題なくインストールされ、Windows10も問題なく起動します
パネルアイテム 左側

Whisker Menu
アプリケーションランチャーはXfceのWhisker Menuです

パネルアイテム 右側

日時
パネル上は日時を表示 クリックでカレンダーを表示します

Plank
DockランチャーのPlankです 定番のアプリやツールが設定されています

デスクトップ上での右クリックメニュー
右クリックメニューはXfceなので、アプリケーションランチャーも装備されてアプリの起動が可能です

デスクトップの設定
デスクトップの設定には魅力的な壁紙画像が用意されています

System Tools
設定マネージャー
各種設定ツールの設定マネージャーです

PCManFM
軽量ファイルマネージャーのPCManFMです

urxvt
ターミナルエミュレーターのurxvtです

Pamac
アプリ管理ツールのPamacです
GUI操作にてアプリをインストールできるツールです

Applications
Brave
プライバシー重視のChromium系のウェブブラウザのBraveです

Gnumeric
軽量なオフィスアプリ表計算のGnumericです
インストールの際にバンドルするアプリで選択してインストールしました
地味に文字化けしている様です><

ristretto
軽量画像ビューアのristrettoです

Audacious
軽量高音質ミュージックプレイヤーのAudaciousです
インストールの際にバンドルするアプリで選択してインストールしました

因みにConkyがONになった状態では左下にミュージックプレイヤーと連動する音量レベルメーターが表示されます(結構カッコイイです) 文字化けが実に惜しいです

日本語入力
日本語入力関連ツールをインストール設定します
Fcitx関連をインストール
urxvtを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo pacman -Sy
$ sudo pacman -S fcitx fcitx-mozc fcitx-configtool
.xprofileを作成
エディッターを起動します
homeフォルダに.xprofileを作成し、下記を記述して保存します
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
ファイルマネージャーは隠しファイルは表示しない設定になっています
.xprofileは非表示ファイルなので、保存後はファイルマネージャー上では表示されません ファイルマネージャーの設定で、隠しファイルを表示するにチェックを入れると表示させる事ができます

一旦ログアウトします
Fcitxを設定
再ログインするとパネルにはFcitxが常駐しているので、クリックして設定画面を開きます

入力メソッドの設定タブで、日本語キーボードとMozcが設定されている事を確認します

ワープロアプリを起動して日本語入力のテストをします
インストールの際にバンドルするアプリで軽量ワープロのAbiword選択してインストールしました

あとがき
細かい問題は有りましたがHefftorLinux 20.8.30は、そんな問題を忘れてしまうくらい魅力的なディストリビューションです
使って1番に感じましたが至って軽快に動作 今回使ったパソコンは非力のセレロンですよ ArchLinux系のXfceデスクトップは、このパソコンで多く使ってきましたが、間違いなく一番軽快に動作しました そして綺麗にレイアウト・装飾されたデスクトップ最高ですね
conkyが文字化けするのが実に惜しいです 英語環境で使う分には問題なさそうなので英語環境に日本語入力を入れて使うのがイイかもしれませんね
今後のアップデートに期待ですね

コメント
1枚目の画像の壁紙なんの画像ですか><
このディストリビューションに入っている画像ですよ
ありがとうございます!