今日はRuntu LITE 20.04を使ってみたいと思います
RuntuはRussia(ロシア)発のUbuntuベースのディストリビューションです Ubuntu20.04のロングリリースモデルをWindows98チックに無駄なくカスタマイズ その軽量なデスクトップは一度使ったら虜になる媚薬的な魅力満載なディストリビューション Windows Vistaモデルの古いパソコンを再生させるには最高のOSかもしれません
今回リリースされたRuntu 20.04にはXfceデスクトップのデフォルト版と、軽量なLXDEデスクトップのLITE版の2つのエディションが用意されています 今日は軽量版のRuntu LITE 20.04を使ってみたいと思います
今日はPanasonic Let’s note CF-R6にインストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
Runtu LITE 20.04

Release | 2020.06.07 |
Type | Linux |
Based on | Ubuntu |
Package Management | dpkg |
Architecture | x86_64 |
Desktop | LXDE, Xfce |
Download

CF-R6AW1BJR

CPU | Intel(R) Core 2 Duo U7500 |
RAM | DDR2 SDRAM 1.5GB |
STORAGE | SATA 500GB |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください




起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます F2 キーを押して言語をEnglishを選択しEnter キーを押します

起動しました 起動後の挙動は想像以上に軽快 ★★★★☆
余計なツールが全く動いていないのでは、って思ってしまうくらい静まり返っている様なデスクトップです 正直驚きました

インストール
フォントをインストール
インストールする前にフォントをインストールします
下記の記事を参考にシステムにフォントをインストールします

システムにインストールする場合は/user/share/fontsフォルダにフォントを入れます
Runtu LITE 20.04をインストール
インストーラーは左側にあるアイコンをクリックで起動します
起動しました 使用する言語を選択します

フォントをインストールしないとインストーラーは日本語で文字化けします
キーボードレイアウトを設定します

日本で販売されているWindowsのパソコンは上記のでOKです
アップデートと他のソフトウェアのインストールは無いようです
続けるをクリックします

インストールの種類を設定します
このパソコンには他のOSも入っていて、それ以外のパーテイションにインストールするので「それ以外」を選択します

インストールの種類を設定します
インストールするパーティションを下記の様に編集します
OKをクリック以降にインストール開始します

ロケーションを地図上を選択して設定します

ユーザー情報を設定します

インストールは15分前後で終了します
インストールに掛かる時間は、パソコンのスペックで前後します

インストール終了しました
パソコンをシャットダウンさせ、USBメモリを確実に抜いて終了です

Desktop
Runtu LITE 20.04のデスクトップはパネルは下に設置
マウスは左ダブルクリック実行の設定です

パネルアイテム

アプリケーションメニュー
アプリケーションメニューはシンプルなLXDEのタイプです

ネットワーク
有線ネットワーク・Wi-Fiの接続可能なSSIDの表示・設定・接続ツールです

デスクトップ上での右クリックメニュー

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはオリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
Qt5 Configuration Tool
主に外観の設定ツールです

LXTerminal
ターミナルエミュレーターのLXTerminalです

PCManFM
軽量ファイルマネージャーのPCManFMです

Synapticパッケージマネージャー
アプリ管理ツールのSynapticパッケージマネージャーです
GUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです

Applications
Firefox
ウェブブラウザのFirefoxです 最新版がバンドルされています
このパソコンでは起動は遅いですが、起動後は使えなくない微妙な感じ
今時、Firefoxをメモリ1.5GBのパソコンで快適に使おうなんて間違っていますね
素直に軽量ブラウザを導入した方がいいです

GPicView
軽量画像ビューアのGPicViewです
このパソコンでも軽快に動作してくれます

DeaDBeeF
高音質ミュージックプレイヤーのDeaDBeeFです

あとがき
Runtu LITE 20.04は想像以上に軽量に動作してくれました
今日までCF-R6で多くのディストリビューションを使ってきましたが、Runtu LITE 20.04は一番軽量で使いやすいディストリビューションだと思います Runtuの存在は認知していましたが、今まで使わなかった事が悔やまれるくらい、CF-R6にとって最高のディストリビューションです

CF-R6はレッツノートシリーズのファンレス最終モデル 何故ファンレス最終モデルになったか話せば一晩かかる、それくらい話は深く複雑な問題です そしてそのCF-R6を快適に使おうと世界中に右往左往したユーザーは多く、CF-R6というパソコンは当時は最新のCPUを搭載しながら問題の多かったパソコンなのです
そんなCF-R6がここまで快適に動作する しかも今回使っている最中は熱暴走は一度も起こらなかった
Runtu LITE 20.04はCF-R6にとって(・∀・)イイ!!ディストリビューションです

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