2022.02.22 にリリースされたKaOS 2022.02を使ってみたいと思います
KaOSはQtとKDEに重点を置いてゼロから構築された、USA(アメリカ合衆国)発の 独立系のディストリビューションです

KaOSは最新の技術革新に従い、最新のPlasmaDesktopで利用可能なものを常にデスクトップ用に緊密に統合し、Pacmanを使ったローリングリリースと透過的なデスクトップを搭載したディストリビューションです
KaOSの採用しているローリングリリースは、リポジトリ上のソフトウェアパッケージは日々更新され、定期的にアップデートを行いシステムを常に最新の状態に保ち、ユーザーは安心してKaOSを使う事ができます
機能的でいて、美しいデスクトップ環境のKDE PLasmaは、通常の左寄りの操作性を右寄りにセッティングされ、更なる操作性を追求
今日はCore 2 Duo P8600搭載の東芝 Dynabook TH/64H2にインストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
KaOS 2022.02

Release | 2022.02.22 |
Type | Linux |
Based on | Independent |
Package Management | Pacman |
Architecture | x86_64 |
Desktop | KDE Plasma |
システム要件
最小 | 推奨 | |
CPU | 64bit CPU | 64bit CPU |
メモリ | 1GB | 2GB |
ディスク容量 | 8GB | 25GB |
適度な高速インターネット接続 最新のグラフィックスやサウンドカード |
この数値は公式よりアナウンスされているものです
Download
今回使用するISOイメージファイルは、KaOS-2022.02-x86_64.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください




起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます

そして、この画面が現れます F2 キーを押して使用する言語を選択
一番上を選択してEnterキーを押します

使用する言語を選択します

起動しました それでは順に沿ってインストールしていきます

- ネットワークに接続
- インストーラーを起動
インストール
インストーラーで使用する言語を選択します 残念ながら日本語は無いのでデフォルトの英語を選択します インストール後に日本語化させます

KaOS のインストールは下記をご参考にしてください

日本語化
英語にてインストールしたので、デスクトップは英語です

KDEシステム設定を使用してデスクトップを日本語化させます
LaguageとFormatsを日本語設定させるとデスクトップは日本語化出来ます

これでデスクトップは日本語化されます

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は、至って軽快 ★★★★☆
普通に即戦力で使うことができます

KaOS 2022.02のデスクトップはパネルは右側に設置 マウスは左シングルクリック実行の設定です

アプリケーション
KaOSのアプリケーションランチャーはKDEの機能的なタイプが設置されています
右側に設置されていることもあってか目新しさ等がありますが、慣れると結構使いやすく感じる方も少なく無いと思います

付箋
ちょっとしたメモを取れる便利な付箋です

計算機
クリックで計算機が表示されます これが意外と便利使えるんですよ 右側設置の利点の一つかもしれませんね

サウンドコントロール
パソコンに設置されているサウンドデバイスの音量調節です

クリックメニューより音量の設定を呼び出せます

状態と通知
パネルアイテム の状態と通知を表示します

日時
パネル上はデジタル時計と日時を表示 クリックでカレンダーが現れます

右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはオリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
KDEシステム設定
各種設定ツールのグローバルなKDEプラットフォーム設定のシステムマネージャーです
デスクトップをカスタマイズおよび管理 検索機能で想定される設定を絞り込み、アイコンより詳細情報を示すツールチップが表示できます

Dolphin
Dolphinは使いやすさを重視したKDEのファイルマネージャーです

Konsole
KonsoleはKDEの端末エミュレータです

Octopi
OctopiはGUI操作にてアプリをインストールできるアプリ管理ツールです
利用可能なシステムアップデートが有ると赤に変わり、パネルアプレット通知機能(Octopiロゴのパックマン)で通知


パネルアプレットを右クリックすると、デスクトップでOctopiを開くオプションが表示されます
公式リポジトリからは個々のパッケージの更新・削除・インストールを処理でき、検索フィールドを使用してファイルを検索できます

Applications
FALKON
FalkonはQtWebEngineレンダリングエンジンを使用したKDEウェブブラウザです
全ての主要なプラットフォームで利用できる軽量のWebブラウザを目指し、教育目的のみで開発開始 Webブラウザに求められる標準機能を搭載 ブックマーク・履歴をサイドバーにて展開
プリインストール済みのAdBlockプラグインを使って、デフォルトでブロック広告が有効になっています

このパソコンでは軽快に動作します
LibreOffice
LibreOfficeはThe Document Foundation(ザ ドキュメント ファンデーション、ドキュメント財団)のオープンソースのオフィスアプリです

Writer(文書作成)・Calc(表計算)・Impress(プレゼンテーション)・Draw(ベクタードローグラフィック)・Base(データベース)・Math(数式作成)から構成され、MS社のオフィスと遜色ないパフォーマンスを見せてくれます

このパソコンでは軽快に動作します
Gwenview
Gwenviewは、KDEデスクトップの画像ビューアです
高速で使いやすいビューアで、画像のコレクションを参照して表示させるには最適なアプリです
Gwenviewは編集面でも簡単な画像操作をサポート 回転・ミラー・反転・サイズ変更・コピー・移動・削除などの基本的なファイル管理アクションをサポート
スタンドアロンアプリケーションとKonquerorブラウザの埋め込みビューアの両方として機能 KIPIプラグインを使用して拡張できます

このパソコンでは軽快に動作します
Elisa
Elisaは、KDEコミュニティによって開発された音楽プレーヤーです
シンプルで使いやすくユーザーのワークフローやユースケースに対応するための柔軟なプレイヤーを意識してビルド WindowsやMac等の多くのプラットフォームのサポートを損なうことなく、KDEコミュニティのPlasmaデスクトップとの統合に重点を置き、ユーザーのプライバシーを尊重しビルドされています

日本語入力
日本語入力ツールはFcitxをインストールして使います

ワープロアプリを起動して日本語入力のテストをします

あとがき
KaOS 2022.02はCore2Duo P8600搭載の東芝Dynabook TH/64H2で軽快に動作しました

今回のインストールで消費した容量は8.28GBと無難に収まりました インストールするならシステム要件での推奨値の25GB以上で、ユーザーの使い勝手で臨機応変に対応して行きましょう

インストールするパソコンはKaOS 2022.02は64bitOSなのでWindows Vista世代以上をチョイスする事になると思います 今回使用したパソコン前後なら、そこそこ納得のいくパフォーマンスを見せてくれると思います
今回使用したパソコン
東芝 Dynabook TH/64H2




CPU | Core 2 Duo P8600(2.40GHz) |
RAM | DDR2 SDRAM PC2-6400 4GB (2GB ×2) |
VIDEO | Intel Graphics Media Accelerator 4500(M/B内蔵) |
STORAGE | SATA SSD 128GB |
| 現在WIndows10にて運用中 |
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