今日はDebianベースのディストリPardus 19.2 Xfceを使ってみたいと思います
Pardusはトルコ産で、オフィス向けにトルコ政府支援の元で開発された、Linuxのディストリビューションです
アーキテクチャは64bit版でデスクトップはXfceなので、Celeron搭載の ECS LIVE STATION LS-4-64を使って試してみたいと思います
Pardus 19.2 Xfce

ダウンロード
LS-4-64

CPU | Intel Celeron N2830 (SoC) Processor |
RAM | DDR3L 4GB |
VIDEO | Intel® HD graphics |
STORAGE | SATADOM 64GB |
LAN機能1x GIGABIT LAN ポート WiFi IEEE 802.11b/g/n + Bluetooth4.0搭載ストレージ ワイヤレス給電 (Qi)Qi V1.1.2 (5V1A=5W max) |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます Englishを選択し[enter]キーを押します

このまま一番上を選択し[enter]キーを押します 起動します

起動しました 起動後の挙動は可もなく不可もなくって感じ とりあえずウィンドマネージャーの設定にてコンポジット処理をOFFにします

Liveセッションでの日本語化
Liveセッションでの日本語化します 下記コマンド入力します 最後のコマンド入力後に ja_JP.UTF-8 と表示されたら日本語化完了です
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get -y install task-japanese locales-all
$ localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE=”ja_JP:ja”
$ source /etc/default/locale
$ echo $LANG


一旦ログアウトし再ログインで日本語化されます ログイン時のユーザーとパスワードは下記でログインできます
USER NAME | pardus |
PASSWORD | ー |
再ログイン完了 壁紙以外は、至って普通のXfceデスクトップです

アプリ類は重複してるものが多々あります マルチメディア関係が少なめ


各種設定ツールの設定マネージャーです

アプリ管理ツールのSynapticパッケージマネージャーです GUI操作にてアプリのインストールが行えるツールです

Deepinのパッケージマネージャーです 拡張子debファイルをGUI操作にてインストールできるツールです

ダウンロードしてきた拡張子debファイルを右クリック、Deeepin Package Managerで開いてインストールできます

こんな感じでdebファイルからのインストールが簡単に行えます
debファイルからのインストールは通常は dpkg コマンドを使いますが、コマンド操作が苦手な方の場合は、こういったツールを使えば簡単にインストールできます

アプリ管理ツールのPardus Storeです こちらもGUI操作にてアプリのインストールが行えるツールです
因みにリストの一番上にあるGDebiというアプリは、先ほどの Deeepin Package Managerと同じ、debファイルを扱うツールでこちらの方が定番です

ファイルマネージャーは軽量高機能なThunarです

オフィスアプリは定番のLiberoOfficeが入っています

LiberoOfficeは、もはや無料のアプリの領域を超えた、コスパ最高のアプリです

画像編集アプリは高機能のGIMPとPintaが入っています

PintaはWindowsのペイントを少し高機能にした様なアプリです 使い方は変わらないので、Windowsからの乗り換えの方は問題無く使えると思います

ウェブブラウザは定番のFirefoxとChromiumが入っています

メールクライアントはEvolutionとThunderbirdが入っています

メニューランチャーのインターネットの項目には、ThunderbirdはありますがEvolutionは表示されていません 「すべて」の項目には有るので、そちらから起動するしか無いですね

デスクトップ上での右クリックメニューです デスクトップの設定を開きます

デスクトップの設定です 壁紙はオフィス向けに作られているので少なめです

マルチメディア関係のアプリも、オフィス向けという事で少なめです ミュージックプレイヤーも入っていないので、軽量高音質のAudaciousをインストールします

このパソコンにはスピーカーが無いので、USBスピーカーが接続されています 特に設定する事無くUSBスピーカーは認識され動作します この辺はLinuxのデバイス認識能力の高さを感じます


あとがき
Pardus 19.2 Xfceはセレロンのパソコンで、そこそこで使えました インストールするなら、今回使ったパソコンのワンランク上を使った方が良いですね Windows7世代のパソコン辺りなら大丈夫かと思います Corei3辺りのパソコンならストレス無く使う事が出来ると思います

Pardus 19.2 Xfceはオフィス向けに作られただけ有って、きっちり作られた印象 悪く言えばOSの存在感が薄い感じ でも本当はそれが一番なのかもしれません 使いたいのはOSでは無く、そのソフトなんですよね 特にオフィスで専用アプリを動かす場合は…
Windowsがアレなのも、原因は そこな気がします
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