今日は2022.01.12にリリースされたManjaro 21.2.1 Qonos Budgie を使ってみたいと思います
先日公式エディションが21.2.1がリリース 今回はコミュニティーエディションがリリース
Manjaro はArch Linuxと互換性を持ちArchのパッケージ管理システム(pacman)をそのまま使用することができ、ユーザーフレンドリーなディストリビューションです


Arch Linuxと互換性を持ち、Arch Linuxと同様にローリングリリースモデルを採用 アプリ管理はpacmanをそのまま使用します Manjaro公式デスクトップ環境にXfce・KDE・GNOME・Net Editionと提供 コミュニティエディションにはCinnamon・Budgie・MATE・LXQt・E17等が用意されています
今回はコミュニティーエディションの一つの、デスクトップ志向なBudgie環境をチョイス
Budgieは機能的なデスクトップレイアウトとカスタマイズで、機能的で使いやすいUIに仕上がっています

今日はCore 2 Duo P8600搭載の東芝 Dynabook TH/64H2でLive Boot起動させてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
Manjaro 21.2.1 Qonos Budgie

Release | 2022.01.12 |
Type | Linux |
Based on | Arch |
Package Management | Pacman, snap |
Architecture | aarch64, x86_64 |
Desktop | Awesome, bspwm, Budgie, Cinnamon, GNOME, i3, KDE Plasma, LXDE, LXQt, MATE, Openbox, Xfce |
推奨システム要件
CPU | 1GHz |
メモリ | 1GB |
ディスク容量 | 30GB |
高解像度(HD)グラフィックスカードとモニター | |
ブロードバンドインターネット接続 |
この数値は公式よりアナウンスされているものです

Download
今回使用するISOイメージファイルは、manjaro-budgie-21.2.1-220112-linux515.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます Timezone・Keytable・langを使用するものを選択し、上から4番目より Enter キーを押します

起動しました

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は至って快適 ★★★☆
普通に即戦力で使うことができます

Manjaro 21.2.1 Budgieのデスクトップはパネルは上に設置
マウスは左ダブルクリック実行の設定です

アプリケーション
アプリケーションはシンプルで使いやすいランチャーが設置されています

Pamac
Pamacはアプリ管理ツールです ここではアップデートマネージャーとして機能し、ユーザーに大切なアップデートを通知します

サウンドコントロール
パソコンのサウンドデバイスの音量調節

クリックメニューより詳細な設定を呼び出せます

セッションのオプション
コンピューターをログアウト・シャットダウン等を実行できるツールです

Raven(通知領域)
クリックで右側より現れます
通知領域のRavenは対応アプレットと連動 かなり便利に使える通知領域になっています

右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです

背景の設定
デスクトップの背景の設定には多くのオリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
設定
各種設定ツールの設定です

Budgieデスクトップの設定
デスクトップをカスタマイズできるツールです

GNOME端末
ターミナルエミュレーターのGNOME端末です

ファイル
シンプルなファイルマネージャーのファイルです

Pamac
アプリ管理ツールのPamacです
GUI操作にてアプリのインストールや更新を行えるツールです

Applications
Firefox
Mozilla FirefoxはMozilla Foundation及び、その傘下のMozilla Corporationによって開発されているフリーでオープンソースのウェブブラウザです
プライバシーを一切侵害せず、あらゆるユーザーの為に開発 ユーザーに関するデータを収集せず、強力なプライバシー設定でトラッカーによるウェブ追跡をブロックします

このパソコンでは軽快に動作しました
Thunderbird
メールクライアントのThunderbirdです

このパソコンでは軽快に動作しました
ONLYOFFICE
オフィスアプリのONLYOFFICEです

このパソコンでは軽快に動作します

gThumb
画像ビューアのgThumbです
このパソコンでは快適に動作します

このパソコンでは軽快に動作しました
Lollypop
LollypopはGNOMEデスクトップ環境の音楽プレーヤーです
軽量でGNOMEデスクトップ環境で十分に動作することを目標に設計され、MP3やFLACなどの音声ファイルフォーマットに対応
歌詞の取得やアルバムアートの自動ダウンロードや、MTP経由でのAndroid端末との同期も可能です

このパソコンでは軽快に動作しました
日本語入力
日本語入力関連ツールのFcitxをインストール設定します
Fcitxをインストール
GNOME端末 を起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo pacman -Sy
$ sudo pacman -S fcitx fcitx-mozc fcitx-configtool
.xprofileを作成
テキストエディタを起動します
homeフォルダに.xprofileを作成し、下記を記述して保存します
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
ファイルマネージャーは非表示ファイルは表示しない設定になっています
.xprofileは非表示ファイルなので保存後は、ファイルマネージャー上では表示されません
表示設定で隠しファイルを表示にチェックを入れると表示させる事ができます

一旦ログアウトします
Fcitxを設定
再ログインするとパネルにはFcitxが常駐しているので、クリックして設定画面を開きます

入力メソッドの設定で、日本語キーボードとMozcが設定されている事を確認します

ワープロアプリを起動して日本語入力のテストをします

インストール
Manjaro 21.2.1 Budgieのインストーラーは残念ながら、日本語では文字化けを起こして文字が一部表示されません

日本語フォントインストール
GNOME端末を起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo pacman -Sy
$ sudo pacman -S otf-ipafont
一旦ログアウトします
これで文字化けは解消されます

Manjaro Linuxのインストールは、下記記事をご覧ください

あとがき
Manjaro 21.2.1 Qonos Budgieは、Core 2 Duo P8600搭載のWindowsVista世代のパソコンの東芝 Dynabook TH/64H2で快適にLive Boot起動〜動作しました



Manjaro 21.2.1 Qonos BudgieをインストールするならManjaroは64bitなので、今回の様なWindowsVista世代以上のパソコンをセレクトすることになります
今回使用したパソコン
東芝 Dynabook TH/64H2




CPU | Core 2 Duo P8600(2.40GHz) |
RAM | DDR2 SDRAM PC2-6400 4GB (2GB ×2) |
VIDEO | Intel Graphics Media Accelerator 4500(M/B内蔵) |
STORAGE | SATA SSD 128GB |
| 現在WIndows10にて運用中 |
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