「高速でオープン、かつプライバシーを尊重する、Windows や macOS の代わりになる OS」TOPページでの謳い文句から、いきなりMSやAppleに喧嘩売っているところが素敵ですね elementary OSは以前試した事があって、確かにMacOSⅩの様なデスクトップで格好いいのですが、2017年にリリースしたバージョンより64bit版しか無くなってしまって、あまり良い印象がないんですよね やっぱLinuxは「古い非力のマシンでも動く」のが魅力の一つな訳だし そんな事もあり2~3日使ってみてスルーしました しかしDistroWatch.comでは相変わらず人気で6位の高順位をキープしてるディストリ ちょうど1年前に現在のバージョンがリリースされて、少々遅くはありますが試してみたいと思います どうせ試すなら本家を使って試そう、そして今回使うパソコンはMacBook Air Early 2015 本家の MacBook Air を使ってのLinuxOSのLive Bootをやってみました 非力のマシンのパフォーマンスも見たいのでLS-4-64でも試してみます
elementary OS 5 Juno

使用するパソコン
MacBook AirEarly 2015

CPU | Core i5 5250U |
RAM | PC3-12800(1600MHz)LPDDR3 4GB |
Graphics | Intel HD Graphics 6000 |
STORAGE | SSD PCIe 2.0 x2 128GB |
IEEE802.11b/g/n/ac+Bluetooth 4.0 |
LS-4-64

CPU | Intel Celeron N2830 (SoC) Processor |
RAM | DDR3L 4GB |
VIDEO | Intel® HD graphics |
STORAGE | SATADOM 64GB |
LAN機能1x GIGABIT LAN ポート WiFi IEEE 802.11b/g/n + Bluetooth4.0 ワイヤレス給電 (Qi)Qi V1.1.2 (5V1A=5W max) |
ダウンロード


elementary OSのページ「値段はあなた次第」の30$の右に「0」を入力してダウンロードを押すとダウンロードが始まります
Rufus (ルーファス) を使ってLive USBを作成する
Rufus (ルーファス) とはISOファイルをUSBメモリに書き込む事の出来るソフトです
Rufus をダウンロードします https://rufus.ie/ からダウロードしてきます
ダウンロードしてきたRufusを起動しましょう

上段のISOイメージを選択をクリックし、書き込むISOファイルを選択 ※保存場所にもよりますが、Rufusが自動的に選択してくれる場合があります

USBメモリを挿入するとデバイスに表示されます 確認したらスタートボタンを押します

書き込みが始まります

これでLinuxが起動できるUSBメモリが完成しました

MacBook Air でUSBブートする
MacBook AirにUSBメモリを差し込みます

MacBook AirでUSBブートするには、電源ボタンを押すときにキーボードの[option]キーも一緒に押して起動します


この画面でキーボードの[→]キーにて右側を選択[enter]キーでLinuxが起動します

基本LinuxのUSB Bootは言語は英語になります ディストリによってBoot時に言語選択できるものも有りますがMacBook Airを使ってのLive Bootでのelementary OSは英語になります Macで起動させる場合の注意は、LinuxはWindowsのキーボードを想定した操作になるので、Macに無いキーの扱いが厄介です
特にスクリーンショットなどを撮る際に使う[Prt Sc]キーはMacにはありませんので、キーボード操作では出来なくアプリに頼らざる得ないです 幸いelementary OSにはスクリーンショットのアプリがインストール済みなので無問題です
※キーボードショートカット機能を使ってキーをカスタマイズして操作する方法もあります

Elementary OS起動後の画面です 突っ込みどころ満載のデスクトップに草が生えます
AppCenter

ここまで来ると、Appleさんも呆れて文句言えなくなりますよねw ちなみに↑これはアプリインストールソフトの画面です ↓これが本家のアプリ画面ですw

System Settings

設定画面です これはLinuxの設定画面の名残があります
とりあえず使ってみましたが、MacBook Airのスペックですと余裕で起動しアプリなども軽快に動いてくれます しかも想像以上に軽快に動くので、ある意味面白みがないですw でもここまで綺麗に仕上げてくるのは大したものです こういう感じを好む人には最高のディストリかもしれませんね
LS-4-64でUSBブートしてみる
USBメモリを使っての起動には、Bios画面のBootメニューにて一番に起動するデバイスで、USBメモリを選択します そして再起動これで立ち上がります (パソコンによっては起動時にF11を連打しないと立ち上がらない場合もあります)

USBメモリを差し込み起動 言語選択画面にて日本語を選択

この画面で一番上を選択[enter] ※デフォルトで一番上なので即 [enter] でもいいです

途中インストールとLIve Bootの選択が出ますが、「 elementary OSを試す」を選び[enter]

Celeronな所為か若干MBAよりか時間は掛かりましたが無事に起動しました

想像以上に動きが軽くてビックリしています 若干の遅延は有りますがこの程度なら問題なしの範囲だと これはこれでアリだと思います インストールされてるアプリ等は必要最低限なので、使い方に合わせてインストールすれば問題ないですね

インターネットでのブラウジングも若干の引っかかりはあるもの、想像以上に動いてくれます

本当に想像以上のパフォーマンスに驚いています CPUが Celeron N2830 なのである程度は想像していましたが。。 でもこれならWindows7モデルを所有されている方にお勧めできますね これだけのパフォーマンスだから64bit版しかないのが非常に残念ですね
Youtube
まとめ
今回はelementary OS 5Junoを試しましたが、正直なところMacBook Airでのパフォーマンスは想像通りでCore i5のCPUを積んでいれば当然と言えば当然の結果 驚いたのは Celeron N2830 でここまでのパフォーマンスを見せてくれたことですね LS-4-64というベアボーンを購入してから色々なOSやディストリを試してきましたが、結果はそれなりの結果 今回のこの結果でこのベアボーンでの可能性はまだまだ無限大って事が判り、次回紹介するディストリで一歩踏み込んだ領域を冒険したくなりました
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