今日は2021.12.14にリリースされたPop!_OS 21.10を使ってみたいと思います
Pop!_OSはUSA(アメリカ合衆国)のLinuxコンピューターメーカーのSystem76によって、UbuntuベースでGNOMEでカスタマイズされたディストリビューションです 高速なナビゲーション シンプルなワークスペース編成により流動的で便利なワークフローの為に設計 発見を促進するOSに仕上がっています
シンプルな外観でのGnomeの使い勝手は かなり使いやすくMacテイストに仕上がり、バンドルされているアプリは少なめなので幅広いシーンでの活躍が見込まれます そんな使い勝手の良いLinuxはそのパフォーマンスを多くのユーザーの心を掴み、世界中で人気のディストリビューションとして君臨しつつあります
今日はWindows Vista世代のパソコンのCore2Duo E4300搭載のFMV DESKPOWER CE50W7に、日本語インストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
今回は解像度1280×1024にて使用してみたいと思います
Pop!_OS 21.10

1,920×1,080解像度

Release | 202112.14 |
Type | Linux |
Based on | Ubuntu |
Package Management | DEB(apt) |
Architecture | x86_64 |
Desktop | GNOME |
ダウンロード
今回使用するISOイメージファイルは、pop-os_21.10_amd64_intel_3.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動(インストール)
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
インストーラーが起動しました
使用する言語を選択します

キーボードレイアウトを選択します


インストールの種類を選択します このパソコンには他のOSもインストール済みなので
任意のパーティションにインストール可能なカスタム(高度)を選択します

ここでまさかのダメ出し このパソコンに搭載されているCPUのCore2Duo E4300のクロックは1.8GHzです 無視を押します

インストールするパーティションを選択して、下記の様に編集設定します

ユーザー名を入力します

ユーザーパスワードを入力します

インストール開始しました
終了までお茶でも飲んでマッタリします

インストール終了 パソコンをシャットダウンさせてUSBメモリを確実に抜いて終了です

インストール後の初回起動時に必要な情報入力をします

ここでインストールと初回設定は終了 Pop!_OSを使うことができます

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は想像以上に軽快 ★★★☆
途中ダメ出しがありましたが、問題なく軽快に動作します

Pop!_OS 21.10のデスクトップはパネルは上に設置 下にはDockランチャーが設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です
Dockランチャーはデスクトップの設定でテーマ変更も可能です


Workspaces
クリックで左側にワークスペース一覧が表示されます

アプリケーション
クリックでアプリケーションランチャーが表示されます

日時
パネル上は日時が表示 クリックでカレンダー・スケジュール・天気が表示されます

システムトレイ
クリックで各種システムツールが表示されます


右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです

デスクトップ背景
デスクトップの背景の設定にはオリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
設定
各種設定ツールの設定です

ファイル
シンプルなファイルマネージャーのファイルです

GNOME端末
ターミナルエミュレータのGNOME端末です

Pop! Shop
アプリ管理ツールのPop! Shopです
GUI操作にてアプリをインストールできるツールです

Applications
Fireofox
Mozilla FirefoxはMozilla Foundation及び、その傘下のMozilla Corporationによって開発されているフリーでオープンソースのウェブブラウザです
プライバシーを一切侵害せず、あらゆるユーザーの為に開発 ユーザーに関するデータを収集せず、強力なプライバシー設定でトラッカーによるウェブ追跡をブロックします

このパソコンでは、軽快に動作します
Google Chrome
今回もGoogle Chromeを追加でインストールします
ウェブブラウザのGoogle Chromeです
なんだかんだで使い勝手良く、人気のブラウザです

このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します
LibreOffice
LibreOfficeはThe Document Foundation(ザ ドキュメント ファンデーション、ドキュメント財団)のオープンソースのオフィスアプリです

Writer(文書作成)・Calc(表計算)・Impress(プレゼンテーション)・Draw(ベクタードローグラフィック)・Base(データベース)・Math(数式作成)から構成され、MS社のオフィスと遜色ないパフォーマンスを見せてくれます

このパソコンでは、そこそこ快適に動作します
画像ビューア
GNOMEの画像ビューアです
このパソコンでは快適に動作します

Audacious
Pop!_OS 21.10にはミュージックプレイヤー がありません 軽量高音質のAudaciousを追加でインストールします
AudaciousはUnix系OS向けのオープンソースの高音質なオーディオプレーヤーです
パソコンのリソースを浪費することなく音楽を自由に再生 フォルダや個々の曲ファイルをドラッグアンドドロップでき、音楽ライブラリ全体でアーティストやアルバムを検索でき、独自のカスタムプレイリストを作成・編集できます GTK+2を用いたGUIのオーディオプレーヤーでスキンを使って外観を変えることができます

日本語入力
Pop!_OS 21.10には、日本語入力関連ツールのIBusがプリインストール設定済みです
設定の確認をしてみます
iBus-mozcをインストール
iBusで使用する高性能な入力メソッドのMozcを追加インストールします
GNOME端末を起動します
$ sudo apt-get install ibus-mozc
入力メソッドの設定
設定でキーボードの設定を開きます
入力ソースは、日本語キーボードが設定されています
今ほどインストールしたMozcを追加設定します

パネルにはIBusが常駐 クリックで入力を切り替えることができます

ワープロアプリを起動して、日本語入力のテストをします

あとがき
Pop!_OS 21.10はCore2Duo E4300搭載したWindows Vista世代のパソコンの富士通FMV DESKPOWER CE50W7で快適に動作しました

こういったデスクトップはフルHDの方が使い勝手が良いのでしょうか
使用するアプリ次第ですね ユーザーの使い方次第ですかね

今回のインストールで消費した容量は7.28GBと割とコンパクトに収まりました インストールするなら20GB以上用意すれば十分な気がします

インストールするなら今回使用したパソコン以上をセレクトした方がいいですね でないと今回の様にインストール中にダメ出し喰らいます
今回使用したパソコン
FMV DESKPOWER CE/B40 FUJITSU


CPU | Core2Duo E7400 2.8GHz |
RAM | DDR2 SDRAM PC2-6400 4GB (2GB ×2) |
VIDEO | Intel Graphics Media Accelerator 3100(M/B内蔵) |
STORAGE | SATA SSD 128GB |
Windows Vistaモデル 現在Windows10運用中 |
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