今日はManjaro Linux Xfce 20.0を使ってみたいと思います
Manjaro LinuxはArch Linux系のディストリビューションです CUI操作中心のArch Linuxの敷居を下げ、使いやすさと安定したシステム そして斬新でいてプログレッシブな外観に世界中のLinuxファンのハートを鷲掴み
そんなManjaro Linuxのリリース間もない最新バージョンを、セレロン搭載のECS LIVE STATION LS-4-64にインストールしてみたいと思います
Manjaro Linux Xfce 20.0

Release | 2020.4.26 |
Type | Linux |
Based on | Arch |
Package Management | Pacman, snap |
Architecture | aarch64, x86_64 |
Desktop | Awesome, bspwm, Budgie, Cinnamon, GNOME, i3, KDE Plasma, LXQt, MATE, Openbox, Xfce |
推奨システム要件
CPU | 1GHz |
メモリ | 1GB |
ディスク容量 | 30GB |
高解像度(HD)グラフィックスカードとモニター | |
ブロードバンドインターネット接続 |
この数値は公式よりアナウンスされているものです

Download
ECS LIVE STATION LS-4-64

CPU | Intel Celeron N2830 (SoC) Processor |
RAM | DDR3L 4GB |
VIDEO | Intel® HD graphics |
STORAGE | SATADOM 64GB |
LAN機能1x GIGABIT LAN ポート WiFi IEEE 802.11b/g/n + Bluetooth4.0搭載ストレージ ワイヤレス給電 (Qi)Qi V1.1.2 (5V1A=5W max) |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます 上からTimezone・Keytable・Languageを使用するものを選択[Enter]キーを押します
日本語環境なら下記の様な選択肢でOKです

インストール
起動しました 左側にあるインストーラーのアイコンをクリック インストーラーを起動させます

使用する言語を選択します

ロケーションを地図上で選択します

キーボードレイアウトを選択します 日本で販売されているWindowsのパソコンは下記選択で大体OKです

インストールするパーティションを選択します
このパソコンはパーティションを切ってあるので「手動パーティショニング」を選択します

インストールするパーティションを編集します 通常は下記のような選択でOKです

ユーザー情報を入力します

インストールするオフィスアプリを選択します
自分は無難にLibreOfficeを選択します

最終確認です OKならば[インストール]をクリックします

上で[インストール]をクリックすると下記のようなウィンドウが開きます [今すぐインストール]をクリックします

インストール開始しました インストールは15分前後で終了しますが、パソコンスペックによっては時間は前後します
パックマンがキャワいいです

インストール終了しました パソコンをシャットダウンさせ、USBメモリを確実に抜いて終了です

Desktop
Manjaro Linux Xfce 20.0はパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です

パネル左側

① Xfce4 WhiskerMenu

パネル右側

② デスクトップを表示
クリックで全てのウィンドウを閉じて、デスクトップを表示します

③ ワークスペーススイッチャー
デフォルトで2個のワークスペースを切り替えるツールです

④ Bluetooth
Bluetoothの設定ツールです

⑤ Pamac
アプリ管理ツールのPamacです ここではアップデートマネージャーとして、アップデートの有無を表示します

⑥ Clipman
クリップボードへのコピーの履歴ツールです

⑦ ネットワーク
ネットワークの設定 接続可能なWi-FiのSSIDを表示・設定・接続ツールです

⑧ 電源管理

⑨ 音量調整
サウンドデバイスの音量調整です

⑩ 日時
パネル上は日時を表示 クリックでカレンダーが表示されます

⑪ セッションのオプション
パソコンをログアウト・シャットダウン等できるセッションのオプションです クリックで下記画面が表示されます

デスクトップ上の右クリックメニュー
Manjaroのデスクトップ上の右クリックメニューにはメニューランチャーが有ります
一番下にある「アプリケーション」をクリックで

ランチャーが開き、アプリの起動やログアウトが可能です

デスクトップの設定
デスクトップ上の右クリックメニューのデスクトップの設定より起動します
デスクトップの背景画像は相変わらずハイセンスでエモーショナルな画像が多いです

システムツール
設定マネージャー
各種設定ツールの設定マネージャーです

Manjaroセッティングマネージャー

Pamac
アプリ管理ツールのPamacです GUI操作にてアプリのインストールが出来るツールです

Thunar
ファイルマネージャーのThunarです

xfce4 Terminal
ターミナルエミュレーターのxfce4 Terminalです

Applications
Internet

ウェブブラウザはFirefoxです

Office
オフィスアプリはインストール時に指定したLibreOfficeがズラリと並んでいます

LibreOfficeはMS社のオフィスを使ってきた人なら直ぐに慣れると思います

Graphics
グラフィックスアプリは編集系でGIMPとLibreOffice Drawが有ります

画像ビューアは軽量なViewniorです

Multimedia
マルチメディアアプリは少なめ 編集ツールは必要に応じてインストールした方が良いですね

ミュージックプレイヤーのAudaciousとPulseAudio音量調節です

アクセサリ
割と多めですが他のメニューで重複しているものがチラホラ

日本語入力
アプリ管理ツールのPamacを起動 Fcitx と Fcitx-mozc をインストールします

Terminalを起動し下記コマンド入力します
$ mousepad ~/.xprofile
テキストエディタのmousepadが起動します 下記を記入し保存します
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export GTK2_IM_MODULE=fcitx
export GTK3_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=”@im=fcitx”
export DefaultIMModule=fcitx
そして一旦パソコンを再起動します
起動したらメニューよりFcitxを起動します
入力メソッドにmozcが選択されているか確認します

LibreOfficeのワープロを起動します 日本語入力できました
パネルにFcitxが追加されているので、設定等はパネルよりアクセスできます

Youtube
あとがき
Manjaro Linux Xfce 20.0は、Celeron搭載のECS LIVE STATION LS-4-64でそこそこ軽快に使うことができました
勿論同等のスペックで使えますが、出来ればワンランク上のパソコンを使いたいところです
Xfceはカスタマイズ性の高いデスクトップ環境なので、余裕を持ったスペックで格好良くカスタマイズしたいですね

今回インストールで使われた容量は7.8GBくらい 使うアプリにも寄りますが20GB以上は用意した方が良さそうですね
因みに去年末にVAIO TypePにインストールしたManjaro LXQtは、お陰さまで今も安定して使えています

コメント
Manjaro Linux Xfce 20.0ですが、デフォルトで下に配置されている
パネルを上に配置(移動)する方法が見つかりません。
ご存知でしたら、教えていただけないでしょうか。
こんにちは
Xfceのパネルの設定で、パネルで右クリック→パネル→パネル設定を起動
表示タブで「パネルをロックする」のチェックを外します
これでパネルは上下に移動できます 移動後はチェックを戻します
できました!やっとこれでカスタマイズが進みます。
ありがとうございました。