今日はEndeavourOS 2020.09.20を使ってみたいと思います
EndeavourOSはNetherlands(オランダ)発のArch Linuxベースのディストリビューションです シンプルで軽快に動作するデスクトップは様々なシーンでの活躍が期待できます バンドルされているアプリも少なめなので、色々な観点でミニマムなディストリビューションです
今日はCeleronN2830搭載の ECS LIVE STATION LS-4-64にインストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
EndeavourOS 2020.09.20

Release | 2020.09.20 |
Type | Linux |
Based on | Arch |
Package Management | Pacman |
Architecture | x86_64 |
Desktop | Budgie, Cinnamon, Deepin, GNOME, i3, KDE Plasma, LXQt, MATE, Xfce |
Download

ECS LIVE STATION LS-4-64

CPU | Intel Celeron N2830 (SoC) Processor |
RAM | DDR3L 4GB |
VIDEO | Intel® HD graphics |
STORAGE | SATADOM 64GB |
LAN機能1x GIGABIT LAN ポート WiFi IEEE 802.11b/g/n + Bluetooth4.0 ワイヤレス給電 (Qi)Qi V1.1.2 (5V1A=5W max) |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください




USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このままEnter キーを押します

起動しました

アプリケーションメニューよりインストーラーを起動させます
言語を選択します
IPから判定されたのかデフォルトは日本語になっていました

ロケーションを地図上をクリックして設定します
こちらもデフォルトでTokyoが設定されていました

キーボードレイアウトを設定します
こちらもデフォルトでJapaneseが設定されていました
日本で販売されているWindows系のパソコンは下記の選択でOKです
もし不具合が出ても後から変更もできます

インストールするパーティションを設定します
このパソコンにはWindows10が入っているので、「手動パーティショニング」を選択します

インストールするパーティションを編集します
クリックして下記のように編集します

ユーザー情報を入力します

最終確認です 確認後にインストールをクリックします

インストール開始しました インストールは15分前後で終了します
インストールに掛かる時間はパソコンのスペックで若干左右されます

終了しました
パソコンをシャットダウンさせ、USBメモリを確実に抜いてインストールは終了です

Desktop
起動しました 起動後の挙動は至って軽快 ★★★☆☆
このパソコンは地味にEndeavourOSと相性がいい気がします

パネルアイテム 左側

アプリケーションメニュー
アプリケーションメニューはXfceのアイコン表示に設定されています
若干フォントが残念な感じなので変更した方がいいですね

フォントを無難にIPAゴシック系に変更してみました
フォント一つでも見た目は全然変わってきますね

パネルアイテム 右側

ネットワーク
有線ネットワークの設定・Wi-Fiの接続可能なSSIDの表示・設定・接続ツールです

デスクトップ上での右クリックメニュー

デスクトップの設定
デスクトップの設置にはEndeavourOSのオリジナルの背景画像が数枚用意されています

System Tools
設定マネージャー
各種設定ツールの設定マネージャーです

Thunar
軽量高機能なファイルマネージャーのThunarです

Terminal
ターミナルエミュレーターのTerminalです

Applications
Firefox
ウェブブラウザのFIrefoxです
最近アップされたFirefoxは80.0.1の最新バージョンが入っていますね
このパソコンでは起動は遅いですが、メモリを4GB積んでいるので起動後はそこそこ軽快に動作します

ristretto
画像ビューアのristrettoです

Parole
メディアプレイヤーのParoleです

日本語入力
日本語入力関連をインストール設定します
Fcitxをインストール
Terminalを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo pacman -Sy
$ sudo pacman -S fcitx fcitx-mozc
.xproofileを作成
Mousepad(テキストエディッタ)を起動します
下記を記載し「.xprofile」でhomeフォルダに保存します
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
「.xprofile」は非表示ファイルです 保存後はファイルマネージャーの設定で、非表示ファイルを表示させないと表示されません
パソコンを再起動させます
Mousepad(テキストエディッタ)を起動して日本語入力のテストをします

あとがき
今回のインストールに用意した容量は12GBです インストールに使われた容量は5.28GBなので、普通にインストールする場合は最低でも15GB以上は用意した方がいいですね
自分的にはLS-4-64は濃く使わないので12GBくらいが丁度いいですね^^

EndeavourOSは比較的軽量なディストリビューションなので、Windows Vistaモデル以上のパソコンで動作できると思います 軽量ですが古いパソコンの再生には向かないかもしれませんね
まあ古いパソコンの定義は個人差があるので一概には言えませんが….
ちなみに自分の古いパソコンというのはWindows XPモデル以下ですかね
Windows XPには64bit版もありますが一般的ではなかったので、自分的にはWindows XP=32bit版ですね EndeavourOSには32bit版がないので必然的に64bit版が普及し始めたWindows Vistaモデル以上がインストールの対象になりますね
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