今日は2021.04.01にリリースされた、Linux Lite 5.4を使ってみたいと思います
Linux LiteはNew Zealand(ニュージーランド)発の、DebianとUbuntuに基づくデスクトップ指向のオペレーティングシステムです

カスタマイズされたXfceデスクトップ環境は、シンプルかつ軽量のデスクトップエクスペリエンスを提供 デスクトップ上での移動は至ってシンプルで直感的 メニューとシステム設定に簡単にアクセスできるため、初めてでも迷うことなく使うことができ、多くのシーンでの活躍が見込まれます
Linux Liteはビギナーユーザーが簡単に操作できるよう、強力なLite専用ツールがプリインストール Windowsユーザーでもスムーズに使えるよう、Skype・Steam・Kodi・Spotify等の定番のソフトウェアや無料のOfficeアプリなど、使い慣れたユーザーインターフェイスとデスクトップ環境を多くのユーザーに提供します


Linux Liteはセキュリティ面でも、高度に設定可能なファイアウォールとデスクトップ上のセキュリティ更新通知を設定 ユーザーは安心してコンピューターを使うことが出来ます


今日はCore2Duo U7500搭載のPanasonic Let’s note CF-R6にインストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
Linux Lite 5.4

Release | 2021.04.01 |
Type | Linux |
Based on | Debian, Ubuntu (LTS) |
Package Management | dpkg |
Architecture | x86_64 |
Desktop | Xfce |

Youtube
システム要件
最小推奨 | 推奨 | CF-R6 | |
CPU | 1GHz | 1.5GHz | 1.06GHz |
メモリ | 768MB | 1024MB | 1.5GB |
ディスク容量 | 8GB | 20GB | 20GB |
解像度 | VGA画面 1024×768 | VGA・DVI・HDMI画面 1366×768 | XGA 1024×768 |
この数値は公式よりアナウンスされているものです
Download
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください




USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このままEnterキーを押します

起動しました 先ずはネットワークに接続し、インストーラーを起動させます

インストール
インストーラーが起動しました
使用する言語を選択します

使用するキーボードレイアウトを設定します
日本で販売されているWindows系のパソコンは下記でOKです

インストールの際に一緒にインストールするオプションを選択します
アップデートはチェック メディア類も無難に入れておいた方がいいかも

インストールするパーティションを設定します
このパソコンには他OSもインストール済みなので、任意のパーティションにインストール可能なそれ以外を選択します

インストールするパーティションクリックして、下記のように編集設定します

ロケーションを地図上をクリックして設定します

ユーザー情報を入力します

インストール開始しました 終了までしばし待ちます

インストール終了です
パソコンをシャットダウンさせ、USBメモリを確実に抜いて終了です

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は至って軽快 ★★★☆☆
普通に即戦力で使用可能です

Linux Lite 5.4のデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です
ログイン画面
ログイン画面ではユーザーパスワード入力でログインできます

Live Bootではパスワード無しでログインできます
Lock画面
Lock画面は、設定したアイドル時間超過か、強制でコンピューターをロックさせる事ができます
ユーザーパスワードを入力でロックを解除できます

Live Bootではパスワード無しでLock解除できます
パネルアイテム

Whisker Menu
アプリケーションランチャーは、XfceのシンプルなWhisker Menuが設置されています

日時
パネル上は日時を表示 クリックでカレンダーが表示されます

右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです
Xfceデスクトップなので、アプリケーションランチャーも付属しています

デスクトップの設定
デスクトップの設定には、オリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
設定マネージャー
各種設定ツールの設定マネージャーです
多くのLinux Liteツールが追加されています

Lite Software
そんなLinux Liteツールの一つ Lite Softwareです
GUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです

Thunar
軽量多機能なファイルマネージャーのThunarです

Terminal
ターミナルエミュレーターのTerminalです

Applications
Firefox
ウェブブラウザのFirefoxです
このパソコンでは起動は遅いですが、起動後はそこそこ軽快に動作します

LibreOffice
オフィスアプリのLibreOfficeです
このパソコンでは起動は遅いですが、起動後は軽快に動作します

gnome paint
ペイントアプリのgnome paintです
このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します

VLCメディアプレイヤー
定番のメディアプレイヤーのVLCです

日本語入力
Linux Lite 5.4には日本語関連ツールのIBusがプリインストール済みです
入力メソッドのMozcをインストール設定します
IBus-Mozcをインストール
Terminalを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install ibus-mozc
IBusを設定
パネルにはIBusが常駐しているので、Mozcインストール後はパネルよりIBusを再起動させます

再びパネルをクリックして設定を開きます
- 入力メソッドタブには、日本語キーボードのみが設定されています
- Addをクリックして、先ほどインストールしたMozcを追加します

ワープロアプリを起動して、日本語入力のテストをします

CF-R6AW1BJR

CPU | Intel(R) Core 2 Duo U7500 |
RAM | DDR2 SDRAM 1.5GB |
STORAGE | SATA 500GB |
Windows Vista Model | |
Vistaサポート終了で超安定のオフライン運用中 |
あとがき
システム要件では最小推奨のギリギリライン 推奨値を割っているCF-R6でしたが、Linux Lite 5.4はインストール後にそのパフォーマンスを発揮 動作感覚は良くも悪くもUbuntu系なので、DebianやArch Linuxには劣るも、なかなかいいフィーリングで動作できました

タスクマネージャーでも起動後は安定した動きを見せ、さすがLinux Lite の最新版って感じました

今回のインストールで費やした容量は6.21GB インストールするならシステム要件の推奨値通りに20GBくらいは欲しいところですね

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