今日は2021.06.02にリリースされた、openSUSE Leap 15.3 KDEを使ってみたいと思います

openSUSEはGermany(ドイツ)発の、openSUSEプロジェクトによって開発されたオープンソースのLinuxディストリビューションです ウェブページ閲覧・デジタルコンテンツ再生〜制作・オフィスアプリなどGUIを利用したデスクトップ指向や、CUIを中心としたサーバ運用と多くの用途で利用されています
openSUSEは2つのリリースモデルを提供
ローリングリリースモデルで最新のLinuxパッケージを提供、高速で統合性に優れ安定性の高いTumbleweed
そして通常リリース版とも言われているLeap
今日は通常盤のLeapのopenSUSE Leap 15.3 KDEを、Core i3 3220 搭載のdell OPTIPLEX 3010に日本語インストールしてみたいと思います
openSUSE Leap 15.3 KDE

Release | 2021.06.02 |
Type | Linux |
Based on | Independent |
Architecture | aarch64, armhf, i686, ppc64, ppc64el, s390x, x86_64 |
Desktop | Cinnamon, Enlightenment, GNOME, IceWM, KDE Plasma, LXDE, LXQt, MATE, Xfce |
システム要求
CPU | 2GHz以上のデュアルコアプロセッサ |
メモリ | 2GBの物理RAM + ワークロード用の追加メモリ |
ディスク容量 | 40GB以上のハードドライブの空き容量 |
インストール メディア用のDVDドライブまたはUSBポートのいずれか インターネットはネットワーク インストーラーに必要です |
Download

Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
英語のBoot画面が現れます このままEnterキーを押します

起動しました それでは順に沿ってインストールしていきます
- ネットワークに接続
- インストーラーを起動

インストール
インストーラーは中途半端な日本語でのインストールなので少々敷居が高めです

インストールは下記記事をご覧ください

Desktop
起動後の挙動は快適 ★★★★★
この辺のスペックならどんなディストリでも軽快に動作するでしょう

openSUSE Leap 15.3 KDEのデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左シングルクリック実行の設定です
アプリケーション
アプリケーションランチャーは、KDEの機能的なランチャーが設置されています

サウンドコントロール
サウンドデバイスの音量調節です クリックで設定画面を呼び出せます

右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはオリジナルの画像が用意されています

System Tools
KDEシステム設定
各種設定ツールのグローバルなKDEプラットフォーム設定のシステムマネージャーです
デスクトップをカスタマイズおよび管理 検索機能で想定される設定を絞り込み、アイコンより詳細情報を示すツールチップが表示できます

Dolphin
Dolphinは使いやすさを重視したKDEのファイルマネージャーです

Konsole
KonsoleはKDEの端末エミュレータです

Discover
DiscoverはKDEのアプリ管理ツールです
GUI操作にてカテゴリ別・検索または参照し、スクリーンショットやレビューを読んでユーザーが求めるアプリをインストールすることが出来ます
DiscoverはPlasmaやKDE全てのアプリのアドオンを検索インストール管理することが出来ます

Applications
Firefox
Mozilla FirefoxはMozilla Foundation及び、その傘下のMozilla Corporationによって開発されているフリーでオープンソースのウェブブラウザです
プライバシーを一切侵害せず、あらゆるユーザーの為に開発 ユーザーに関するデータを収集せず、強力なプライバシー設定でトラッカーによるウェブ追跡をブロックします
このパソコンでは軽快に動作します

LibreOffice
LibreOfficeはThe Document Foundation(ザ ドキュメント ファンデーション、ドキュメント財団)のオープンソースのオフィスアプリです
Writer(文書作成)・Calc(表計算)・Impress(プレゼンテーション)・Draw(ベクタードローグラフィック)・Base(データベース)・Math(数式作成)から構成され、MS社のオフィスと遜色ないパフォーマンスを見せてくれます
このパソコンでは軽快に動作します

Gwenview
Gwenviewは、KDEデスクトップの画像ビューアです
高速で使いやすいビューアで、画像のコレクションを参照して表示させるには最適なアプリです
Gwenviewは編集面でも簡単な画像操作をサポート 回転・ミラー・反転・サイズ変更・コピー・移動・削除などの基本的なファイル管理アクションをサポート
スタンドアロンアプリケーションとKonquerorブラウザの埋め込みビューアの両方として機能 KIPIプラグインを使用して拡張できます

VLC media player
VLCはフリーなマルチプラットフォーム対応のマルチメディアプレイヤーです
多くのメディアファイル用コーデックが内蔵され、動画ファイルや音声ファイル等の多くのメディアファイルを再生・表示させることができます
Windows・Linux・Mac OS X・Unix・iOS・Androidと多くのプラットフォームで使うことができ、完全にフリーでユーザーに提供 スパイウェア・広告・ユーザー監視は無く、ユーザーは安心して使うことができます

日本語入力
openSUSE Leap 15.3 KDEはインストールで日本語入力関連ツールをプリインストール
インストール後にユーザーは日本語入力できます
IBusの設定
パネルには入力メソッドのIBusが常駐 クリックで設定を開きます

入力メソッドタブで日本語キーボードとMozcが設定されている事を確認します

ワープロアプリを起動して日本語入力のテストをします

今回使用したパソコン
dell OPTIPLEX 3010

CPU | Intel Core™ i3 3220 3.3GHz |
RAM | 4GB DDR3 1600 MHz SDRAM |
STORAGE | SSD128GB |
あとがき
最近のディストリビューションは、どれも完成度が高くて困ってしまします 突っ込みどころがないっていうか… しかもGUI化が進み日本語化と日本語入力の環境も日進月歩の如く進化
今回使ったopenSUSE Leap 15.3 KDEをメインで使いたいくらい完成度が高い

凄い時代になりましたよね こんな良いものがフリーで簡単に入手できるのだから
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