今日はLinux Mint 20.1 Ulyssa Cinnamonを使ってみたいと思います
Linux Mintは Ireland(アイルランド)発の、Ubuntu (LTS)に基づくデスクトップ指向のオペレーティングシステムです オープンソースで無料のLinux Mintは、モダンでエレガント・快適・パワフルで使いやすいので、最も人気のあるLinuxディストリビューションとして多くの人に愛用されています
セキュリティ面でもLinuxの信頼性と堅牢性を備え、Linuxの高度なセキュリティ機能でマルウェアやスパイウェアからユーザーを保護 独自のUpdate ManagerでOSを定期的にアップデートし、ユーザーはメンテしなくとも安定したコンピューターを使うことができます

Linux MintのCinnamonデスクトップは最新のテクノロジーに基づいていますが、従来の操作コンセプトを維持している為、高度な構成が可能で機能的な環境となっています 元々Linux Mintチームがディストリビューション用に設計した環境なので、WindowsテイストなUIと使い勝手でWindowsを使い慣れたユーザーにとっては最適なDEに仕上がっています

今回リリースされたLinux Mint 20.1は、2025年までサポートされる長期サポート版なので、Linux Mintに乗り換える絶好の機会です
今日はCore i3 3220 搭載のdell OPTIPLEX 3010 にインストールしてみます
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
Linux Mint 20.1 Ulyssa Cinnamon

Release | 2021.01.08 |
Type | Linux |
Based on | Ubuntu (LTS) |
Package Management | dpkg |
Architecture | x86_64 |
Desktop | Cinnamon, MATE, Xfce |
Youtube
システム要件
CPU | – |
メモリ | 1GB(2GBを推奨) |
ディスク容量 | 15GB(20GB推奨) |
1024×768の解像度 |
この数値は公式よりアナウンスされているものです
Download
dell OPTIPLEX 3010

CPU | Intel Core™ i3 3220 3.3GHz |
RAM | 4GB DDR3 1600 MHz SDRAM |
STORAGE | SSD128GB |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください




起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このまま一番上で起動します

起動しました

インストール
左側にあるインストーラーのアイコンをクリックして、インストーラーを起動させます
使用する言語を選択します

キーボードレイアウトを選択します
言語を日本語を選択すると下記表示されます
日本で販売されているWindows系のパソコンなら、これでOKです

マルチメディアのコーデックをインストールするか選択します
ここは無難にインストールした方がいいですね

インストールの種類を選択します
通常は上2つのどちらかですが、このパソコンにはWindows10が入っているので、それ以外を選択します

インストールするパーティションを選択して、下記の様に編集しインストールへと進めます

ロケーションを地図上をクリックで設定します

ユーザー情報を入力します

インストールは10分前後で終了します

インストールにかかる時間はパソコンのスペックで前後します
インストール終了です パソコンをシャットダウンさせ、USBメモリを確実に抜いてインストールは終了です

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は至って軽快 ★★★★☆
かなり快適に使えます

Linux Mint 20.1 Ulyssa Cinnamonのデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です
ログイン画面
ログイン画面ではユーザーパスワードを入力でログインできます

Lock画面
Lock画面は、設定したアイドル時間超過か、強制でコンピューターをロックさせる事ができます
ユーザーパスワードを入力でロックを解除できます

パネルアイテム 左側

メニュー
メニューランチャーはWindowsテイストで、初めての方でも直ぐに使いこなせるタイプです

パネルアイテム 右側

カレンダー
パネル上は時計を表示 クリックでカレンダーを表示します

デスクトップ上での右クリックメニュー

背景の設定
背景の設定にはLinuxMintのオリジナルの画像が用意されています

中にはこんな画像もあります

System Tools
システム設定
各種設定ツールのシステム設定です

GNOME端末
ターミナルエミュレーターのGNOME端末です

Nemo
ファイルマネージャーのNemoです

ソフトウェアマネージャー
アプリ管理ツールのソフトウェアマネージャーです
GUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです
Linux MintにはSynapticパッケージマネージャーもプリインストールされて、アップデートマネージャーとして使うことになります

Applicaitons
Firefox
ウェブブラウザのFirefoxです
このパソコンでは軽快に動作します

Thunderbird
メールクライアントの定番アプリのThunderbirdです
このパソコンでは軽快に動作します

LibreOffice
オフィスアプリのLibreOfficeです
このパソコンでは軽快に動作します

Xviewer
画像ビューアのXviewerです

Rhythmbox
ミュージックプレイヤーのRhythmboxです

Rhythmboxはcinnamonデスクトップと連携動作します
起動と同時にパネルに常駐しコントロールできます

楽曲再生時に右上に楽曲情報を表示します

日本語入力
Linux Mint 20.1 Ulyssa Cinnamonはインストール後に、特に設定することなく日本語入力を使うことができます
パネルに常駐しているFcitxをクリックして設定画面を開きます
入力メソッドは日本語キーボードとMozcが設定されています

ワープロアプリを起動して、日本語入力のテストをしてみます

あとがき
いやー Linux Mintは素晴らしいですね 日本語環境も行き届いていて日本人が使うディストリビューションとして最高の仕上がりです 抜群の安定感と使いやすさ インストールから普段使いに到るまで面倒と迷いがなく、間違いなく誰にでもお勧めできるLinuxですね


インストールには余裕を持って37GB用意しましたが、21.9%消費 普通に使う分には公式で表記してある様に20GBあれば十分ですね この辺は使い方次第ってことですね

CinnamonデスクトップなのでインストールするならWindows7世代のパソコンを使用した方がいいですね Cinnamonの様なデスクトップはギリギリのスペックで使うより、少し余裕を持ったPCを使いたいです
因みに下の画像は少しカスタマイズしたMintです

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