今日はUbuntuシリーズの1つ、Ubuntu Studio 20.04 Beta focalを使ってみたいと思います
Ubuntu StudioはUSA発のマルチメディアに特化したディストリビューションです 遅延の少ないlowlatencyカーネルを採用し高音質化されたサウンドLinux バンドルされているアプリ等はマルチメディア関係が多く、その中のJack Audioはオーディオファンも注目の高品質のサウンドツールです
そんなヲタ心を鷲掴みする様なディストリビューションは今月末にリリース そのBeta版をリリースに先立ち起動させてみたいと思います
Beta版は64bit版のみなので、Celeron搭載の ECS LIVE STATION LS-4-64で起動したいと思います
Ubuntu Studio 20.04 Beta focal

Release | 2020.04.03 |
Type | Linux |
Based on | Debian, Ubuntu |
Package Management | DEB |
Architecture | i686, x86_64 |
Desktop | Xfce |
システム要件
必須システム要件 | 推奨システム要件 | |
CPU | Core 2 Duoプロセッサ以上 | Intel Corei5以上 |
メモリ | 2GB | 8GB |
ディスク容量 | 16GB | 64GB |
この数値は公式よりアナウンスされているものです
ダウンロード
ECS LIVE STATION LS-4-64

CPU | Intel Celeron N2830 (SoC) Processor |
RAM | DDR3L 4GB |
VIDEO | Intel® HD graphics |
STORAGE | SATADOM 64GB |
LAN機能1x GIGABIT LAN ポート WiFi IEEE 802.11b/g/n + Bluetooth4.0搭載ストレージ ワイヤレス給電 (Qi)Qi V1.1.2 (5V1A=5W max) |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます 一番上を選択[Enter]キーを押します

起動しました 起動後の挙動はそこそこ軽快 5.0★★☆☆☆ コンポジット処理がONになっていたのでOFFへ変更

Liveセッションでの日本語化
Terminalを起動して、下記コマンド入力します
$ sudo apt-get update
$ sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
一旦ログアウトします 再ログインで設定反映されます ログイン時のPASS入力は未入力にてOKです
再ログイン完了

カーネルがLowlatencyなのが確認できます

Desktop
Ubuntu Studioのデスクトップは上パネル 左ダブルクリック実行の設定です
パネル左側
パネル左側にアイテムが1個

①メニューランチャー

パネル右側
パネル右側にはパネル常駐アプリが6個

②通知領域

③Bluetooth Bluetoothのコントロールパネル デバイス管理及び接続・設定

④ネットワーク ネットワークの設定及び、Wi-Fiの接続可能なSSIDを表示・設定・接続

⑤電源管理

⑥ボリュームコントロール サウンドデバイスの音量調節・設定

⑦日時 クリックでカレンダーが表示されます

デスクトップ上の右クリック

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはUbuntu Studioのオリジナルの壁紙が用意されています

システムツール
設定マネージャー
各種設定ツールの設定マネージャーです

ファイルマネージャー
ファイルマネージャーは軽量高機能なThunarです

ソフトウエア
アプリ管理ツールのソフトウエアです GUI操作にてアプリのインストールが行えるツールです

アプリケーション
インターネット
インターネットは必要最低限のものが用意されています 後は使ってみて必要に応じてインストールしましょう

ウェブブラウザは定番のFirefox セレロン搭載のパソコンは起動は遅いですが、起動後はそれなりに動作します

オフィス
オフィスアプリはLibreOffice中心に用意されています

LibreOfficeは最強のフリーウエアです

Jack Audio設定・使い方
Ubuntu Studioはマルチメディア関係のアプリが満載です インストール時に選択出来るので、その辺を考えてインストールした方がいいですね
マルチメディアの中で一番注目すべきポイントの、Jack Audioの設定と使い方を説明します
Jack Audio Connection Kit
Jack Audio Connection Kitは名前の如く、Jack Audioを動作させる為のツールです 場所はメニューランチャーのAudio Productionにあります


設定
設定を開き下記の様にインターフェースとサンプルレートを設定します

設定画面のAdvancedのタブをクリック 下記の様に出力デバイスを設定します

Audaciousの設定
ミュージックプレイヤーは設定が比較的簡単なAudaciousを使います ソフトウエアにてインストールします
Audaciousを起動 設定を開きます オーディオのタブをクリック 出力プラグインをJACK出力 ビット深度を浮動小数点へ変更

プラグインタブをクリック エフェクトタブを開きサンプリング周波数コンバーターを選択・設定します レートを96000Hzに設定します

設定はこれで完了音を出してみましょう
Jack Audio Connection Kitの開始をクリック 後はAudaciousで好きなサウンドを楽しみましょう 自分はFLACリッピングされたファイルを再生します

Ubuntu StudioのJack Audioサウンドは一般受けする、メリハリのあるサウンドです ロック系の曲を聴く時は凄く合うと思います アコースティックも弦楽器の音が結構綺麗に再生されると思います この辺は個人差もあると思うので何とも言えませんが、少しでも興味が湧いた方は月末のリリースを一緒に待ちましょう^^

あとがき
Ubuntu Studioは男のロマンです 高音質Linuxという甘美なキーワードにグッとくるヲタは世界中に多く存在すると思います 自分のその中の一人です
LTSイヤーでUbuntu中心に賑わっていますが、自分的にはUbuntu Studioが一番楽しみです 理由は色々有りますが、一番は32bit版がある事 こんな素晴らしいディストリビューションでVAIO TypePが動くだけでワクワクが止まりません

コメント