今日は2021.10.08にリリースされた Manjaro Linux KDE 21.1.5を使ってみたいと思います
Manjaro はArch Linuxと互換性を持ちArchのパッケージ管理システム(pacman)をそのまま使用することができ、ユーザーフレンドリーなディストリビューションです

Arch Linuxと互換性を持ち、Arch Linuxと同様にローリングリリースモデルを採用 アプリ管理はpacmanをそのまま使用します Manjaro公式デスクトップ環境にXfce・KDE・GNOME・Net Editionと提供 コミュニティエディションにはCinnamon・MATE・LXQt・E17等が用意されています
今回は公式のエディションのKDE環境をチョイス
KDE Plasmaは機能的でカッコいいい環境でお気に入りの環境の一つです

今日はWindows VistaモデルのCore2Duo E4300搭載のFMV DESKPOWER CE50W7にインストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
今回は解像度1280×1024にて使用してみたいと思います
Manjaro Linux KDE 21.1.5 Pahvo

Release | 2021.10.08 |
Type | Linux |
Based on | Arch |
Package Management | Pacman, snap |
Architecture | aarch64, x86_64 |
Desktop | Awesome, bspwm, Budgie, Cinnamon, GNOME, i3, KDE Plasma, LXDE, LXQt, MATE, Openbox, Xfce |
Youtube
推奨システム要件
CPU | 1GHz |
メモリ | 1GB |
ディスク容量 | 30GB |
高解像度(HD)グラフィックスカードとモニター | |
ブロードバンドインターネット接続 |
この数値は公式よりアナウンスされているものです

Download
今回使用するISOイメージファイルは、manjaro-kde-21.1.5-211008-linux513.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます Timezone・Keytable・langを使用するものを選択し、上から4番目より Enter キーを押します

起動しました それでは順に沿ってインストールしていきます

- ネットワークに接続
- インストーラーを起動
インストール
インストーラー起動しました
インストーラーは言語を選択して使うことができるので比較的使いやすくなっています

インストール作業は割愛します
最新のManjaro Linuxのインストールは、下記記事をご覧ください

Desktop


Manjaro Linux KDE 21.1.5Pahvoのデスクトップはパネルは下に設置
マウスは左ダブルクリック実行の設定です
アプリケーション
アプリケーションランチャーはKDEのシンプルで機能的なタイプが設置されています

サウンドコントロール
パソコンのサウンドデバイスの音量調節

日時
パネル上は日時を表示 クリックでカレンダーが表示されます

右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはハイセンスなManjaronoのオリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
KDEシステム設定
各種設定ツールのグローバルなKDEプラットフォーム設定のシステムマネージャーです
デスクトップをカスタマイズおよび管理 検索機能で想定される設定を絞り込み、アイコンより詳細情報を示すツールチップが表示できます

Dolphin
Dolphinは使いやすさを重視したKDEのファイルマネージャーです

Konsole
KonsoleはKDEの端末エミュレータです

Pamac
アプリ管理ツールのPamacです
GUI操作にてアプリをインストール・更新できるツールです

Applications
Firefox
Mozilla FirefoxはMozilla Foundation及び、その傘下のMozilla Corporationによって開発されているフリーでオープンソースのウェブブラウザです
プライバシーを一切侵害せず、あらゆるユーザーの為に開発 ユーザーに関するデータを収集せず、強力なプライバシー設定でトラッカーによるウェブ追跡をブロックします

このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します
この辺はRAM4GB積んでる恩恵ですね
ONLYOFFICE
オフィスアプリのONLYOFFICEです

このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します

Gwenview
Gwenviewは、KDEデスクトップの画像ビューアです
高速で使いやすいビューアで、画像のコレクションを参照して表示させるには最適なアプリです
Gwenviewは編集面でも簡単な画像操作をサポート 回転・ミラー・反転・サイズ変更・コピー・移動・削除などの基本的なファイル管理アクションをサポート
スタンドアロンアプリケーションとKonquerorブラウザの埋め込みビューアの両方として機能 KIPIプラグインを使用して拡張できます
このパソコンでは軽快に動作します

Elisa
Elisaは、KDEコミュニティによって開発された音楽プレーヤーです
シンプルで使いやすくユーザーのワークフローやユースケースに対応するための柔軟なプレイヤーを意識してビルド WindowsやMac等の多くのプラットフォームのサポートを損なうことなく、KDEコミュニティのPlasmaデスクトップとの統合に重点を置き、ユーザーのプライバシーを尊重しビルドされています

日本語入力
日本語入力関連ツールをインストール設定します
Fcitxをインストール
Konsoleを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo pacman -Sy
$ sudo pacman -S fcitx fcitx-mozc kcm-fcitx
.xprofileを作成
テキストエディタを起動します
homeフォルダに.xprofileを作成し、下記を記述して保存します
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
ファイルマネージャーは非表示ファイルは表示しない設定になっています
.xprofileは非表示ファイルなので保存後は、ファイルマネージャー上では表示されません
表示設定で隠しファイルを表示にチェックを入れると表示させる事ができます

一旦ログアウトします
Fcitxを設定
再ログインするとパネルにはFcitxが常駐しているので、クリックして設定画面を開きます

入力メソッドの設定で、日本語キーボードとMozcが設定されている事を確認します

ワープロアプリを起動して、日本語入力のテストをします

あとがき
Manjaro Linux KDE 21.1.5はWindows Vistaモデルのパソコンで軽快に動作しました
約15年くらい前のパソコンで、最新のカッコイイManjaroが軽快に動くとは、とても得した気分です やっぱりLinuxっていいですね そしてManjaroはセンスが良くて、とってもカッコイイディストリビューションですよね しかもKDE Plasma環境も相俟ってモダンで、人に見せびらかしたくなる風に仕上がります

今回のインストールで消費した容量は8.44GBです KDEだしまあ無難に収まったって感じですね このパフォーマンスだとメインで使いたくなるので、これくらい消費しても惜しくはないです むしろ満足のが大きいので、この程度の容量消費では気になりません

インストールするパソコンはWIndows Vistaモデル以上をおすすめします 自分的にはWindows7モデルは使うまでもないって感じ
今回使用したパソコン
FMV-DESKPOWER CE50W7 FUJITSU





CPU | Core 2 Duo E4300 1.8GHz |
RAM | DDR2 SDRAM PC2-6400 4GB (2GB ×2) |
VIDEO | Intel Graphics Media Accelerator X3000(M/B内蔵) |
STORAGE | SATA HDD 320GB |
| Windows Vistaモデル 現在は超快適オフライン運用中です |
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