今日はLinux Lite 5.0 RC版を使ってみたいと思います
Linux LiteはNew Zealand(ニュージーランド)のUbuntu長期サポート版ベースのディストリビューションです XfceでカスタマイズされたデスクトップはWindowsライクで、初心者から上級者と幅広くニーズのある人気のLinuxです 軽量且つ32bitと64bit版が用意されているので、古いパソコンの再生にも使えます
そんなLinux Lite 5.0 RC版は64bit版のみという訳で、13年前のノートパソコンでCoer2Duo搭載のSONY VAIO TypeCで起動してみます
Linux Lite 5.0 RC

Release | 2020.4.22 |
Type | Linux |
Based on | Debian, Ubuntu (LTS) |
Package Management | dpkg |
Architecture | i686, x86_64 |
Desktop | Xfce |

Download
SONY VAIO TypeC VGN-C90HS

CPU | Core 2 Duo プロセッサー T7200 |
RAM | DDR2 SDRAM、DDR2 667対応 2GB |
Graphics | NVIDIA GeForce Go 7400 GPU |
STORAGE | HDD 80GB |
IEEE802.11a/b/g | |
※キーボードが壊れて無いので、USB外付けを使用 |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このまま[Enter]キーを押し起動させます

起動しました そこそこ軽快に使えます 5.2★★☆☆☆ このパソコンでこれだけ動作すれば十分合格点 普通に現役マシーンとして使えます

Wi-Fi設定
日本語化作業でネットを使うのでWi-Fiの設定をします
パネルのネットワークをクリックすると、下記のように接続可能なSSIDが表示されます 接続するSSIDを選択します

Wi-Fi認証を求められます SSIDのPasswordを入力[Connect]クリックします

問題なければ接続し右上に接続を確立した事が表示されます

Liveセッションでの日本語化
Terminalを起動します 下記コマンドを入力します コピペでもOKです
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install language-pack-ja
$ sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
一旦ログアウトします 再ログインで設定が反映されます ログイン時のPasswordは未記入でOKです
ログイン時に言語変更に伴うフォルダ名の変更を聞かれます 変更する場合は右側をクリックアップデートしましょう

Desktop
Linux Liteはパネル下部設置 左ダブルクリック実行の設定です

パネル左側

① Applications Menu

② デスクトップを表示
クリックで全てのウィンドウを閉じてデスクトップを表示します
③ Firefox
ウェブブラウザのFirefoxです このパソコンでは少々起動は遅いですが、起動後はそこそこ使えます

④ ファイルマネージャー
軽量高機能なファイルマネージャーのThunarです

⑤ Terminal
ターミナルエミュレータのTerminalです

パネル右側

⑥ ワークスペーススイッチャー
デフォルトで2つ設定されているワークスペースを切り替えるツールです 狭いデスクトップでもこれを使えば、効率よく作業ができます

⑦ IBus
インプットメソッドフレームワークのIBusです 文字を入力する為のツールです

⑧ Package Update Indicator
ソフトウェアのアップデートマネージャーです

⑨ ネットワーク
ネットワークの設定及び、接続可能なWi-FiのSSIDを表示・設定・接続ツールです

⑩ ボリュームコントロール
サウンドデバイスの音量調整です

⑪ 日時
パネルで日時を表示します クリックでカレンダーを表示します

デスクトップ上での右クリックメニュー
かなりのボリュームの右クリックメニューです タスクマネージャーとスクリーンショットがあるのは地味に良いですね

デスクトップの設定
デスクトップの背景画像は、黄色い羽が多めですね

パネルの設定
パネル上での右クリックメニューより起動します
デスクトップのカスタマイズでパネルのアイテムの設定は、使い勝手を激変させる事があります ちょっとしたお気に入りのツールを追加しただけで、使い勝手が良くなる事は多いです

システムツール
設定マネージャー
各種設定ツールの設定マネージャーです システム項目でLinux Liteのツールが追加されています

My Computer
Windowsのマイコンピューターと同じように、コンピューターに接続されているデバイスをファイルマネージャーで表示します

Lite Software
アプリ管理ツールのSoftwareです GUI操作にてアプリのインストールができるツールです

Synapticパッケージマネージャ
アプリ管理ツールの定番のSynapticパッケージマネージャです こちらもGUI操作でアプリのインストールできるツールです

タスクマネージャー
プロセスやCPU・メモリの消費率をモニタリングできるツールです プログラムがフリーズした時はタスクマネージャーで強制終了させる事もできます
それにしても13年前のパソコンでこの安定感は素晴らしいですね 大容量のビデオの編集以外なら何でも出来そうな感じですね

Applications
Graphics

グラフィックスアプリは高機能な画像編集アプリのGIMPが入っています

Internet

定番のメールクライアントのThunderbirdです Windows・Mac・Linuxと使えるので、自分は全てでお世話になっています

Office
オフィスアプリはLibreOfficeが入っています


Multimedia
マルチメディアアプリは必要最低限です 編集系が入っていませんね

メディアプレイヤーはVLC media playerです

インストーラー
インストーラーは左側にあるアイコンをクリックで起動します

インストーラーは言語を選択して使えるので、比較的簡単に扱えると思います

日本語化追記
キーボードレイアウトの設定です
設定マネージャーでキーボードを開きます レイアウトタブを選択 日本語を追加しデフォルトは削除します

タイムゾーンは、コマンド入力で簡単に済ませます コピペOKです
$ timedatectl set-timezone Asia/Tokyo

あとがき
Linux Lite 5.0 RC版はVAIO TypeCでそこそこ軽快に使うことが出来ました
やっぱりXfceのデスクトップは使いやすいですね それは自分がWindowsに慣れている所為もありますが、Xfceの使い勝手全てが自分に合っている気がします KDE Plasmaとか格好いいデスクトップも惹かれますが、長時間の編集作業なんかはXfceが色々な部分で楽に使えるんですよね
特に画像編集はXfceのデスクトップでGIMP+Pintaが一番効率よく作業できますね
ぶっちゃけ、自分がKDE neonを削除した理由がそれですからw

コメント