今日は2022.06.25 にリリースされたEndeavourOS Artemis 22.6 LXDEを使ってみたいと思います

EndeavourOSはNetherlands(オランダ)発のAntergosの後継にあたる、Arch Linuxベースのディストリビューションです クールにカスタマイズされたデスクトップは軽快に動作 今回リリースされたEndeavourOS ArtemisはXfce・Plasma・Gnome・Mate・Cinnamon・Budgie・LXQt、L XDE、i3-wmのデスクトップ環境を提供 シーンに合わせてチョイスする事により、自分の好きな理想の形を求めることが可能な仕上がりです
そんな中から今回チョイスするのは軽量な環境のLXDE環境
前回リリースのEndeavourOS APollo 22.1より数ヶ月 進化したEndeavourOS Artemis 22.6を満喫してみたいと思います

そしてプリインストール済みのアプリは少な目なので、使い方次第で可能性は無限大のディストリビューションです
しかしEndeavourOSはArchLinuxのパッケージマネージャーであるPacmanのPamacをリポジトリから除外してあります
今日はWindows Vista世代のパソコンのCore2Duo E4300搭載のFMV DESKPOWER CE50W7に、日本語インストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
今回は解像度1280×1024にて使用してみたいと思います
EndeavourOS Artemis 22.6 LXDE

Release | 2022.06.25 |
Type | Linux |
Based on | Arch |
Package Management | Pacman |
Architecture | x86_64 |
Desktop | Budgie, Cinnamon, GNOME, i3, KDE Plasma, LXQt, MATE, Xfce, LXDE |
Download

今回使用したISOイメージはEndeavourOS_Artemis-22_6.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください




起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このままEnterキーを押します

起動しました それでは順に沿ってインストールしていきます

アプリケーションランチャーよりインストーラーを起動します

- ネットワークに接続
- インストーラーを起動
インストール
インストーラーが起動しました
使用する言語を選択します

EndeavourOSのインストールは下記記事をご参考にください

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は至って軽快 ★★★★☆
Arch LinuxベースのLXDEデスクトップ環境ならでは 快適に動作します

EndeavourOS Artemis 22.6 LXDEのデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です

アプリケーション
EndeavourOS Artemis 22.6 LXDEのアプリケーションランチャーは、Windows98テイストなランチャーが設置 気持ちよく動作してくれます

日時
パネル上はデジタル時計を表示 クリックでカレンダーが表示されます

セッションのオプション
コンピューターをログアウト・シャットダウン等を実行できるツールです

デスクトップ上での右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです 必要最低限なシンプルなメニューです

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはオリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
LXDEには設定マネージャーは有りませんので、アプリケーションメニュー→設定にアクセス 各種設定ツールを起動します
Openbox設定マネージャ
主に外観をカスタマイズ設定できるツールです

PCManFM
軽量ファイルマネージャのPCManFMです

LXTerminal
ターミナルエミュレーターのLXTerminalです

EndeavourOS Quick Installer
EndeavourOS Quick InstallerはGUI操作にて、定番のアプリを簡単にインストールできるビギナーユーザーには頼りになるツールです

Applications
Firefox
ウェブブラウザのFirefoxです
Mozilla FirefoxはMozilla Foundation及び、その傘下のMozilla Corporationによって開発されているフリーでオープンソースのウェブブラウザです
プライバシーを一切侵害せず、あらゆるユーザーの為に開発 ユーザーに関するデータを収集せず、強力なプライバシー設定でトラッカーによるウェブ追跡をブロックします

このパソコンでは軽快に動作しました
AbiWord
軽量ワープロアプリのAviwordです
EndeavourOS Artemis 22.6 LXDEにはワープロアプリが無いので追加でインストールします
AviwordはTerminalでインストール可能です

このパソコンでは軽快に動作しました
Gnumeric
EndeavourOS Artemis 22.6 LXDEには表計算アプリはありません
追加で軽量な表計算アプリのGnumericをインストールしました
GnumericはGNOME Officeに含まれるフリーでオープンソースなワードプロセッサです
Microsoft Excelなどのプロプライエタリな表計算ソフトの代わりに使用できる軽量な表計算ソフトで、GNOMEアプリケーションの中で充実したプラグインシステムを持ち、カスタム関数などアドオン作成可能 プラグインをPerlやPythonなどの言語での記述も可能です
Gnumericはエクセル・XML・HTML・Applix・Quattro Pro・PlanPerfect・Sylk・DIF・Oleo・SC・OpenDocument・Lotus 1-2-3等の多くのスプレッドシートフォーマットを読み書きでき、Gnumeric自身のフォーマットはgzipで圧縮されたXMLです

このパソコンでは軽快に動作しました
GPicView
画像ビューアのGPicViewです

このパソコンでは軽快に動作しました
Audacious
EndeavourOS Artemis 22.6 LXDEにはミュージックプレイヤーはありますが、自分の好みで軽量で高音質なAudaciousを追加でインストールしました
AudaciousはUnix系OS向けのオープンソースの高音質なオーディオプレーヤーです
パソコンのリソースを浪費することなく音楽を自由に再生 フォルダや個々の曲ファイルをドラッグアンドドロップでき、音楽ライブラリ全体でアーティストやアルバムを検索でき、独自のカスタムプレイリストを作成・編集できます GTK+2を用いたGUIのオーディオプレーヤーでスキンを使って外観を変えることができます

このパソコンでは軽快に動作しました
日本語入力
日本語入力ツールはFcitxをインストール設定して使用しました
Fcitxをインストール〜設定〜再ログインするとFcitxはパネルに常駐します
パネルのクリックメニューより設定を開きます

入力メソッドタブが日本語キーボードとMozcで設定されている事を確認します

ワープロアプリを起動して日本語入力のテストをします

あとがき
EndeavourOS Artemis 22.6 LXDEはCore2Duo E4300搭載のWindows Vista世代のパソコンのFMV DESKPOWER CE50W7で快適に動作しました


今回のインストールで消費した容量は5.69GBと割と小さく収まりました インストールするなら25GB以上は欲しい所ですね まあその辺はユーザーの使い勝手で臨機応変に対応していきましょう

インストールするパソコンはEndeavourOS Artemis 22.6 LXDEは64bitOSなので必然的にWindows Vista世代以上のパソコンになると思います 今回使用したパソコン以上をチョイスすれば、きっと良いパフォーマンスを見せてくれると思います
今回使用したパソコン
FMV-DESKPOWER CE50W7 FUJITSU





CPU | Core 2 Duo E4300 1.8GHz |
RAM | DDR2 SDRAM PC2-6400 4GB (2GB ×2) |
VIDEO | Intel Graphics Media Accelerator X3000(M/B内蔵) |
STORAGE | SATA HDD 320GB |
| Windows Vistaモデル 現在は超快適オフライン運用中です |
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